室生の尊敬する漫画家です。そのストーリーテクニックには脱帽。ホントにこんな話が自分でも書けたら、といつも思います。
なかなか寡作な方で、(数)年に一回雑誌に前後編が載る程度なんですよね・・・。ファンとしては、じらされっぱなしです。
さて、本書は、実も蓋もないいい方をすると和風SFです。邪気を閉め出した「聖域」のヒモロギ府に怪が出没。カズラギのギルドから鬼追いの役、朱楽が派遣されたが・・・つーでだし。こんな風に書くとまるでファンタジーですが、そこが和風SF。ちゃんと近未来です。
表題作他、続編がひとつ載っていて、そっちのラストには、ヒモロギ府は宇宙へ移民しちゃうって話も出てくるし。
さりげない会話やナレーションで奥の深い(ややもすればややこしい)設定(背景)をさらりと説明して、物語世界の世界観を納得させてしまう技術がすごいのです。
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