☆ MORTYR 2 ☆                  目次

  04/10/08

基本データ 111MB     Mirage Interactive / Redback    公式サイト
最低動作環境 DirectX 8.1   800Mhz Pentium III / VRAM 16M以上でHardware T&L対応
GAMEPLAY  ポーランドのMirageからリリース予定の3DFPS。Redbackを通して世界的に発売されるようだが、UKでは10月末という事になっているのに対し、北米ではまだ予定には現れていないタイトルである。開発元のMirageは以前にSniper: Path of Vengeance(2002)というゲームで悪い意味で有名になった会社であり(あまりにも酷い出来という点から)、このゲームもFPSファンからはほとんど注目されていない作品と言える。

 主人公Sven Mortyrがナチスの秘密兵器を破壊する為にヨーロッパを股に掛けて活躍するというストーリーで、前作(1999)とは関連性は無い。未来とのタイムトラベルといったSF要素も無く、WWII物のシューティングとして作成されている。

 ゲームは非常にストレートなFPSゲームであり、コントロール体系もシンプル。とにかくObjectを達成しながら敵を倒して進んで行くという作りになっている。デモにおいては仲間はいなくて、単独行動で大量のナチスを倒していくというスタイル。回復はヘルスパックにて行う。Leanも無いのでステルス的な要素も無いようだ。
 前作のMortyrはプレイした事が有るのだが、1999年当時を考えるとまあそこそこの作品であった。一方でこのゲームはその前作からの変化が大して感じられず、FPS世界の進化に付いていけていないという印象を持った。AIは相当に単純であり、気が付くとこちらに向かってくるだけ。或いは他の連合軍との戦闘に気を取られて全く反応しない場合も有る(デモは戦争中の1シーンに紛れ込んだという設定)。曲がり角等での視界計算も正確に行われていないようだ(壁が有るのに撃って来る)。移動もスクリプトで固定コースを通るか、2つの指定された箇所を行ったり来たりするかというパターンが多い。
 それとかなり遠距離からでもこちらが見える・草木の描画に関係なくそれを通して見えてしまうという点も有る。これ自体は他のゲームでも多いがそれをどう扱うかが問題であり、このゲームでは突然遠くから撃たれて、その後マズルフラッシュで居場所は分かるが、草木で敵が見え難いというシチュエーションが多かったりするのはストレスが溜まる。

 その他の大きな問題点はマップのデザインにある。第一にマップ内では砲撃が行われており、どこにいようがランダムで当たって即死してしまう。道を外れると強制的に死亡するのならまだ分かるが、予期出来ない爆撃でというのは辛い。幸いSaveは自由に出来るので、定期的にQuick以外のSaveを確保して置く事が必須である(QuickでSaveした途端に砲撃で死ぬともう進める事が出来ない)。
 次に敵の出現が配置式の他に湧き出るケースが有り、これで不意打ちを食らうという風になってしまう。バランスが取れているならば良いのだが、Arcade(Normal)を選んでも比較的ダメージは大きな方であり、特に敵の命中率が距離によって計算されているらしく近距離だと一気にHPを削られてしまう事も。
 逆にフィールドがオープンになっており、塹壕から出た後は広い空間を結構自由に動ける点はなかなか面白い。こういった広さを活かしたマップが多ければ面白味が増すだろう。

 自作らしい物理エンジンを導入してRagdollを実現しているのだが、この計算に時間が掛かっているのか敵が倒れるのがちょっとゆっくりだったりする。しかも手足が変な方向に曲がったり、描画が重なり合ったりと相当に問題が感じられる出来栄え。

 
GRAPHICS

SOUND
 グラフィックは自作のArgonエンジンを使用。草木の描画はかなり出来が良いと感じた。しかしそれ以外はいろいろと問題が感じられる。フレームレートが突然落ち込んでカクカクする等パフォーマンスに問題あるのが一つ。ゲーム開始時の最初のローディングも信じられない位に長い(その後のゲーム中のLoadは問題ないのだが)。更にキャラクタのアニメーションが単調。エフェクト系にも見るべき物は無し。

 サウンドは3Dに対応していないという今時珍しいシンプルさ。ゲーム中に敵の足音が聞こえないので接近されても分からないというのも問題だろう。

その他  遅れたが北米でも発売されている。


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