☆ APOCALYPTICA ☆               目次

  03/11/08

基本データ 142MB     Extreme FX / Konami Europe    公式サイト
最低動作環境 Pentium III  800MHz / VRAM 32MB以上 Hardware T&L対応
GAMEPLAY  マルチプラットフォームでのリリースで、PC版はUK/US共に安い価格設定となっている。デモはシングルプレイ専用で1Map収録。

 設定はハルマゲドンから数千年後の未来での善と悪との最終決戦。ゲームデザインで最も影響を受けたのがUnreal TournamentのAssaultモードという事で、最大4人までのキャラクタをチームとして操作して、制限時間内に連続したObjectの達成を目指すというゲームとなっている。4人のキャラクタはそれぞれが異なった能力を持っており、それぞれがSword, Weapon, Spellの3種の攻撃方法の内2つを所持している。プレイヤーが操作する以外のキャラクタはUT風のメニューから指示を与えて動かしてやるシステム。プレイ中に操作キャラの変更も可能らしいのだが、このデモでは切り替えキーを押しても何故か作動しなかった。

 デモのミッションは2人のキャラクタから片方を選択してプレイし、もう片方は勝手に戦ってくれるという物(指示は出せる)。この味方AIについては戦闘に関してはかなり頼りになるのだが、自動砲台の攻撃を避けられなかったりとか、複雑な経路だと付いて来れないという問題が有った。ゲームはObjectを達成する為に次々と立ちはだかる敵を倒して進んでいくというシンプルなスタイル。Saveは無くて死の扱いはAssaultと同じであり、自分及びAIが死ぬと現在クリアしているObjectの最終個所にRespawnするという方式なので、AIも含めて死に関してのストレスはほとんど無い。ASと同じで単に時間内のクリアを目指すというゲームである。

 プレイ自体は三人称固定視点で、魔法タイプの女性キャラと肉弾戦タイプの重量級ロボット?のコンビで進めていく。進行そのものは非常にオーソドックスなアクションゲーム。このデモの問題点は両者共に出来る事が少ない事。多分ゲームの最初の方だと思われるのだが、どの攻撃方法にしても使用武器(魔法)の切り替えが出来ず、一種類の攻撃方法が使えるのみ。よって或る程度プレイすると単調さが目立って来てしまう。デモはプレイヤーへのアピールの意味合いが強いのだし、デモ専用のMapを作成してでももっと多彩な攻撃が可能なようにしておくべきだったと感じる。
 剣での攻撃も連続でクリックするとコンボ動作を行うのだが、意図的に出せるコンボ攻撃が武器によっては有るのか等は不明。敵を切っているという感覚はあまり無いが、その分大量のBloodが噴出するというエフェクトで或る程度は補っている。敵のAIは突然立ち止まってしまったりとまだ調整が必要なレベルだ。

 動作上の問題として、キーのConfig中にフリーズするというのが数回起きた。またミッション終了後にメイン画面に戻る時も同様。ゲーム中は問題が無い。日本語OSとの絡みという可能性もあるが、そうでないならこれだけ頻繁に固まるのは問題だろう。

 先に書いたようにデモの内容には不満が残るが、攻撃系が多彩で充実するならばASが好きな私としては注目したいタイトルである。マルチプレイでは32人までのDMやCTFの他に、4人までのシングルキャンペーンのCoopと、8人までで攻守に分かれてシングル用Mapを戦うObjectモード(ASと同じ)が用意されているのは強み。

GRAPHICS

SOUND
 グラフィックに関しては、建造物関連はデザインも含めて結構クオリティが高い。shadow等のエフェクト面も標準的なレベルはクリアしている。一方でキャラクタのアニメーションはもうちょっと多彩で滑らかにしてもらいたい。それと接近するとポリゴンの重なりが起きてしまう事がよく有るのも問題。

 サウンドは3Dのポジショニングは優秀な部類なのだが、使われているサウンドの種類が少ないのが難点(敵の悲鳴が1パターン等)。

その他  製品版の評価は相当酷い結果に終わっている。


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