☆ PRISM: GUARD SHIELD ☆           目次

  06/11/27



基本データ 582MB      Rebellion / Rival Interactive        公式サイト
最低動作環境   DirectX 9.0c   / VRAM 64M以上 Geforce 4Ti, Radeon 9600以上
DX9.0cはデモに同梱の最新版が必要(2006/10バージョン)。古いとd3dx9_31.dll が無いというエラーになる。
GAMEPLAY

 製作にUS Army National Guard(ARNG)が関わっているというAmerica's Armyと同タイプのゲーム。Upcoming Gamesでの紹介時点ではハッキリしていなかったのだが、どうやら無料配布版としてAA同様に今後もバージョンアップをし続け、製品版(PRISM: Threat Level Red)としては”発売予定がある”という段階にあるらしい。

 シングルプレイは西暦2016年、新規隊員のFrank Shepherdとしてテロリストの恐怖に対抗するというスタイル。なおPRISMとは"Pre-emptive Reconnaissance and Identification Security Mainframe"の略


*crouch, prone可能。照準も安定する。
*Zoom機能有り
*Lean可能でそのまま撃てるが、操作はLeanキーを押しながら左右移動キーという方式
*Intelligence Pointsを収集してミッションをアンロックするシステム
*武器は同時に2個まで所持可能
*武器によっては発射モード切替有り
*スタミナの続く限りはSprint可能で回復も早い
*Armorが有る限りはHPは減らない

 基本的にアクションだがステルス要素も一部含んでおり、ミッションによってはステルス・メーターが表示される。スタンガンを標準装備していて、これで倒すとミッション終了後に尋問が可能になったという事で人数分Intelligence Pointsに加算される。

 全体的には非常にシンプルなゲームとなっており、今時この作りは....という風で安っぽい感は否めない。5年前のFPSの中に入れても標準を上回れるかどうかというレベルだ。マップは広いがそれ程自由に動き回れる訳ではなく進行は一本道で、とにかく敵を倒して進んで行くのみ。
 敵は同じ場所に突っ立っている者が多く、撃たれても動かないし、また隠れて撃つと反応すらしない事が多い。たまに動く者もいるが同じルートを繰り返し動いているだけで単調。後はこちらに向けて突っ込んで来るか。

 銃で敵を撃っても当たっているという反応がなく、死ぬ瞬間に突然叫び声を挙げて倒れるだけ。大抵は動かないので戦っていて手応えも感じられない。この戦闘しているという感覚の無さというのが非常に痛いストレートに言えば飽き易いという欠陥を持っている。
 SaveはAutosaveのみで自由には出来ないし、またその間隔も結構長い。基本的に敵は頭が良くないが数が多いのと、曲がった先に隠れて配置されたり高所から撃って来たりするので厄介な面も持っている。ヘルスもそれ程無いので死ぬ事も有り、死ぬと同じ箇所を繰り返すのはAIが単純なだけに退屈。

 このデモではマルチプレイにも対応しておりCoopも可能である。こちらは結構設定の幅が広くて可能性を感じさせる物となっている。マップ内にランダムに配置されたテロリストを制限時間内に全て倒すのだが、これに爆弾解除と人質救出を組み合わせる事も出来る。スタート地点も選択可能。一回死ぬと終わりなので協力しないと上手く行かないし、時間制限が有るのであまり慎重には戦闘出来ないという難しさを持っている。Coopはマップ数が増えて来ればそれなりに遊べそうだ。

 

GRAPHICS

SOUND
 Optionではshadowしか設定が出来ないという簡素な仕様。広い層にプレイしてもらう為にグラフィックを抑えて軽くしたとかなら理解出来るのだが、何故これだけのビデオカード性能を要求するのか不思議な位に画質レベルは低い。建物等の造形も非常に原始的。製品版として売るならグレードアップは必須と思える。

 BGMはリピートされているだけ。ゲーム中の音数も少なく寂しい感じである。

その他  2つ目のミッションの途中の固定ポイントで落ちるという状態になってしまっており、完全にクリアはしていない。

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