酒造り体験
今回の酒造り体験の内容
最初の作業はこうじむろでの引き込み作業で、かなり温度が高い部屋なので上はTシャツ一枚になり手ぬぐい鉢巻のスタイルになりました。入り口で帽子とエプロンを貸していただき手を洗ってさらに消毒しました。布を敷いた台の上に天井からのホースより蒸米(麹菌付き)が落ちてきます。それを手早く広げるのですが、かたまり状態のものをほどくのはかなりの重労働です。私はすぐに汗をかいてしまいました。
次は蔵の中での仕込み作業です。中はひんやりとした空気で気持ちがいいです。タンクに蒸米が風圧でホースから入ってきます。それをかいという棒でかき混ぜるのです。単純作業ですので皆で交代しながらかき混ぜました。他のタンクの熟成の具合や香りを確かめたり、吟醸用の特別のこうじむろの見学をしたり楽しい時間でした。
昼食時にひっつみ汁を頂きましたが、大変うまかった。小麦粉を練ったものを指でひっつまんで作るのでそういう名前がついたそうです。はっとと言ったりもします。今日は特別にに泡を混ぜて作ったものだそうです。私はお代わりしてしまいました。(^.^)
午後はまずこうじむろでの出麹の作業です。出来上った麹を放冷のために広げるのです。引き込みのときよりパラパラした感じで楽に広がりました。麹の移動には風呂敷ぐらいの大きさの布で包みます。一包み10kgぐらいの重さではないかと思います。かなり汗をかきました。
次に手作業による洗米の体験です。冷水でざるの中の米を1分間研ぎます。ビニル手袋をはめて作業しましたが、素手ではしびれてしまうと思います。時間を計る人、米を研ぐ人二人、流水で仕上げ洗いする人、水を切る人のコンビネーションで効率よく作業を進めます。
最後に比重を計り、日本酒度の関係の説明をうけました。比重の軽いものほど日本酒度が高いということです。(アルコール分が多く辛口)
感想
昔ながらの方法による酒造りとは何と労力が必要なのだろう。コンピュータの力を借りてオートメーション化の技術も完成されている酒造メーカーもあるそうですが。その中にあって敢えて手作業の割合を多く重視して造る浦霞さんの姿勢には頭が下がります。杜氏さんの意地もあるのでしょうか。麹菌と酵母菌という微生物をうまく利用して米を酒に変化させるには人間のやさしい手が必要なんだなと感じました。現代では電力を使って温度を一定に保つことが出来るのですが、昔は建物に工夫をこらしてそれにうまく対応したそうです。しかし管理の難しさが想像できます。停電になったら大変だろうなと思います。これからお酒を飲む時は造る人達の姿を思い浮かべて飲めるようになります。貴重な体験させて頂いてどうもありがとうございました。