[Vol.8:The Best Openings]       目次


今回はゲームのオープニング(ムービー)について。自分が素晴らしいと感じたオープニングのゲームを教えて下さい。もし有れば悪い方でも構いません。オープニングはゲームの世界へ入り込む為の導入口として重要ですし、質の高い物を見せられるとプレイする気も高まろうというもの(もちろんオープニングは無用という人もいるでしょうけど)。

 一応基準としては以下の様にします。
 
*別撮りのCGムービーでもゲーム内のエンジンのムービーでもOK
*実際にゲームが開始されるまでをオープニングとする。
 プレイの最初が面白いゲームではないという意味。例えばMOHAAのM1は非常に優れたオープニングだが、あれはもうゲーム(ミッション)内という判断とする。
*必ずしもムービーである必要は無い(Tutorialの様になっているとか)
*ゲームのジャンルは特に問わない
*ゲームが面白い必要は無い(;^_^A

 エンディングも同時にやろうと考えたのですが、こちらはネタバレがあって書きにくいと思われるので止めました。


青龍

 ちょっとゲームの数が多いので、ある程度近年のアクション物に限って選んでみました。

 去年印象的だったのは「Operation Flashpoint:Resistance」の導入部でしょうか。ゲーム内エンジンにて30分程度有るオープニングで、区切りポイントで多少の干渉は出来るものの基本的にはイントロの一部です。主人公の置かれた窮地を実感させる良く出来た物だと思います。「Serious Sam:SE」のオープニングも馬鹿馬鹿しくて好きです。ゲームのセンスと合っている感じで。「Mafia」もグラフィックエンジンのデモみたいな感もありますが
メインテーマと相まって映画みたいでお気に入り。

 「Battllefield:1942」もなかなか良いです。一方で「Return to Castle Wolfenstein」は外している印象(-.-) 金は掛かっているみたいだけど、ああいうのでは無い方が.....。外していると言えば「UT2003」のシングルプレイのムービーも私の好みでは無いです。

 ちょっと前だと「Half-Life」のオープニングの出勤シーンは当時としてはかなりインパクト有りました。3Dサウンドの効果もありますが、あれは上手いと思います。Tactical系だと「Delta Force」の2,3は結構良いのですが、カッコ良い分ゲームとのギャップが大きいと言う感も.....。

 「Interstate '76」のオープニングは刑事物TVドラマ風でカッコ良くて忘れられません。ここで流れるテーマも大好きな曲の一つです。同じ頃の作品で「Carmageddon」も良いですね。こういう類のゲームだとどうしても2のオープニングの様になってしまいがちですが、1ではカメラワークを含めて作者のセンスを感じます。


Bobby

OFPレジスタンスは、私も気に入ってます。レジスタンスに限らず、OFPのイントロは全部好きです。


Z.O.E

オープニングは必須です。
これがなきゃぁ、いきなりゲームに放り込まれるようで嫌気がさします。
(ただし、メーカーのロゴがたくさん出て、スキップできないのもは×)
別撮りのCGムービーでもゲーム内のエンジンのムービーでもOKですね。

印象に残ったのがRtCW。最初見たとき、ディアブロか?と疑いました。
暗闇の演出が上手くて、あの部分はどうなっているのか?と画面を凝視してます。
また、本編とどう絡んでくるのかワクワクしました。

THIEF2のオープニング・ミッション前のムービーも好きです。
暗闇を上手に生かしてます。
まあ、あのストーリー自体が好きなんですけどね。

Q2は古いですけどいい感じ。
あの突入していく中の、無線が飛び交っているシーンが、印象的でした。
演出だけなら、Q3のフラッシュの連続が、発射炎にフェードインしていくのも好きですね。


cocos

私は、まずは「Unreal」です。
あれ?オープニングじゃ無かったでしたっけ?
お城の周りをカメラが回っている時の映像なんですけど、、、、。
あの当時、ゾクゾクするほどもの凄く綺麗でショッキングだった記憶が、、、。

次に「UnrealTournament」です。(UT2003では無い)
画像よりもあのサウンドがすごくカッコよくって鳥肌ものでしたぁ。

あと個人的に「コマンド&コンカー/レネゲード」です。
コマコン好きなので、あのオープニングはしびれました。


MIG-29

自分ですが、

・「メダルオブオナー アライドアサルト
 大統領の演説(本物!!)から始まり、本編にもある「ノルマンディー上陸作戦」が繰り広げられ、そして締めは「君は歴史に何を残すのか?」のナレーション……

 まさに「戦争映画のオープニング」と言った感じでした……

・「ストライクコマンダー
 これは当時(1994年)としてはかなり衝撃的でした…

 「申し訳程度のアニメーション」と「よくてもノイズノリノリな音声」な「紙芝居に毛が生えたオープニング」が関の山だった国産ゲームが多い中、このゲーム(9821版)のオープニングを見た途端、内容的にも演出的にも「PCってここまで凄い事が出来たんだ…」と思わせるに十分なほどの衝撃を受けました…(しかも、オリジナル版はその2年前…)


nori-qu

オープニングでまず思い浮かぶのは「Nocturne」です。そのまま映画が一本撮れてしまうのでは、というほどのクオリティとムードを持っていました。(映画化は進んでいるのかな?)
 あと「デビル・インサイド」のオープニングも「さあ、ショーの始まり始まり〜」てな調子でそのゲームの世界観を一発で表していて楽しかった。他にも「NOLF」でひとコマあってからケイトのゴーゴーダンスという展開がいかにもで良かったですね。Quake3のサージのおっちゃんも渋かった。やっぱ洋ゲーはオヤジ万歳だぜと。全体にはやはり映画的な手法を取り入れたものが印象に残ります。

 反面エンディングはあっさりしすぎという不満の方がおうおうにして多いのがなんとも。その中では「Mafia」はエンディングが非常に重要で記憶に新しいです。あのエンディングの後でテーマ曲を聞くと今までとまるで違ったように聞こえてきますから。
 しかし衝撃度と言う点ではいまだ「スペース・バニーズ」を越えるものには出会っておりません・・・。

 逆にどうにもピンと来ないのはそのゲームの世界観をあまり反映していないものです。RTCWも本編とは直接関連してくるものではなかった為クリア後に「あのムービーはいったいなんだったの?」と疑問に感じました。
 同様にDiablo2も技術的には素晴らしいもののゲームプレイとのギャップが大きすぎて違和感がありました。特に女性キャラでプレイする場合ははっきり浮いてますから。本当はCG見せたいだけちゃうんかと。

 番外で「Blood」の2枚目のCDに入っているクレジットのムービーを挙げておきたい。むなしい戦いを終えて荒涼とした地に一人たたずむケイレブ。ただ風が吹き抜けるだけ。めっちゃシブイ。


Nao[MJ30s]

ちょっと列挙(長い)

Half-Life
 出勤シーンという地味でありながら舞台の総覧みたいな感じでカッコいい、グラフィックもゲームエンジンで当時としては驚異的。

BF1942
 ムービーでさらっとしてるが確かにいい。音楽のがいいのかも。とはいえゲームとのLink性はイマイチか

MoH:AA
 全体のOpeningより、Mission1やMission3の出だしが良い。まぁInGameといえばそうなんだけど、どっちも弾が撃てるまでは、HLの出勤状態だし、ありにしませんか(汗
 Reloadはドキュメントフィルムで構成してるんですが、ムービー部分も、ゲームミッションの出だしも本編ほどよくないような。

 FPSオンリなのもあってこんなもんか、あとはSinのOPくらいしか覚えてない(汗
基本的に元祖DOOMがOpeningはそっけなくいきなり殺せなんでジャンル的に凝りだしたのは最近かと。

 QuakeシリーズのOPはあんまり良くないかも、、、

 まぁエンディングよりマシですが(汗


RORO[UCJ]

耳に残る、有る意味インパクトが有るちゅ〜事で、SHOGO昇剛かな。
なにせ、日本語歌詞の歌から始まってカット割やらまるで日本のロボットアニメのオープニングを見ている様でNICE! LOL


Namiki

ベストとなると難しいですね。既に挙げられたタイトルも捨て難いですが、私はDeus Exを推します。あのAlex Brandonの名曲にのせたシーン進行と最後のロゴは、今でも忘れ難い。

 次点としては少々条件から外れますが、VooDoo時代にヒットしたフライトシムDID F-22 Air Dominance Fighterと続編Total Air Warのアドバタイズ(タイトル画面で放置してると始まるデモ)です。

 DIDというメーカは色々なところで先進的でしたが、このシリーズの魅力としてリアル指向というより絵画的な映像美や、いわゆるダイナミックキャンペーンのために多種の航空機や車両、艦船など戦場全体を管理するAI、Smart Viewという「近くで起こっていることを、自動的にカメラワークを選択して映画のようにつなげて見せる」機能などがあります。
 Smart Viewに似た視点はレースゲームなどにもありますが、たとえば対地攻撃をしようとする機体を映すときは爆撃地点の近くから見上げたり、逆に機体越しに落ちて行く爆弾を追ったり、といったような非常にこだわった作りでした。

 アドバタイズではAIが駆動するミッションがSmart View視点によってランダムに流れるのですが、これが本当に3Dゲームの未来を感じさせてくれたものです。今でいうと、Operation Flashpointの興奮に近いでしょうか。飽きずに延々と眺め、本格的にゲーム向けのハード構成に走るきっかけにもなりました。


 あと、個人的にUnreal Tournament 2003のものは好きですね。まるでWWFスマックダウンのような暑苦しい過剰演出が「Unreal Tournamentはショービジネス」という世界観を巧く表していて、なかなかに感情移入できました。おそらくUTの世界では移籍や怨恨騒ぎがスキャンダラスにショーアップされて放送されるのでしょう。

 Giants: Citizen Kabutoは全体的にカットシーンのセンスやテンポの良いゲームで、いち早くHardware T&LやBump Mappingに対応した映像の新鮮さとあわせ印象的でした。宇宙船のキャノピーに手をはさむMeccaryneに大笑いした覚えがあります。


hideake

私の場合・・・・

[UT2003] これは対戦モノにやっとそれらしいオープニングが付いた、と思いました。プロレス観る者としてはこのアホらしさが最高です。これがアメリカなんですね。マッチョ+オッサン+TVショー。
[Half-Life] 映画のオープニングの様です。世界に入り込めます。
[No One Lives Forever] 内容というよりセンスですね。ゲーム作ってる人にこういうセンス持ってる人いるのか、と思いました。あちらではゲーム製作者でも本当にセンス(音楽なども含めて)のある人がいますね。日本は・・・・・・・・ダサイ。
[Giants Citizn Kabuto] 映画的な演出で上手いです。グラフィックエンジンの効果も相まって。
[Blood] こういうのに弱いです。悲しみを帯びてます。。。


モーやん

HALF-LIFEのあれがオープニングかインゲームかというのは難しいところだと思います。
あれをオープニングとして解釈していいのであれば一票です。

それと、NOLF(NOLF2も)
ゲームのテイスト(昔のスパイ映画風)というのをあそこまでうまく表現しているのはないかと思いますが・・・
NOLF2に関しては1ミッション終ってからなんで微妙ですが


u6

一番好きなのはThief1のオープニングですね。とにかくむちゃくちゃかっこよかった。
音楽・映像あわせてかっこよさで言えばこれに勝るオープニングは未だ見たことありません。
オープニングだけでなく、全編通してLGのセンスが炸裂してるゲームでした。スタッフロールもかっこよかった(笑)。

次に好きなのはfalloutのオープニング。
インクスポッツの古いナンバーが荒涼とした世界にもの悲しく響いて……
これもセンスのよいゲームでした。日本では全然評価されてないのが悲しいです。

そのほか、印象に残ってるオープニング
Civilization 3:文明の発達をバベルの塔にダブらせていく映像はうまいなぁと思いました。
 もっともこのシリーズでは2の不思議のムービーがどれもこれもかっこいい。
The Elder Scroll 3 Morrowind:インゲームの方ですが、くらい船の中からバッと外に出ると
 あのすばらしい景色の中にいて、思わず「おぉぉぉー」と声をあげたことあり。
Mafia:これは特に音楽がよかったですねー。よく言う「映画のようなゲーム」ってのは
 自分の中ではずっとけなし言葉だったのですが、このゲームでだいぶ判断が変わりました(笑)。
WC3:ブリザードはムービー作るのうまいですね……。
 Paladinの指示にあわせてHumanの戦士がわーっと出てくるシーンがかっこよかった。
C&C Genereals:最近だとこれかな。
 このご時世にここまではっちゃけられるのかってな感じで好きでした。こういうのもいいです。

だらだらと並べてみましたが、こんなところでしょうか。
基本的に雰囲気をうまく出してる奴が好きですね。


トリフィド

一押しは不遇の名作CODENAME EAGLEですね
シングルのデモも製品版の様にOPENING MOVIEから
質の高いVoiceでの前置き→パラシュート降下と経験できれば
随分印象も違うんですが・・

ロゴからメニュー選択までで格好良かったのは
Deus Ex、HITMAN
HITMANなんかは教会の讃美歌みたいなのとロゴからBGMと共にメニュー
なんてのが痺れますね

ADVではAZTECという潰れたCryoから出たのがありましたが
これが実にいい雰囲気ですね
同じアステカ文明を題材にしたADVでは古の名作太陽の神殿という
今見ても非常に衝撃を受けるOpeningのGameがありましたが
こちらは癒し系&マヤ・アステカといった感じです
ただゲームはOpeningからメニュー選択するとFreeze
→フランス語のサイトのみでPatch公開
→Game自体もとてもよい雰囲気で進めるものも複数の特定の人物・建物などを選択するとFreeze
と、まぁこれじゃ潰れる訳だ、というSupport内容でしたが

Heroes Might&Magic3
WinでのMight6もそうでしたがOpeningMovieは面白いものの少し短いのが残念ですね
ただLOADING時の画面全体に翼を広げたフェニックスやMenu選択時の
雄雄しいAngelなどは見ていて勇壮な気分になります
(ちょっとしたLOADING画面にも気分を高める工夫をしている様なMakerの作品は
内容もいいものが多いですね)
ただArmagedon's Blade、Shadow of DeathとAddOnが出されるたびに
それぞれのGraphicが追加されてゴチャゴチャしてしまったのが残念

RainbowSix RogueSpearのテロリスト&特殊部隊のMovieもかなり雰囲気出ていて
レベルが高かった

Game内容は迷走・退化する一方ですが
光栄の信長・三国志も初代からOpeningだけは素晴らしい出来ですね
今ではすっかりMajorになった管野よう子の曲は素晴らしい限りです
後は強いて昔の作品を上げるとすればMSXのメタルギア2でしょう
これこそ男が痺れるOpeningで
そういった系統では昨今の戦場者FPSも追い越してませんね


マリンス

GTA2のオープニングがかなりいい!!
GTA3はキャラがアニメになってるけど2は実写だし。。。


まとめ

 複数票を集めた物としてはHalf-Lifeを推す声が一番多かったですね。あれはオープニングなのかというのはちょっと微妙な面も有りますし、当時リアルタイムでなく今見てどうかというのは何とも言えませんけど。次にNOLFのオープニングもゲームのテイストを現していて良いというのが多かったです。あのゴーゴーダンスはちょっと怖い感じもしますが(^_^;) 

 私は否定票を入れたのですが、UT2003のプロレス風オープニングにも賛同票が複数入りました。BF1942MOHAAは仲良く2票ずつ。Q3も渋いという声が。一方で複数の否定意見が出た唯一のゲームとしてはRTCWが。ただ賛同意見もあるので結局の所は好みが出るとしか言えませんね。

 今回はエンディング系は募集しなかったのですが、Mafiaには私も1票入れたいです。


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