<ご挨拶>

最近、再会に恵まれてる。

2009年は劇団SKグループを休止した。企画運営団体ハムプロジェクトとして再スタートした。色々やったようにも思う。

全国をワゴンで22都市どさ回り公演をしたり、東京と札幌で新しい演劇カンパニーを旗揚げてみたり、テレビドラマの台本を書いたり、ラジオドラマの台本を書いたり、一見いろんな事をやってみた。

でも俺ん中では全部一緒のことだ。

このバカげた芝居やら台本やらが、誰かに必要とされるまで、やるんだろう。日本演出者協会・若手演出家コンクールで2位を取ったが、社会に芸術に必要とされているなんてこれっぽっちも思わない。自分の芝居がゲージツの片隅にでも置かれるんだとすれば、まだ気も紛れる。たぶんその程度の事なんだと思う。

劇団のことを説明するのは骨が折れる。だから極力避けてきたんだが。この前11年ぶりに再会した大学の同期に怒られたから、少しくらいは説明しようかと思って文を転がしてみる。

道は無い。やるだけやって、道を見つけて死ぬ。死ぬまでに時間は限られてるから、急いでる。他人を巻き込み、そいつの人生ごと変えてる。これは罪なのだと思う。葛藤してたら時間が無作為に過ぎる。なるべく考えないようにしなくちゃいけない。俺という人間のせいで少し人生が狂った奴らには、心から幸せになって欲しいと思う。せめてもの償いとして、道を見つけるか作るかをしたと、公言しなくてはいけない。少なくとも「道は無かった」と言って許されることは決してない。さらには、許されるかどうかはまた別の話だ。そして相変わらず、関わる人間の人生を狂わせ続けるんだと思う。俺もなんだかオカシな動物になってきた。

たぶん、そもそも道なんてない。あるような気がするのは、世界中どこでも一緒だ。もちろん、ないような気がするのも世界中どこでも一緒だ。立ち止まって何もせずに生きているなんてのは、死んでしまうのとおんなじだから、やっぱりこのまま右往左往、物語をでっち上げて人が幸いを見つけそうなウソをついて、急いで急いで作っていくと思う。最後の形がどうなっているのか、今はちっとも検討がつかない。のたれ死ぬかなぁ。たぶん、もう少しだと思う。もう少しで見えてくるんだと思う。

最近、再会に恵まれてる。

ま、この世に偶然なんてないとして。

俺はもうオカシな動物で、

どおってこと無いかとおもいきや、

なんだかひどく嬉しいのだ。

これは一体どういう意味なのか、

その事ばっかり考えてる。

はい。


最後に、ノロノロとした思考のなかで、ぼんやり見えてきた事を。

・劇団SKグループは、札幌だけで再始動する未来はない。少なくとももっと拓けた演劇の土壌がある場所も視野に入る。
・よって再始動は俺の予定よりも遅くなりそうだ。
・良い台本を書こうと思う。

あけましておめでとうございます。
今後もハムプロジェクト内
SKグループ/SKダッシュ/skc/東京の人/札幌の人、
ともども、どうかご贔屓を。
今年もよろしくお願いいたします。


劇団SKグループ団長/すがの公



企画制作・ハムプロジェクト