七都市物語
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田中芳樹著、早川書房

 久々に本棚から引っぱり出して読んだ本。田中さんの作品の中で、一番好きな話です。OVAにもなりました。
 もともと室生は、田中さんの書く文が苦手なのですが、この本はおもしろかった。一冊で終わる本で、しかも、連作だったからかも知れないけど。
 地球の地軸90度転倒し、南北両端が赤道地帯に移動してしまう「大転倒」により、人類はほとんど全滅。それでも月に逃げていた人たちがいて、その人たちは災厄のあと、地上に七つの都市を建設しました。そして地上の新たな歴史が始まるわけです。一方、月にいる人たちは、地上の人たちが月を攻撃するのを恐れるあまり、地上500メートル以上を飛ぶ飛行体をすべて攻撃するシステム、「オリンポス・システム」を設置しちゃう。けれども皮肉にも、月の人たちは、疫病で滅んでしまうのでした。オリンポスシステムが稼働中のまま・・・。という舞台設定。
 室生の一番のお気に入りは、ユーリー・クルガン! とてもいい性格してます。そばにいて、いつも見守っていたいタイプだなっ。かわいいよね。奥さんとどういう顔して結婚したのかとか、どのくらい美人の奥さんなのかとか、もう考え出したら、とまんないです。