伝説の船
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ジョディ・リン・ナイ著、嶋田洋一訳、東京創元社

 <歌う船>シリーズ日本訳最新作です。キャリエルとケフのコンビの2作目。今回のは、アン・マキャフリーとの合作ではなくて、ジョディ・リン・ナイの単独本です。
 前作で見つけた知的種族「玉蛙」の故郷に行きます。しつこくキャリエルを悩ますマクスウェル=コリーとの決着もつくよ。出たばかりなので詳しい内容はいいませんが、今回も期待を裏切らないよー。
 本シリーズを知らない人のためにちょっと解説。生まれつきの身体障害から、殻の中で生きることを余儀なくされた殻人(シェル・パーソン)は、知覚を宇宙船や宇宙ステーションなどに接続し、その頭脳(ブレイン)となります。 そしてその頭脳と組むのは筋肉(ブローン)と名付けられた非殻人(ソフト・パーソン)。このコンビが宇宙を駆けめぐり、様々な問題に取り組む ── という内容です。どの作品も、パートナーシップに重点を置いて書かれています。
 現在<歌う船>シリーズとして6作出ています。
 本書は頭脳船であるキャリエルとそのブーロン、ケフの冒険です。作中に出てくるゲーム「神話と伝説」は、RPGゲームを彷彿とさせます。この二人はゲームオタクなんですよ。
 次回日本訳は、「戦う都市」の続編らしいよ。シメオンファンの人はお見のがしなく!