☆ AQUANOX 2: REVELATION ☆          目次

  03/11/08

基本データ 272MB      Massive Development / JoWood    公式サイト
最低動作環境 DirectX 8.1 / VRAM 32M以上のビデオカード
GAMEPLAY  Aquanoxと言えばそのゲーム内容云々よりも、DX8対応ビデオカード(Geforce3等)登場時にいち早くその機能に対応したゲームエンジンを採用したゲームして有名だろう。現在でもこの会社はゲーム製作よりはベンチマークソフトのAquaMark 3の方で知られているのではないだろうか。この2はその続編に当たる物。

 ゲームのシステムは会話によって進めて行くAdventureゲームのパート、金を稼いで自分の潜水艇をUpgradeしたり改造したりするRPG的パート、そしてアクションパートというのがミックスされた物となっている。このデモでは内容としてストーリーモードを1編、単体のミッションを2編収録とサービス度は高い。なおストーリーモードでは、読まなくてもいいので会話にはアクセスはしておかないとDockに行ってもミッションを始められないので注意。

 1はデモをプレイしていたので、それからどんな風に進化したのかを見るべくプレイして見たのだが.....。まず第一にスピード感が全然感じられない。一番ベーシックな潜水艇だとは思うのだが、それにしてもこれはどうかと思える様なスローさ。操作感覚はFPSプレイヤーにも馴染める簡単さなのだが、シムモードでは水圧によるラグが生じるので遅くてイライラする。武器も魚雷系の弾数が少ないので爽快感に欠ける。こういった点からNormalでも相当に難しくてすぐに終わってしまうので、面白いという感じる要素が無いという印象。

GRAPHICS

SOUND
 グラフィック面では自慢のKRASS Engineを使用しており、少なくともこちらではインパクトの有る物を期待したのだがこれは更に?な出来である。画像OptionをMaxにしても1の時の様に激重ではないのだが、暗くて単調なロケーションが続き目に訴える物が無い。爆発系のエフェクトが綺麗と思える程度。不思議に思って製品版のレビューを数本読んでみたのだが、どうやらリアリティを追求という観点からかより現実の海底に近いグラフィックを使用しているらしく、その分綺麗さや派手さが無くなってしまっている。その考え方は分からなくも無いが、派手に海面からの光線が差し込んでプランクトンや海藻の描画が多彩だった前作に比べても地味になってはインパクトに欠けるのも当然。

その他  ゲーム性自体が面白ければそれでも良いのだろうが、それも凡庸という話で総じて1よりも退化した作品として評価されている。グラフィックだけでも見る価値有りならまだ良かったのだが、これなら1のデモの方が楽しめるだろう。


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