[Vol.6:プレイ時間とリプレイ] 目次
「繰り返し遊べるゲームは面白い」のは確かですが、ゲームの長さとの関連性という面も絡んでくるのでなかなかに複雑です。例えば考えとしては以下の様な物が考えられます。
[プレイ時間]
※30-40時間程度遊べる長いゲームが好み
※20時間程度は欲しいが、あまりに長いのも嫌い
※一度のクリアは10-15時間程度で済み、それを繰り返しプレイ出来る方が良い
※幾ら短くてもOKでリプレイ性関係無し。要は面白いか詰まらないかのみ。
[リプレイ]
*面白ければ1度プレイ出来ればOKで、そのリプレイ性は別に問わない
*同じミッション(Map)を違った形で繰り返し遊べるというシステムはゲームにとって重要
*リプレイしたくなるゲームが良いが、特にそのパターンが変化する必要はない
*一度クリアしたゲームはやらないのでリプレイ性は必要無い
*リプレイ性を重視するゲームは、一回のプレイの充実感が薄くなるので嫌
この両事項の組み合わせになるので、結構個人の好みは違うのではないかと思います。こういうスタイルのゲームが一番の好みとか、こういうタイプが増えて欲しいとか、関連する事項ならばどんな御意見でもOK。
ここでは”アクション系のゲームでシングルプレイに関して”という点に絞りましょう(Stealth系やリアル系含む)。ゲームのタイプによって話は違ってくるので。
青龍
私は割と長いゲームが好きです(そればっかりだと困りますが)。個人的に評価の高いゲームは30時間クラスの物が多かったりする。リプレイ性は特に問わない方かな。ゲームの構造がリプレイを重視する設計ならば、クリアまではそこそこの時間(15時間以内)の方が良いですね。
RPG要素を入れてリプレイを楽しませるというスタイルの物は結構合って面白い物も多いですが、この場合はゲームその物も面白くないとダメですね。どんなスタイルで成長させてもRPG部分が面白い、とはいかないと思うし、そうなると最初のプレイが詰まらなければそれで終わってしまう。例えば「全てのタイプでクリアし終わると面白さが分かる」という構造では、面白さがそれだけ分散してしまう事になる。ストーリーを含めてゲーム自体が面白ければ再度やる気になりますが、安易にそれをやると失敗するゲームも有るという事。
話し変わってコンソール系のReviewなんかを見ていると気が付くのですが、そちらではPC以上に「どれだけリプレイが楽しめるか」という点が重要視されています。PCの場合は何通りものクリア方法が存在して、それを選べるので繰り返し遊べるというのを通常指しますが、コンソールでは、
1.一度クリアするとUnlockされる要素が有るので、ゲーム自体が違った物となる
2.クリアしないと上の難易度が選べないシステムを採用
3.Scoreやクリア時間を競ったりする方式にして完全なクリアを目指させる
といった手法が見られます。PCだとNOLF、Max
Payne、Hitman 2なんかが採用してますね。2のUnlockするのは好みではありませんが、難易度によってゲーム性が大きく変化するというのは歓迎です。1に関してはもう少しPCのゲームでも考えた方が良いかも知れないとは感じます。別のプレイヤーキャラが選択出来るとか、何らかの変更によって大きくゲーム性自体が変化するとか。もちろん上手く使わないと逆に詰まらない物になる危険性もありますが、そういうのがもっと出て来ても面白い。
Z.O.E
僕は、RtCWくらいの長さが適当かと…
Half-LifeとUnrealは、印象に残るほど長かったです。1回クリアーででお腹いっぱいになりました。
一方ステルス系は苦手なので、僕は何度もやり直す必要が出てきます。だから、嫌でも長く感じられますね。
特にTIEF2が。後半になってくると、終わらせるためにプレーしてました。
リプレイ性に関して言えば…
ゲームの作風や設定が気に入っているなら、何度もプレーします。だからゲームの過程や結果が変わろうが、気に入らないならプレーしたがりません。
あと、例外として自分の限界を超えるためにリプレイしてますね。SSamを…
Nao[MJ30s]
> 僕は、RtCWくらいの長さが適当かと…
> Half-LifeとUnrealは、印象に残るほど長かったです。
> 1回クリアーででお腹いっぱいになりました。
激しく同意。しかもHL終わってないし(汗
> 一方ステルス系は苦手なので、僕は何度もやり直す必要が出てきます。だから、嫌でも長く感じられますね。
> 特にTIEF2が。後半になってくると、終わらせるためにプレーしてました。
激しく同じあまりに苦手すぎて、あんまりステルスメインのゲームはやらない(汗 RtCWの3-1で挫折しそうになったくらいだ、、、
> リプレイ性に関して言えば…
> ゲームの作風や設定が気に入っているなら、何度もプレーします。だからゲームの過程や結果が変わろうが、気に入らないならプレーしたがりません。
これも同じですね、そういうものじゃないですかねぇ
MIG-29
自分ですが、
・プレイ時間はなるべく長い方が良い。
・かといって、「だらだら長い」よりも「メリハリあった上で長い」方が一番良い。
・現行のモノでは、リプレイは余り考えない(突然思い出したかのように、難易度を上げてリプレイ事はあるが)
・「1ステージの密度が高く」とも、「総ステージ数が少ない」と物足りなく感じる。
ですかな。
自分的には、「ダイナミックキャンペーン」や「ストーリージェネレーター」を搭載し、「完全ノンスクリプトなAI」を搭載したFPSをプレイしてみたいモノですが…
Nao[MJ30s]
[プレイ時間]
短くてもOKな方。というか解くのが遅い方なんで長いと途方にくれます。
Unrealは面白かったけどね。(途方には暮れましたが(汗))
あと、長い短いでは同じような構造のMAPが続くとか、MAPの使いまわしとかで、プレイ時間を水増しするのはよくないと思う。
X-BoxのHaloが結構この手を使ってました。(使いまわしは、やり方にもよると思うが)
[リプレイ]
無くても良い。というか実際に自分が何回もやるシングルのゲームは別にリプレイ性をわざわざ重視してるようなゲームはあまり無いような。
リプレイ性にかんしてはマルチプレイを結構やるのでそれで充当という感じ
一通りやる分に良く作ってあればそれでいいですか?
水鏡
*「繰り返し遊べるゲームは面白い」のではなく、「面白いゲームは繰り返しでも面白い」である
*MOHAAやSoF2やNOLF2は繰り返しでも遊べるが、MAFIAは遊ぼうとは思わなかった(後述)
*プレイ時間は水増しなしで20時間以上が望ましい。とくに緊迫感の緩急を付けること(水増しではない)が大事。緊張しっぱなしだと、逆にリプレイ性が弱くなると思う。
MAFIAについてだが、個人的には金曜ロードショーのノリでプレイしていたため、2回目をプレイしようとは思わなかった。ただでさえ不要な移動時間。リプレイと同等のことを、フリーライドなどで十分カバーできていると思う。
HITMAN2はリプレイしようとは思わなかった。なんとなく中途半端な作品に思う。
MOHAAは、2、3回のプレイならば問題ないが、それ以降だと食傷を感じるのは確か。
BF1942はマルチプレイがほとんどなのでこの際無視^^;;
SoF2だと、シングルはバラエティに富んでいて、私自身は6回以上やった。好みが非常に関係するが、私のベストはSoF2である。
Toyoch
こんな感じが個人的に好きです。
FPS
短くても初プレイで15時間程度(DeusEx、Half-Life等)かそれ以上
何回かリプレイできるゲーム(DeusEx、Thief、NOLF等)
「シークレットを探す面白さ」で同じマップを何度もやりたくなる物(Quake、Doom等)
FPS以外のアクション(アクションRPG含む)
同じく何回かリプレイできるゲーム。
プレイ時間は10時間前後が妥当。(MDK2がちょうど良かった)
RPG
リプレイできるかどうかを最優先に考えてます。DIABLOやD&D系が特にリプレイしやすい。
プレイ時間はやりこみ有で50時間を越すもの。
他のジャンル
まったく気にしない。
共通して言える事
ダラダラした展開よりメリハリの利いた展開が好き。(System
Shock2やHLは最後まで飽きませんでした)
難易度のバランスも考慮する。(大刀やTUROK2は…)
ミッションベース(Thief2)は難易度で目的や報酬が増えていくタイプが好き。(Thiefシリーズ)
Akinori
あ、僕もMDK2のプレイ時間・プレイスタイルはかなり波長が合います。Runeもあんな感じですね。
DeusExも何度も何度も遊んでしまいました。
DeusExは初回時は難しく考えすぎてしまい、逆に辛かったです。
僕にとってDeusExの自由度っていうのは、誰も見てないところで悪いことがいくらでもできるところでしょうかね。
殺されてしまわない限り、埋め合わせはいくらでもつくので何をしても良い(良くないんですけど)ということがわかってから面白くなりました。
2回目以降はかなり難易度も下がりますので本当に悪いことがたくさんできて面白かったです。
SilentAssasin化して香港を無人の町に変えてしまったり、いろいろ…。
TRT
> [プレイ時間]
長くてもいいし短くてもいい。とにかく大暴れできれば
個人的に出てきてほしい
しかし、結局こんな奴はアンリアルトーナメントのほうが向いているような...
とにかく大暴れできて、俺はヒーロー(悪魔?)だ!!!!!!!!と思えるゲーム
Namiki
プレイ時間の長さやリプレイ性の有無には、特に好みはありません。もちろん短いなら短いなりに調整されていてこそで、開発の問題で尻切れトンボなのは敬遠しますが(^^; 個人的にゲームは制作者の意図や技術的な新しさを重視する部分があるので、それを満たしてくれれば購入・プレイの価値はあるという感じです。
実際のところ平気で1年や2年は遊び続けられるゲームも多いため、必ずしも特定のソフトが長く遊べなくても良いというのもありますね。
リプレイ性の内容についてですが、マルチルート(ステルスか強硬突破か等)の場合、個人的には「自由度」としての意味合いのほうが強いです。もちろん興味を惹かれれば色々な方法を試すこともありますが、それ以上に状況判断で最善の方法を選ぶ、という深みがあることが嬉しいです。
コンソール系の作品はその性質上、内容を詰めこむより尺を短くまとめる必要がありますし、リニアな作りのものが多い(必ずしも単純という意味ではないですが)関係でUnlock等の仕組みを導入してリプレイ性重視になる、という面もあると思います。
たとえばGame CubeのSuper Smash Bros. Melee(スマッシュブラザーズ)は国内外で評価の高い作品ですが、隠しキャラを探し、その隠しキャラでまた別のキャラを出す、という構造に重点が置かれていて、ゲームそのものは比較的シンプルです。やはりメインターゲットである若年層、あるいは気軽にプレイできることを考えての作りなのでしょう。
対してPCのアクションは濃い内容や操作で楽しませ、1度のクリアで満足できるように調整したものが主流に思えます。No.246でAkinoriさんも書かれていますが、同じリプレイでもプレイ感覚(過程)そのものが充実していることでモチベーションが生まれる、という方向でしょうか。
もちろん何も指標がないより、味方の損害を減らすとか、どこまでステルスで頑張れたかといった表示やフィードバックがあるのは嬉しいですね。このあたりは積極的に充実して欲しいところです。
まとめ
ゲームの長さについては意見が分かれておりますが、10-15時間程度が適当という人の方が多いですね。私のように20時間以上程度の物という意見は少数派。ただ何人かからご指摘があるように、確かに無駄に長い物は勘弁です。
リプレイに関してはいろいろと意見が出てますが、ただ「リプレイを前提として考えられたデザイン」についてはそれほど重視する方はいないようです。面白いかどうかが最重要であり、リプレイの為の設計にはそれほどこだわらないという意味。リプレイ性を考えていなくても面白い物は繰り返し遊びたくなると。
Akinoriさん、Namikiさんから出ている、「特にリプレイ性を考えている訳ではないが、一度クリアした後の経験によってゲーム性がまた変わって面白くなる」というのはその通りと感じました。
Toyochさんから出ていますが、昔はSecretやSecret
Levelが非常に重要視されていてそれがリプレイの楽しみとして重要になっていたんですが、こういうのは最近は減りましたね。
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