<ノンさんの乳を吸うルナ>

 ノンさんはヒマラヤンなんだけど、その子供であるルナは立派に雑種猫です。こうしていると、なんだかノンさんのお腹のとこに黒いゴミがついてるみたいですよね……。
 予定外に生まれてしまったルナを前に家のものは、「こんな色じゃもらい手がつかないね、かわいくないし」などと言っておりました。
 確かに、子供の頃のルナは今よりもかわいくなかった。鳴かないし、目があんなだったし。でもハーフなだけに、しっぽや毛足が長いです。今ではそれが、チャーム・ポイントになっています。
 ルナにとって、しっぽは子供の頃の格好の遊び相手でした。しっぽを捕まえようと、よく一猫でぐるぐる回っていました。恐いことに捕まえられるのです……。そのくらい長いんですよ、しっぽは。


<ルナ>

 白黒写真……に、見えるだけで、ホントはカラーだったんだけど、スキャナーで取り込んだあとに白黒にしちゃったの。 別に意味はないですが。
 ルナは、朝たまに出かける室生のあとを尾行してくるのですが、その時の模様。途中で室生よりも、その道路の先の出来事に心を奪われたらしく、その日はそのあたりまでしか追ってきませんでした。やれやれ。 室生の家の周りは、大きな通りもなく、猫に限らず動物が住むには比較的安全なところではあります。動物の交通事故は、あんまり哀れですからねぇ。 この間も室生は、車に何度も何度も踏みつぶされていく猫の死体をバスから見て、いたたまれなくなりました。 あれがルナだったら ── なんて想像した日には涙だってちょちょぎれます。


<ハト>

 いつもなら、もっと違う鳥が群れているはずの畑なんですが、室生がカメラを持っているときに限って、こんなのしかいない……。
 御存知、ハトさん。ドバトでしょうね、これは。こいつらは、休みの日には、室生の家のベランダをカシャカシャ歩いています。で、たまにコケてる音も聞こえる。
 ハトといえば、室生はハトを眺めていると、無性にクビが疲れます。一歩ごとにクビを前後させて、ハトってば疲れないのか!? とみんなも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?


Feb.1998 copyright (c); 1998-2001 by s.murou all rights reserved.