1945.6.15 (金曜 Freitag, Friday)
1.通常切手
最初、マイセンでは、総統図案の25種類の額面に手押しで加刷した切手がおよそ500セット発行されました。加刷の文字は、後の3番目のシリーズで紹介している図版の加刷と同じスペルで書体が違うものです。ところで、加刷の文字の「Deutschlands Verderber」とは、「ドイツを破滅に導いた者」を意味しています。
・有効期限は1945年6月23日です。
1945.6.
2.通常切手
前のシリーズに遅れて、総統図案の2種類の額面(5Pfennig、6Pfennig)に機械で加刷された切手が500枚(5シート)製造されました。これは試作で、加刷の色は黄色または橙色でした。試作とはいえ使用済が残されており、次の正規の加刷シリーズと一緒に発行されたと思われますが、詳細は不明です。この試作の色では文字がはっきりしないため、次の黒色加刷に切り替えられました。
・有効期限は1946年10月31日です。
1945.6.23 (土曜 Sonnabend, Saturday)
3.通常切手
前の試作を経て、総統図案の4種類の額面(5Pfennig、6Pfennig、8Pfennig、12Pfennig)に機械で黒色で加刷された切手が発行されました。
5Pfennig-12Pfennig |
・有効期限は1946年10月31日です。
1945.12.31 (月曜 Montag, Monday)
4.マイセン再建 付加金付き
マイセン再建のための復興資金確保を目的とした付加金付き切手が4種類発行されました。すべての額面に目打ち入りと無目打ちの2種類があります。目打ちのピッチの種類は2種類ありますが、5+15Pfennig切手は1種類のみです。
5+15Pfennig マイセンの紋章が描かれた煉瓦コテと煉瓦とブドウ | |
6+24Pfennig マイセンの陶磁器(左)と若い芽(中央)とブドウ(右) | |
8+32Pfennig クレーンでつり上げたH鋼とマイセンの町並み | |
12+48Pfennig 破壊された橋とマイセンの町並み |
・有効期限は1946年10月31日です。
1946.1.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)
5.マイセン再建 付加金付き 小型シート
前シリーズの4種類の切手を組み合わせた小型シートが6000シート発行されました。
・有効期限は1946年10月31日です。
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