☆ SHADOWGROUNDS SURVIVOR ☆          目次

  08/02/17


基本データ 587MB     Frozenbyte / Meridian4      公式サイト
最低動作環境   VRAM 128MB以上 / メインメモリ 512MB / DirectX 9.0c      
GAMEPLAY  既に製品版はSteam等で昨年発売済。これはShadowgrounds(2006)のサブストーリー的な話で、同時間帯に起きていた別の場所での事件を扱っている。主人公も本編とは異なり、異なる能力を持った3人のキャラクタが登場する。本編については当サイトでもレビューを掲載しているので、基本的なゲーム内容についてはそちらを参照して欲しい。

 デモのリリースについてはちょっとややこしいので解説。最初にドイツ語版のデモと英語のトライアル版がリリースされており、このトライアル版は製品版その物(サイズは1GB超)を30分間限定でプレイ可能というプログラムで、気に入ればそのままオンライン購入してアンロックしそのまま続きがプレイ可能。その後この英語版のデモがリリース。しかし初期に出回った物はファイルが破損しており、これからダウンロードするなら気を付けないとならない。
 内容的にはゲームの最初のマップ2個を収録。同じくそのマップをCoop可能。他にSurvival mode用のマップを一個収録している。トライアル版はやはりマップの最初からという内容なので、このデモが有るのなら落としても意味は無い。

 ゲームのエンジンはオリジナルを改造した物であり、ユーザーから不満の多かった「セーブが出来ない」と「オンラインでのCoopが出来ない」の二点については、結局エンジンを最初から全部作り直さない限りは実現不可能という結論に達して同じ仕様に留まっている。
 セーブは一切行えず、代わりにLifeを5個所持しており、死んだ場合にはそのエリアに応じて定められた地点に復活する。ただし死の以前に倒した敵の状況等はそのまま保持されるというシステム。Coopの方は4人までが、一台のPCを使って同一画面内に留まらないとならないという制限付きで可能。


 ゲームのシステムには大きな変化は無い。FPSに慣れた人なら、カメラモードはデフォルトのフリー設定では無い方がやり易いと思う。素早さを優先するならフリーの方が勝るが、操作に慣れるまでが難しい。
 このゲームは上空からの視点なので本来ならば見えない位置まで見えるという利点が有る代わりに、逆に見えるはずの正面が見えない状態になるという可能性も持っている。また見える範囲が一定なので遠くを見る事が出来ないという欠点も有り、今となっては珍しくなったこの見下ろし視点を、ユニークで面白いと取るかやり難いと取るかは個人差があるだろう。

 本編からの変化としては、まずはアップグレード要素が拡張されている。武器のアップグレードだけではなく、敵を倒す事による経験値で当人がレベルアップするようにもなっており、それに応じて得たポイントで様々な能力から好きな物を得る事が可能。それと合わせて能力の異なる3人を使ってプレイするという面も加わった。ただし誰を使うのかはミッションによって固定だし、またこのデモのシングルプレイではその内の一人が登場するだけである。

 印象としては序盤なので比較的簡単であり、2番目のマップの後半で一気に難易度が上がる程度。特にやたらと多い爆発物を利用すれば簡単に倒せるというケースが目立つ。しかし実際に撃って倒さないと経験値が入らないようなので、その辺は考えて戦わないとならない。Grenadeが相当多いのも気になったが、こちらは遠くに投げるには溜めないとならないので、それ程使い勝手は良くない。
 問題点としては、デモを見る限りはやはり敵の動きは単純であり、引っ掛かったりも見られて改善されているようには見えない。それとデモに限っての話と思うが、武器が出て来ないので同じ物を使って戦わないとならず単調である。

 別の大きな変化としてSurvival modeが新規に追加されている。これは閉鎖空間内で大量に発生する敵相手に出来るだけ長い時間生き延びて、ハイスコアを競うというミニゲーム。事前にキャラクタを選択し、その後規定ポイントを自由に割り振って自分と武器をレベルアップしてスタート。プレイ中に得たレベルアップを随時適用して強化を重ねて行く事が可能になっている。
 このデモにおいてはシングルプレイとは別のキャラクタを使って一つのマップがプレイ可能になっており、派手な戦闘を体験する事が出来る。アクセントとしては中々面白い要素に思える。

GRAPHICS

SOUND
 エンジンは改造版で大きな変化は感じられないが、元が結構綺麗だったので質としては悪くない。なお設定関連はランチャーからのみ変更が可能である。

 サウンドはEAXに対応しているが、私の環境では2SPの設定しか選べなかった。

その他  私自身は本編を気に入っていたので、これはその内購入予定。武器が選べない分あまりデモとしては適当なマップ選択とは思えないが(最初のマップの他には、もっと先の別のマップを一つ入れた方が良かった)、激しい戦闘シーンなどはやはり面白くアピール度も高いと感じられる。


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