なんとなく、気に入っている作品です。結構センシティブな作品だなーと思うので、なんとあらすじを書いていいのやらわかりません(苦笑)。この巻で完結です。
・・・いえ、そんなに滅茶苦茶なお話ではないんですけどね。
トビラの言葉を引用すれば、「ピアノバーを開きながら、娘のアザミと二人だけでくらすトカゲ。妻のシイラは、アザミが生まれた年のクリスマスに、トカゲの双子の兄であるバギーに刺されて死んでしまった。そんな過去を抱えながらも、友人であるミワらに見守られて、トカゲたち親娘は毎日を平穏に送っていた・・・。」
と、いうところへ、兄登場。波乱です。これまでの過去のしがらみを解きほぐし怒濤のハッピーエンドに向かってまっしぐらです。
こうして、文にしてしまうと、作品の蠱惑的な魅力は伝わらないなぁ。蠱惑的っていうのもちょっと違うかも知れないけど。詩情とか、けだるい夏の午後の雰囲気とか、さみしんぼうな気持ちが癒されるようなとか、そんな本です。
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