☆ CODE OF HONOR: THE FRENCH FOREIGN LEGION ☆    目次

  07/03/13


基本データ 364MB       CITY Interactive         公式サイト
最低動作環境   記載が無いが、おそらくVRAM 32M以上でHardware T&L対応要       
GAMEPLAY  製作・販売はポーランドのCITY Interactiveで、ここはカナダのGroove Gamesと並んでValue FPSのラインアップが多い事で知られる会社。ただし地元を含めてチェコ・ドイツ・ロシアといった地域がメインであり、英語版が有りながら実際に英語圏で発売されているタイトルは少なく、これも発売されるのかは不明。

 同社のFPSはTerrorist Takedownシリーズが中心だが、この作品はそのシリーズ物では無い。主人公Claude Bouletが、コートジボワールにて核爆弾を保持するテロリストグループを排除する為に戦うというストーリー。

 以前にDemo Reviewの方でTT: Covert Operationsのレビューを行っているが、ゲームの仕様はほぼ同じでグラフィックス系を載せ変えて新たに作った物らしい。デモにはミッションを2個収録。難易度はEasy・Hardの2種のみ。

*Crouch, Prone可能で照準が安定する
*Lean可能で撃てる
*三人称にも切り替えられるが、この状態では戦い難い
*武器発射モード切替有り(Burst, Auto, Single)
*武器の所持数制限は無い
*Iron Sightを採用
*Quick Saveも含めて自由にSaveが可能。Autosaveも有り。
*Staminaの概念が有ってスプリントが可能
*回復はMedikitで行える

 残念ながら後発でありながらTTCOよりも全体のクオリティは落ちている。大きく変ったのは視界がクリアになった点で、多少背景との紛れは有るものの敵を視認し易くなった。その為に難易度がEasyだとMoHAAの様に突進スタイルでも何とかなってしまう。特にこちらのLeanを認識出来ないようで、Leanした状態から攻撃すれば一方的というケースも。
 敵のAIも後退している印象で、その場を全く動かなかったり、単純に同じルートを行ったり来たりという動きが多く、遮蔽物の陰からLeanして撃って来るという動作が見られない。非常に遠くからこちらを見付けられるが、後はただそのまま撃っているだけ。戦闘時の反応もやや鈍いし、遮蔽物を誤認して当らないのに撃って来たりする。

 この程度のレベルであればいっその事ランボースタイルのアクションFPS(MoHAAの様な)にした方がまだ面白くなると思うのだが、武器の扱い等のシステム自体はややリアル系となっており中途半端。TTCOではジャングルで見え難いという点とリアル系要素がマッチしていたのだが、このゲームでは普通に周囲が見えてしまうのでおかしなバランスになっている。

 Hardにするとダメージが大きくなって自由には動けなくなるが、遠距離射撃時の命中率が相当悪くて問題あり。伏せてIronSightにしてSingle Modeで撃っても中々当らないのだが、かと言って射程範囲内に接近すると相手の弾も当たるようになってしまい殺されてしまう。ステルスで敵をパスしようにも反応が過敏過ぎて気が付かれずに通過が困難となっている。デモだから制限しているとは思えないのだが、Normalを作ればもうちょっとバランスは良くなるのではと感じられる。

 マップも狭くなった感じで、更に進行ルートを強制的に定めたりと自由度も低くなっている。全編こんな感じだと飽きそうで、どちらか選べと言われたらTTCOの方が数段マシだろう。

GRAPHICS

SOUND
 Chrome Engine(おそらく初代)をライセンスしており、その為に一般的なValue Softからイメージされる様な酷さは感じられない。ただし敵のアニメーションはあまり良くなく、死亡時の体の動きも妙な感じである。

 サウンドはEAXに対応しており一応定位感はある。

その他  マルチプレイには対応していないようだ。


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