超インフレ期のドイツ切手(その2)

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1923.10.1 郵便料金値上げ

1923.10.1 (月曜 Montag, Monday)

7.臨時加刷シリーズ 追加

 台切手の刷色と加刷の色を同系色の色にしただけではなく、鋸の歯のようにジグザグになった目打ちという異色の切手です。

40万Mark 400TausendMark(40万Mark)/15Pfennig
市内用葉書、印刷物
40万Mark 400TausendMark(40万Mark)/25Pfennig
40万Mark 400TausendMark(40万Mark)/30Pfennig
40万Mark 400TausendMark(40万Mark)/40Pfennig

・濃淡の違いが幅広くあります。
・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.10.1 (月曜 Montag, Monday)

8.臨時加刷シリーズ 追加

 一部を除いて、額面ごとに台切手の刷色を統一し、加刷して発行されています。
 なお、この臨時加刷シリーズは、10月1日の料金値上げを見越して、すでに9月末に発行されていたようですが、ここでは10月1日発行として扱います。

80万Mark 800TausendMark(80万Mark)/5Pfennig
市内用書状、市外用葉書、重量印刷物、他
80万Mark 800TausendMark(80万Mark)/10Pfennig
80万Mark 800TausendMark(80万Mark)/200Mark
80万Mark 800TausendMark(80万Mark)/300Mark
80万Mark 800TausendMark(80万Mark)/400Mark(緑)
80万Mark 800TausendMark(80万Mark)/400Mark(茶)
80万Mark 800TausendMark(80万Mark)/500Mark
80万Mark 800TausendMark(80万Mark)/1000Mark
200万Mark 2MillionenMark(200万Mark)/200Mark
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他
200万Mark 2MillionenMark(200万Mark)/300Mark

・2MillionenMark/200Markに、2種類の加刷のタイプがあります。さらに、色違い(300枚発行)、横すかしもあります。
・有効期限は、800TausendMark切手が1923年11月30日、他は1923年12月31日です。


1923.10.1 (月曜 Montag, Monday)

9.臨時加刷シリーズ 追加

 額面ごとに台切手の刷色を統一し、加刷して発行されています。

200万Mark 2MillionenMark(200万Mark)/5000Mark
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他
200万Mark 2MillionenMark(200万Mark)/5000Mark (ジグザグ目打ち)

・2MillionenMark/5000Mark(通常目打ち)に、2種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.9 (火曜 Dienstag, Tuesday)

10.臨時加刷シリーズ 追加

 額面ごとに台切手の刷色を統一し、加刷して発行されています。

200万Mark 2MillionenMark(200万Mark)/500Mark
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.9 (火曜 Dienstag, Tuesday)

11.ロゼット図案シリーズ

 統一図案のシリーズです。実際は、恐ろしい勢いで進むインフレで料金が改訂されるたびに版を作成するのが面倒なので、額面だけを替えられるようにバックを同じ図案にした、というのが正しいようです。このシリーズは印刷方式に平台と輪転版の2つがあって、額面によって発行日が異なる場合があります。ここでは最初に発行されたものをその切手の「発行日」として取り上げています。

500万Mark 5MillionenMark(500万Mark)
小包、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.10 郵便料金値上げ

1923.10.10 (水曜 Mittwoch, Wednesday)

12.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

50万Mark 500TausendMark(50万Mark)
加貼り用
100万Mark 1MillionMark(100万Mark)
市内用葉書、印刷物

・有効期限は、500TausendMarkは1923年11月30日、他は1923年12月31日です。


1923.10.13 (土曜 Sonnabend, Saturday)

13.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

200万Mark 2MillionenMark(200万Mark)
市内用書状、市外用葉書、重量印刷物、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.19 (金曜 Freitag, Friday)

14.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

1000万Mark 10MillionenMark(1000万Mark)
速達料、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.20 郵便料金値上げ

1923.10.20 (土曜 Sonnabend, Saturday)

15.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

400万Mark 4MillionenMark(400万Mark)
市内用書状、市外用葉書、重量印刷物、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.22 (月曜 Montag, Monday)

16.臨時加刷シリーズ 追加

 目打ち違いのものが遅れて発行されました。

200万Mark 2MillionenMark(200万Mark)/200Mark(ジグザグ目打ち)
市内用葉書、印刷物

・2種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.26 (金曜 Freitag, Friday)

17.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

1000万Mark 10MillionenMark(1000万Mark) (ジグザグ目打ち)
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他
5000万Mark 50MillionenMark(5000万Mark)
75kmまでの距離で7Kgを超えて8Kgまでの小包

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.28 (日曜 Sonntag, Sunday)

18.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

2000万Mark 20MillionenMark(2000万Mark)
速達料、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.10.30 (火曜 Dienstag, Tuesday)

19.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

3000万Mark 30MillionenMark(3000万Mark)
外信書状、他
1億Mark 100MillionenMark(1億Mark)
75kmを超え375kmまでの距離で7Kgを超え8Kgまでの小包

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.1 郵便料金値上げ

1923.11.1 (木曜 Donnerstag, Thursday)

20.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

2000万Mark 20MillionenMark(2000万Mark) (ジグザグ目打ち)
市内用葉書、印刷物
5000万Mark 50MillionenMark(5000万Mark) (ジグザグ目打ち)
書留料、配達証明料、外信書状加算料(特別低額料金適用の隣接国宛)、他
2億Mark 200MillionenMark(2億Mark)
外信書状、重量気送管書状、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.2 (金曜 Freitag, Friday)

21.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

5億Mark 500MillionenMark(5億Mark)
75kmまでの距離で3Kgまでの小包

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.4 (日曜 Sonntag, Sunday)

22.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

10億Mark 1MilliardeMark(10億Mark)
75kmまでの距離で9kgを越え10kgまでの小包

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.5 郵便料金値上げ

1923.11.5 (月曜 Montag, Monday)

23.ロゼット図案シリーズ 追加

 目打ち違いのものが遅れて発行されました。

2億Mark 200MillionenMark(2億Mark) (ジグザグ目打ち)
市内用葉書、印刷物

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.6 (火曜 Dienstag, Tuesday)

24.ロゼット図案シリーズ 追加

 目打ち違いのものが遅れて発行されました。

10億Mark 1MilliardeMark(10億Mark) (ジグザグ目打ち)
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.7 (水曜 Mittwoch, Wednesday)

25.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

20億Mark 2MilliardenMark(20億Mark)
速達料、外信書状加算料

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.7 (水曜 Mittwoch, Wednesday)

26.臨時加刷シリーズ 追加

 ミュンヘンなど一部の地域で発行されました。

10億Mark 1MilliardeMark(10億Mark)/100Mark
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他

・2種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.11 (日曜 Sonntag, Sunday)

27.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

50億Mark 5MilliardenMark(50億Mark)
書留外信書状、75kmまでの距離で7kgを越え8kgまでの小包

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.12 郵便料金値上げ

1923.11.12 (月曜 Montag, Monday)

28.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

50億Mark 5MilliardenMark(50億Mark) (ジグザグ目打ち)
市内用書状、市外用葉書、内容証明料、他
100億Mark 10MilliardenMark(100億Mark)
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.13 (火曜 Dienstag, Tuesday)

29.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

200億Mark 20MilliardenMark(200億Mark)
速達料、外信書状加算料

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.15 (木曜 Donnerstag, Thursday)

30.ロゼット図案シリーズ 追加

 目打ち違いのものが遅れて発行されました。

20億Mark 2MilliardenMark(20億Mark) (ジグザグ目打ち)
市内用葉書、印刷物

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.15 新通貨レンテンマルク発行(ただし、切手は当面旧通貨で発行)

1923.11.16 (金曜 Freitag, Friday)

31.臨時加刷シリーズ 追加

 需要の多い額面の切手の印刷が間に合わないため、臨時の加刷で発行されました。

50億Mark 5MilliardenMark(50億Mark)/4MillionenMark
市内用書状、市外用葉書、内容証明料、他
50億Mark 5MilliardenMark(50億Mark)/10MillionenMark
100億Mark 10MilliardenMark(100億Mark)/50MillionenMark
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他
100億Mark 10MilliardenMark(100億Mark)/100MillionenMark

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.17 (土曜 Sonnabend, Saturday)

32.臨時加刷シリーズ 追加

 需要の多い額面の切手の印刷が間に合わないため、臨時の加刷で発行されました。

50億Mark 5MilliardenMark(50億Mark)/2MillionenMark
市内用書状、市外用葉書、内容証明料、他
50億Mark 5MilliardenMark(50億Mark)/10MillionenMark (ジグザグ目打ち)
100億Mark 10MilliardenMark(100億Mark)/50MillionenMark (ジグザグ目打ち)
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.19 (月曜 Montag, Monday)

33.臨時加刷シリーズ 追加

 需要の多い額面の切手の印刷が間に合わないため、臨時の加刷で発行されました。

100億Mark 10MilliardenMark(100億Mark)/20MillionenMark
市外用書状、市内用重量書状、重量印刷物、書留料、配達証明料、重量商品見本、他
100億Mark 10MilliardenMark(100億Mark)/20MillionenMark (ジグザグ目打ち)

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.19 (月曜 Montag, Monday)

34.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

200億Mark 20MilliardenMark(200億Mark) (ジグザグ目打ち)
速達料、外信書状加算料

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.20 郵便料金値上げ

1923.11.22 (木曜 Donnerstag, Thursday)

35.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。

500億Mark 50MilliardenMark(500億Mark)
75kmまでの距離で3Kgまでの小包

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.24 (土曜 Sonnabend, Saturday)

36.ロゼット図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴う統一図案シリーズの追加発行です。これが超インフレの最後の切手となりました。なお、500億Markというとんでもない額面の切手ですが、インフレ終結後の価値では葉書料金の5Pfennigと同じでした。

500億Mark 50MilliardenMark(500億Mark) (ジグザグ目打ち)
75kmまでの距離で3Kgまでの小包

・有効期限は、1923年12月31日です。


1923.11.26 郵便料金値上げ

 11月26日(月)から料金が前日の4倍に値上がりしましたが、新切手は発行されず、既発行の切手を額面の4倍で売ることで代替えしました。これは翌月に新通貨の切手が発行されることが決まっていたためで、26日から月末の30日(金)まではこのような措置が執られました。


インフレの終息

 1923年11月15日(木)にレンテンマルクが発行され、12月1日(土)にはこの通貨による新切手が発行されました。新切手発行時の換算レートは1兆マルク=1レンテンマルクです。12月1日以降旧通貨の切手は、10MilliardenMark切手が1ペニヒ(Pfennig)に換算されて1923年の末まで使用されています。こうして見ますと、12月1日をもってインフレが終息したかのように見えますが、実際はインフレがまだ進行しており、最終的には1924年9月に終息しました。(レンテンマルクの奇跡) 1924年9月からはレンテンマルクからライヒスマルク(Reichs Mark、1Reichs Mark = 100Pfennig)に替わり、この通貨は第二次世界大戦後まで使用されました。

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