久々にぐっとくる話を読みました。いずれここで紹介するかも知れないですが、菅野浩江氏の「永遠の森」系の(とはいうものの書かれたのは「鍋が笑う」の方が古いのですが)物語です。
この本は、朝日ソノラマの、文庫に差し込まれている新刊案内で見て、読んでみたい! と思ったものです。とある家電メーカーの社員が鍋が笑う、というクレームがきたからその鍋を回収しに行く、という話だと紹介されていました。
しかし室生がその本を知った時、刊行されてから数年がたっており、しかもハードカバー。はっきりいって朝日ソノラマでハードカバー本を出しているとは・・・!(ごめん、朝日ソノラマ! 文庫はよく買うけどはぁどかばーがあるなんて気づかなかったっす(>_<))手に入れるのは難しかろうと思っていたら、偶然、別の違う本を買うために行った本屋で目があったのでした。即レジへ!
本書は表題作を含む3編が収録された短編集。どの物語も、ほのぼのとして心が温かくなるSFです。
「鍋が笑う」で衝撃を受けたのは、鍋だから、調理器として使われているに違いないと思ったのに違った! というところです。しゃべるくらいなら、これまで読んだ物語の数々の重みが(爆笑)、当然それくらいは・・・とか思っていたのですが(^^)
自分はなにをして生きていくか、本当にしたいことをしているか考えなきゃな・・・と思わされた一編でした。
copyright (c); 1998-2001 by s.murou all rights reserved.