※ 設定項目 ※ 目次
04/06/28
Safe Modeがショートカットで自動起動出来るタイプ以外だと、各種設定を自分で行わないとならない。以下にゲームの起動に関わる代表的な項目を記載。対処法についてはスペースの関係で最小限に留めている物もある(別項にて解説の予定)。
項 目 | 解 説 | 原因 ・ 対処法 |
Resolution | 解像度。そのゲームに用意されている最低の設定にする。アクション系では通常は640*480が最低になるが、ストラテジー系だと1024*768が最低という物も多い。 |
低くすると直るならば、ビデオカード(チップ)の能力が足りないと考えていい。VRAM(ビデオ用メモリ)の不足等。 |
Color Depth | カラーを16bitの32bitどちらにするか。基本的には負荷が低い16bitにして試すが、現在16bitであれば32bitにしてみるという手もある。 |
最近では32bitカラー必須のゲームも多く、この場合は設定が無い。なおデスクトップのカラーとの兼ね合いで問題となるケースも多い(ゲームでの設定がデスクトップとは異なる等)。 |
Full Screen | ゲームによってはWindows画面として起動可能な物も有るので、フルスクリーンで起動しないならばチェックを外してWindowモードにして起動しないか試す。 |
ビデオカード系の問題。ドライバが古いとか可能性は多岐に渡る。解像度が高過ぎる等が原因の場合も。 |
Render Device | そのゲームの描画に使っている3DAPIの切り替え。OpenGL, Direct 3Dの切り替えを備えているゲームは稀だが、かなり有効な障害切り分け手段となる。 |
どちらかだと正常に動くならば、ビデオカードかそのドライバに問題が有る。なお昔のゲームで3dfx
Glideの設定を持つ物も有るが、現在ではこれはほぼ意味が無いので選択しない事。 |
Software Rendering | ONにするとビデオカード(チップ)の機能を使わずに、CPUの能力だけで画面を描画する。非常に障害切り分けに有用な項目なのだが、1999年頃のゲームまでにしか搭載されていないオプション。 |
これにして動くのならばビデオカード系に問題が有る事になる。 |
Hardware T&L | 3D描画処理を高速化するHardware Transform & Lighting機能の設定で、これをOFFにして試す。なおOFFにする場合は、その他の設定を大幅に下げる事。 |
OFFで正常動作ならばビデオ系の問題。ビデオカードがこれに対応しているのか、またドライバが最新か調べる。しかし最近では必須となって来ており、これの切り替えを搭載しているゲームは少ない。 |
AGP (Texture) | AGP機能の使用の切り替えでOFFにして試す。有用な手段ではあるが、2002年以降のゲームでは必須の物が多いのでほとんど見られない。 |
OFFで正常動作ならば、マザーボードのAGP機能がおかしいか(BIOS Update)、AGPの転送レートが高過ぎる、ビデオカードのドライバといった点が怪しい。 |
Texture | 32/16bit カラーの切り替えや、Detail Level(精細さ)の切り替え。16bitで一番低い物(Low等)に設定してテスト。 |
低くすると動くならば、ビデオカードの能力不足かVRAM不足。必要動作環境と同じサイズのVRAMしか搭載していないならばLowが無難である。 |
Texture Filtering | Bilinear, Trilinear, Anisotropicの順に高くなるので、設定可能な一番低い物にして試す。 |
ゲームの起動にはあまり関係無い項目で、パフォーマンスや描画異常に関係する。 |
Refresh Rate | 60Hzか最適値(Default)にして試す。画面が真っ暗で何も出てこない場合や、CRTからの切り替え音が聞こえた後に暗転ならば可能性有り。 |
ゲーム側に設定が無い場合には、Windows上の画面のプロパティにて、デスクトップの周波数を60Hzか最適値(Default)にして試すという方法もある。 |
Disable Sound (Music) |
サウンド機能を切る。これはボリュームを絞るという意味ではなくて、サウンドを生成するプログラム自体を停止させるという事。切り分け手段としては早目に試すべき項目。 |
直るならばサウンドの設定が高過ぎるのか、ドライバに問題が有るのか。或いはサウンドカードがDirect
Xのバージョンに対応していないとか。 |
Disable Hardware (3D) Sound |
3DサウンドをOFFにする、Disable EAXもほぼ同等の意味。 |
ドライバの問題と考えられる、または3Dサウンドに未対応のサウンドカードを使っている。 |
Sound | 直接Diableに出来ない場合、 クオリティをLow、同時再生音数を減らす Hardware SoundをOFF、エフェクト系サウンドをOFF サウンド用ドライバがいろいろと選択可能な場合は、何種類か変えて試してみる。 |
3Dサウンド機能を切った2CHのスピーカーというシンプルな設定にして試す。クオリティを下げれば良いならば、サウンドカードかCPUの能力不足。Hardware設定を切ったりして直るならばドライバの可能性が高い。 |
Disable Movie (Intro) |
ムービーを再生しないようにする。起動時やMapロード後にデスクトップに落ちてしまうというケースでは試す価値有り。 |
近年多くなっているトラブル。ゲームが使っているムービーの仕様を正常に再生出来る環境が無い場合に起きる(Codecが無い)。 |
Disable Joystick | Game PortやUSBに接続されているJoystick及びGamepadの接続を無視する。キーの設定が出来ない、ゲーム中勝手にキャラが動いてしまうというケースでも有効。 |
通常は変な動作をしてしまう時にチェックする項目だが、稀にこれが原因で起動しないケースも有る。 |
Disable Triple Buffering | 滑らかに描画する為に3つの描画用のバッファ(予備保存領域)を設ける機能をOFFにして、標準のDoubleに設定する。 |
これで治るならばVRAMの不足が原因。 |
OpenGL Extensions | OFFにして試す。 | OpenGLの拡張機構をカットする物で、そのゲームの要求するOpenGLのバージョンに対応していないビデオカードの場合に問題となる。ドライバのUpdateが基本。 |
Antialiasing (Multi Sampling) |
OFFかx1に設定する。 | 非常に重くなるとか、描画異常の原因にはなり易いが、ゲームが起動しないという原因にはなりにくい。 |
*その他の設定関連は分からない項目も含めて、Low/OFF/Disableといった設定にする。
*稀にOFFやDisableにする事がクオリティを上げるという意味になる物もあるので注意。
*スライドバー式の場合には、大抵は左端が一番低い設定になる
*ゲームによっては全体をまとめてLowからHighまで一緒に設定してしまうOptionが有るので、この場合には一番低い物にする
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