☆ JUDGE DREDD: DREDD vs DEATH ☆        目次

  03/11/02

基本データ 148MB    Rebellion / Vivendi Universal Games    公式サイト 
最低動作環境  DirectX  9.0a / VRAM 32M以上のビデオカード       
GAMEPLAY  UKの大人気コミックのゲーム化作品(新作ともタイアップ)。過去に映画も作成されているが、どうやら現在製作中の新作映画にもRebellion(Aliens vs Predator)が資本参加しており、それ故自らがゲームを作成という事になっているようだ。コンソール3機種とのマルチプラットフォーム作品。

 デモはシングルプレイ1mapに加えてArcade ModeのMapを2個収録しておりボリュームはある。コンソール主導という事で武器は2個だけ携帯出来て、他に独立してGrenadeキーを設けるシステムを採用。ALTでズーム。ただしメインの固定武器は弾薬を6種類切り替えて使用可能という変化はある。Saveは自由に可能であるしLoadingも速い部類。

 FPSとしては非常にスタンダードで可もなく不可もなしといった感じ。進行には自由度が有るという話だったのだが、少なくともこのデモレベルは単純な一本道であり、ひたすら敵を倒しながら進んでいくという構成。レベルデザインも凡庸で面白味に欠ける。敵のAIもシンプルで特筆すべき点は無い。ユニークな要素としてはLaw-Meterが存在し、これは犯罪者を逮捕すると上昇するが無意味に殺したりすると下がるようになっており、一定レベルよりも下がるとゲームオーバーとなってしまう。ただ大量にうろついているNPCのほとんどは犯罪者なので値をMaxに保つ事は容易であり(Challengeキーで投降を呼び掛けるかGas Grenadeを使う)、大してゲームに変化を付ける物とはなっていない。

 Arcade Modeは専用のシナリオをプレイする物で、「出来るだけ短時間に60人のNPCを殺す」と「ゾンビを15匹倒す」の2つが選べる。いずれもクリアするとランキング表示が出るシステムの高ポイントを目指すタイプのゲーム。取りあえず数回遊ぶ分には楽しめる。(どうもSingleプレイでのLaw-Meterの値がMapクリア後のポイントに影響しており、このポイントによってArcadeのMapやマルチプレイのSkinがUnlockされて、逆にArcadeのポイントによってSingleで使用出来るChaetがUnlock可能というシステムのようだ)。

 デモはまあ遊べるレベルだが、製品版もずっとこんな感じならば弱いと言わざるを得ない。更に製品版のストーリーモードは相当短い様だ(この長さが11個なら確かにそうだろう)。Coopも含めた多彩なマルチプレイを持っているようだがネットコード等は未知数。典型的な「ファンなら」というゲームか。
GRAPHICS

SOUND
 グラフィックはPC専用に高解像度Texture等を作成している訳でも無さそうで、Mapが暗いという事もあるのだが3年位前の水準に見える。キャラクタのアニメーションは結構細かいが、体形がコミックの影響なのか?変なバランスに感じられ、また柔らかくグニャリとした感じで動くので違和感有り。死亡時のRag-Doll効果も取り入れられているのだが動きは変。一方で目に付いたのは残虐表現で、血の量は迸るといった風で大量に出るし、死体もちゃんと残ったまま。四肢が取れたりはしないが首が無くなるという表現は使われている。火炎弾を当てると燃え上がって叫びながら逃げ回る等、これはよく出来ているという印象を持った。

 HUDはすっきりしており設定関連にも特に問題は無い。ただこれだけ暗いのであればBrightnessの調整が欲しいところ。

その他  サイバーフロントから日本語マニュアル付き英語版が発売されている。


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