[Vol.22: 3DFPSと酔いの関係]        目次


 これは昔から結構話題になる点なので取り上げてみました。

 本人が酔う・酔わないといった点は勿論ですが、それに関連した内容であれば何でも結構です。
 
*このFPSでは酔う、酔い易い
*私はこうやって酔いを克服した
*酔い易い・酔いにくい画面設定
*体調や酒・タバコと酔いの関連性

 等


青龍

私の場合は94年頃からFPSをやってますが、当初から酔いというのは体験していないですね。酒も外での付き合い以外では飲まないので、自宅で飲んでプレイしたことが無いから影響は何とも言えません(でも酔いそうな気はする)。
 ただ酔いの感覚は分かります。昔の人には有名なゲームと思いますが、"Descent"という上下左右360度回転のゲームでは酔いました。上下系が加わると駄目なのかも。


 よく言われる話としては、
 
*View Bob(移動時の画面や武器の揺れ)を設定で無くすと酔わない
*fps(フレームレート)の変動が激しいと酔う(すなわち設定を軽くして安定させると良い)
*FOV(視野角)が変なゲームは酔い易い
*マウス感度を遅くした方が酔わない(振り向き速度を遅くする)
*画面が大きいほど酔う(19インチCRT等)

 みたいなのが有りますが、どれも「むしろ逆では?」という意見もあって難しい所。


Fantom

友達に3Dの画面を見ただけで酔う人が居るんですが、私には”なんで!?”としか言いようがありませんw
長年FPSやってて酔ったことなんか無いですね。
酒に関しては飲めないので(年齢が・・・)わかりません。


ビーン

私も、同様に飲酒はできないんですが、FPSに酔うこともそんなにありません。
友人はFPSやって酔ったんですが、やってたのがDOOM。これには私も参りました。擬似3Dには勝てませんでした。


Sabu

車、バス、飛行機、新幹線などなど、どんな乗り物でもあきらかに人より酔いやすい私ですが、なぜか3Dゲームで酔ったことは一度もありませんし、そうなる感覚さえも察しがつきません。

となると、乗り物酔いと3DFPSとは全く異なる類の「酔い」なんでしょうか??
逆に、乗り物には一切酔わないがゲームには酔う、という人もいるのか気になります。

自分で車を運転する時は絶対酔わないので、ゲームも自分で動かしてプレイしてるときは酔わず、他人が3DFPSやってるのをじっと見てると、ちょうど人が運転している車に乗っている時と同じ感覚で酔いやすいのかもしれないですね。


Z.O.E

僕も幸運にもゲームで酔った事は一度もないです。大学生なのに酒の洗礼を受けてないせいか、めっぽう弱くて頭がガンガン来ますね。
酒気を帯びてプレーした事もありますが、気持ち悪くなったりはしません。それでも飛行機では酔った経験ありますが。

聞くところによると、QuakeやHLなど移動が滑る感覚のものはOKで、Unreal12k3みたいに歩くとゆれるヤツはNGという人がいます。
僕はディセントやフォーセーケンみたいなXYZ軸に回転運動モノにも酔いはしませんが、頭の中のレベル構造がこんがらがってイライラはします(AvPとかも)。

画像設定は、よくわかりませんが、「自然体」に近い最高画質・高解像度がいいじゃないのでしょうか?
あとは廃人根性で克服するしかないでしょう。


MIG-29

自分はまずFPSで酔った事は『全くといっていい程』無かったです。(94年に「DOOM」をプレイして以来、今日までずっと………)

 こんな風なので、「FPSで酔う」と言う話を聞いても「なんで???」としか思わなかったり……
(しかし、大概の日本人のゲーム関係者が「2D原理主義」と言いたくなるほどの状況なのも…)

 あと、解像度は「800×600」でやってますが、むしろ「グラフィックとスピードの両立」と言う感じで………


Tyokuta

ちなみに私の場合乗り物酔いと3D酔いはプロセスこそ違いますが、三半規管と視覚の差異による自律神経の失調という意味では同じと考えています。

3D酔いは「眼から入る視覚情報から脳が判断する身体状況と、 三半規管が感じる体の身体状況、この二つの情報に差異が発生しているため」
起こると私は考えています。

ちなみに乗り物酔いは
「三半規管内の耳石の補正能力を超えて過度に頭が揺れたため、三半規管と視覚からの身体情報に差異が発生しているため」
に発生するといわれています。

結局自律神経の細さという先天的な要素が大きい酔いの発生ですが、3D酔いに関しては以下の方法で防げることを私は経験しています。

・画面を覗き込まずに視点を引き、モニターの枠を視界に入れてゲーム画面を見る
・椅子に座るときは肩と首の力を抜き、筋がこわばらないようにする
・酔いそうだと思ったら画面から視点を外し、収まるのを待って再挑戦

これを繰り返せば3D酔いはある程度抑えられます。また、次第に自律神経が強化され酔いにくくなる体にもなるでしょう。事実私は他人のプレイを見ているだけでも酔うような人を、そこそこ遊べる体に矯正しました。

ぜひお試しあれ。


Bobby

これは3Dゲームの操作を思い通りできるかどうかでの問題じゃないですかね。Tyukutaさんとかぶるかもしれないけど、私の言い方だと以下のような感じ(頭良さげに説明するの苦手です)

これは一体感というかなんというか・・・。
FPSゲームなどでは、慣れている人ほど自分の思い通りに前後左右に動いたり、視点を動かしたりできるので、ゲーム内の世界と一体感があって"現実に動いてる感覚"でプレイできているから酔わないんじゃないかな?

に比べて3Dゲームに慣れていないというか、操作が思い通りにできない人は"自分が実行したいと思っている動き"と"3Dゲーム内での実際の動き"にズレが生じて、それが連続的に続くと酔ってしまうということになるんじゃないですかね。

友人ではじめてのPCゲームがFPSだった人が2、3人いるんですが、マウスとキーボードで操作するって感覚になれていなかったせいか、すぐに酔ってしまっていたようです。操作に慣れてきたごろから酔って気持ち悪くてゲームを続行できないとか聞いたことがないので、このへんの関連性はあるんじゃないかな。

私の場合は、過去にKingpinで何度か3D酔いを経験しました。普段プレイしていても酔わないんですが、寝不足だったり体調が悪いと酔うみたいです。

ちなみにお酒の飲みながらゲームをしても3D酔いすることはないんですが、普通に酒で酔ってしまうのでゲームのスコアが落ちます(汗


cocos

私はQ3Aから始まって、FPSでは酔った事はありませんでした。
もちろん、コンシューマー機のフライトシューティングとかでも酔った事はありません。

が、ただ一度、メダルオブオナーアライドアサルトでは、思いっきり酔いました。
夕食後、いつものようにSingleをPLAYしていたんですが、クリア条件を探す為にあちらこちらをウロウロしたりするうちに、かる〜い“めまい”からから始まり、急に嘔吐感が、、、、。
その日から数日はPLAY出来ず、数日後(週末)に満腹感じゃない時にPLAY再開しました。
それ以降はもう酔う事は無かったのですが、何が原因だったんでしょうかねぇ。
思うに、探し物をするうちに、しゃがんだりジャンプしたり走ったりクルクルと周囲を見たりしていたので、それが原因でしょうか?
普段はほとんどSinglePlayはしないので、慣れない探し物行為が関係が?(^^;

因みに、私は酒は呑みますが、タバコは吸いません。


こんた

ぼくもcocos さんと同じように普通に進めてるうちは酔わないのですが迷ってあちこちウロウロしてるうちに酔ってきてしまいます
しかも一旦完全に酔ってしまうとその日一日酔った感覚が残ってしまいます
寝て起きるまでは直らないのです
ですから今は酔ってきたなと思ったら直ぐにプレイを止めて 収まってから再開するとゆうプレイスタイルでやっています

やはり体質と慣れの問題とゆうことになるんでしょうね
ちなみにぼくは車では酔いません フェリーに乗って大波でかなり揺れた時には酔いました
酒は飲みません(普段は) タバコは吸います


RG

みなさん、はじめまして。
私もFPS酔いについては、以前から疑問に思っておりましたので書き込ませていただきます。

私の場合、体調にあまり関係なく、ほとんどのFPSは大丈夫なのですが、DOOMシリーズ、QUAKEシリーズ、ハーフライフだけは、すぐに酔ってしまい、プレイを続けることが出来ません(特にシングル)。
同じエンジンを使った他のFPSなどは、まったく問題がないので長年の疑問なんですが。そこで思うに、「色使い」とかも微妙に関係するのではないかと・・・
私の場合、赤系の激しい色使いをしているゲームに弱いのかもしれません。QUAKEの溶岩ドロドロの場面とかで、特に気分が悪くなるような気がします。

違う例になりますが、私の或る知り合いなどは、ネットプレイの際、「チーム戦はOKだけど、COOPは酔う」とか・・・いろいろな個人差がありそうです。

ハーフライフなどは名作の誉れが高いので、2が出る前に是非プレイしておきたいと、何度もチャレンジしたのですが、なんどやってもすぐに酔ってしまい、挫折しました(汗。


TOFU

私の場合はSerious SamとUnrealなら大丈夫です。反面、Quakeシリーズは一発で酔います。
後はQuakeにあった画面が点滅している所とかに行くと酔います。
寝不足やタバコの臭いでも結構酔います。

やはり、SSamは野外MAPが多くて健康そうだから酔わないのかな?
Unrealも野外が気持ちいい、光源も上手く使っていて色鮮やかだからですかね。
自分の酔わないFPSの基準は広々としている、明るい、です。
とりあえず野外MAPという事で。


イーグル

> *私はこうやって酔いを克服した

私の場合は克服というより、完全に「慣れ」ですね。
家にパソコンが無かった頃、毎日のように友人と「ゴールデンアイ007」をやっていたので今では全く酔いませんね。
やり始め(ゴールデンアイ007)の頃は流石に酔いましたが。
当時は本当にヒドイもんでした(笑

ちなみにコレのことです。

http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_ngej/


ゆーち

僕は、ガキの頃から乗り物酔いには無縁でしたが
ジャイアンツ シチズンカブト」で初めて酔いましたね。
初めは手に冷や汗かいて、しばらくしたらもうムカムカしてしまいました。
デモ版だったので買うのは控えました。体調とか
影響するんですかね?


Tomo

FPSはDOOM・Duke以来、Descentやフライトシムも全然ヘーキです。
乗り物酔いもしません。タバコをやめて1年ほど経ちますが、吸っていた頃も別段…
ただ酒は全然ダメで、ビール2〜3杯でアウトです:D

うちは21インチCRTですが、17インチから乗り換えたときにも違和感はなかったです。
ただ、メインで使っている20インチ液晶(25ms)でプレイするとヤバいかも…


青龍

ゲームによる違いというのが出ていますが、大雑把に分けてみると以下の様になると思います。


*初期(1993-1996)
 擬似3Dで全てのObjectが3Dで出来ている訳ではない時代。既にこの頃から「Doom酔い」といった言葉は有った。あまり激しく上下方向への視点移動は無く、自キャラの動きもゲーム的。風景グラフィックは壁が単色塗りだったりと、リアルというレベルではまだ無かった。

*中期(1996-1998)
 Quakeを初めとして完全な3D世界のFPSに切り替わる。この時代のゲームは自キャラが水平に滑るように動く感じの物が多く、武器を揺らして動きを表現する程度。3Dカードを使えばグラフィックは格段に進歩を遂げた。

*現在(1999-)
 一歩一歩走る度に、その揺れを画面の描画にも反映させる物が多くなった。滑る感じではなく上下動が加わった。視点移動も上下方向が当たり前に。グラフィックも現実風にリアリティの有る物に進化している。


 近年は昔ほど3D酔いという言葉は聞かなくなった気がします。そうなるともちろん個人差はあると思いますが、「モニタの中の世界が現実に近付いた方が、擬似的にしか見えないレベルの3D世界に比べると酔わない」という事になってきます。「現実世界との違和感が感覚を狂わせて酔いの原因になる」とも言い換えられます。この点は「3DFPSの操作に慣れない人がプレイすると、自分の思っている動きと画面上の動きが合致せず、それが酔いの原因となる」という意見とも共通性が有ると言えるでしょう。

 いや自分は逆だとか言う方も更に意見をお待ちしております。


RORO[UCJ]

Tyokutaさんの意見に少し近い考えなのですが、私的見解を言わせて貰えば、乗り物酔いは近くを凝視してる時間が長いと成り易く、遠方を見てると成り難い事からもある程度説明出来ると考えますが、3D酔いの場合は目からの情報の方が最大の要因だと私は考えます。
簡単に説明すると現実世界では脳は、目からは目視した対象物までの距離や大きさ、三半規管からは平衡感覚(対象物と自己との相対角度)等の情報から自己を中心として物や空間を相対的に認識しています。
脳は学習した情報を記憶する訳ですが、必ずしも正確な情報を記憶している訳では有りません。
脳が自己を絶対位置に置いて、相対的に記憶された空間もしかりです。
ですから、脳は記憶を持ち出すと「錯覚」を起こします。

パターンAとして、TOFUさんや 「あちらこちらをウロウロしたりするうちに」と同じ様な事を書いてらっしゃる方々の場合は、3D仮想空間での比較的速い移動速度や比較的に狭い空間から来る自己の絶対位置が判断出来ない為、酔ってしまうTypeの方だと考えます。
このTypeの方は、仮想空間が比較的広い室外等のフィールドや目視出来る対象物との相対速度が比較的緩やかなシーン等では全然平気な乗り物酔いに近いTypeだと思います。

パターンBとして、ビーンさんの擬似3Dが駄目な方や、何人かのお友達の方々の様に、自分が認識(脳の記憶)している空間と、画面に表示されている3D仮想空間に「違和感」を感じてしまうTypeの方です。
このTypeの方は、脳が学習してきた空間を認識する情報と画面内の擬似空間からの情報が一致しない上に、仮想空間の絶対位置は画面表面に為りますので、其れを画面から離れた場所から見ている事に為りますから、さらにパースや目標物までの絶対位置にずれが生じるので、脳が混乱して違和感や気持ち悪さを覚えるのではと考えます。
だまし絵や、マジックハウス(極端なパースで構成された立体物)に入ったりすると、面白いと感じるより妙な気分がする方いませんか? Yesの方は多分、このTypeかと....LOL

後、色彩や明暗も脳に錯覚を起こさせる要因ですので、人によって要因は単一で有ったり、重複していたりすると思います。

Tyokutaさんの解説だけですと、Game中は車に乗ってる訳でもないので過度に頭が揺れることも有りませんので、センサーとしての三半規管のみでは3D酔いを説明するには弱いかと思いますが、人間は「慣れ」の生き物なので、個人差は有りますがある程度克服出来ると私も思います。

え!わ、わたしは酔いませんが......
AvsPでエイリアンと化して白黒視界の中、1時間位暴れまわらなければLOL


くさもちガロリン(#104)

自分の場合はidのゲームでは酔います。
UNREAL系はまったく平気ですが、Q3エンジンのゲームは駄目です。
色彩による画面作りの違いだと思います。
UNREALやSAMは、青や緑を使ってアウトドアの自然を描画していたのに対し、id系のゲームは暗めの人工的空間での戦いがメインで
特にQUAKE2では、惑星ストロゴスの赤い空に象徴される赤色を多用した色彩で、結構辛かった憶えがあります。

それとマウスセンシティブによっては、脳内で想定した視点移動との差が生じて、その違和感から酔うのもありますね。


HTTR

> 脳内で想定した視点移動との差が生じて、
> その違和感から酔うのもありますね。

これ、ありますね。想定の視点移動と画面が一致しているのがポイントと思います。

UTなど、かなりマウス感度を上げてますが、通常は酔いませんね。
乱戦の中での瞬間的射撃動作、回避動作、周囲見回しの振り向き動作など、調子が乗っているときは、「画面を見ている意識」は無くて、自分がそこに居て動いている感覚ですものね。

一方、突然FPSが落ちたときなどに、不快感(チカチカ、頭痛)等を感じることがあります。脳内の想定より、画面が遅い場合ですね。

逆に、長時間やりすぎたときとか、体調が悪いとき、久しぶりにやったときなど、頭脳の反応のほうが鈍くなったときもそうなります。

脳内の想定移動量と、実際の画面がずれことが、3D酔いの原因の一つと思っています。


最悪2等兵

3Dゲームではフレームレートが低いほうが酔いやすいと思う。
あと、クリアーできずに迷っていたりして、ゲーム自体に嫌気が挿した
ときには酔いやすいような気がする。
今はあまり酔うことはない。なれもあるのかもしれない。


SDK

はじめてやったFPSはHexen2でしたが、あまり動きが激しくないし、画面が不鮮明なのでまったく酔いませんでした

PCを買い換えてVoodooBansheeに替えてからQuake2をやりましたが、これは少々酔いましたが、慣れてしまったのかそれから酔わなくなりました

しかし、Sinで気持ち悪くなるまで酔ってしまった・・・
彩色に原因があるような気がします


Satuki

FPSで酔ったことはありませんね・・・
友人の中には64版007で酔うやつはいましたけど。
そういや、FPSじゃないと思うんですがGTA ViceCityのミッションの中で画面が歪んだり波打ったりするとこを車で運転するのがあったんですが
その時に目が回るような感覚はありました。これは酔いになるんですかね。

ちなみに車酔いは今は直りましたが、幼少の時は15分程度で酔うくらいで、乗り物全般が駄目でした。
乗り物酔いを克服した後にFPS始めてるんで、乗り物酔いとFPSの酔いが関係してるかは分かりませんけど。


 まとめ

 酔うゲームに関してはQueke系統が目立って多いです。ただこれらは大量に売れているのでそれだけ多いとも言えますが。原因としては以下の様な要素が挙がってます。

*赤っぽい色彩が多い
*チカチカとする部分が目立つ

 これも含めてですが、揺れる揺れないの移動感よりも、ゲームの色使いが酔いに影響すると考える方の方が多いですね。


 様々な意見が有って結論めいた物を出すのは難しいですが、画面上の動きと脳内で想定した動きが一致しない事が酔いの原因となるという意見が出ており、これはかなり信憑性のある物ではないかと思えます。



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