<PC マシンの種類>

 02/06/03


1.PCの種類

 一口にPCといってもいろいろと有る訳で、ここではゲームをやるのには不向きと思われるマシンについて解説しよう


◎NEC PC98シリーズ
 PCの「ゲーム」には向いていないマシンである。なぜかというとこの会社のマシンだけ内部のアーキテクチャが異なっているからだ。現在WINが動作するのはPC/AT互換機といわれる84年にIBMが製作したマシンの流れを汲むものなのだが、このNECは独自の路線でWINマシンを製作していた。ここで何が問題になってくるかというと、この仕様の違いにより動作しないソフトが結構あるということだ。日本のソフト会社が製作する場合はこのNECの存在がわかっているからそれを考慮して製作するので問題はないのだが、海外の会社は全世界のPCは全て同じ規格のマシンで動作していると頭から考えている。それで
NECのマシンでだけ動作しないというソフトが出て来てしまうのである。
 しかもこれはハード面にも及び、WIN用に発売されている周辺機器等もNECでは動作しないものがある。またゲームに関係なく何かトラブルが起きたときに、ハードが異なるために一般のDOS/V機の常識が通用しないことがあり余計に酷い目にあったりするので注意したほうがいい。そこでNEC98シリーズのユーザーの方は、
 
*購入前にNECマシンでの動作をパッケージや広告で確認する
*不明であれば直接メーカーに問い合わせる

 といった風に確認をしてからゲームを購入してほしい。NEC製マシンでは動かない或いは動作保証無しというゲームが結構存在しているので。なお日本製ゲームというのは日本で作られたという意味であり、海外作の日本版という意味ではないことに注意。要は日本の代理店が日本語マニュアルをつけたり内容を日本語化して出しているからといって、それがNEC製PCで動くというわけではないことに気を付けてもらいたい。

 ただしXPが普及すれば互換性の問題は無くなっていくはずである。


◎ノートPC
 ノートパソコンと言えばゲームには向かないと言うのが一般常識だったが、最近はそれも変わってきている。以前は表示する液晶という物自体が高速画面書き換えを苦手としている事、グラフィック性能が低い事、マシンに拡張性が無い事等から不向きなマシンだったのだが、液晶画面の性能向上や高速なビデオチップの搭載により状況は変わってきている。
 ただしそれでもデスクトップ系には敵わないし、相変わらずノートPCでは動作保証外のゲームが非常に多いのが現状である。それと重要な点としてノートにてデスクトップ並みの性能のシステムを組んだ場合非常に高価になるので、その辺も考えておかないとならない。またグレードアップもやりにくい。自分の住宅環境ではCRTは大き過ぎると言うのならば、CRTのみは薄型でマシンは通常のケース型という方法もある。ゲームが快適に出来るノートというのは限られてくるので、購入前に情報を集めてからにしよう。


◎MAC(マッキントッシュ)
 全くの初心者もいると思うので念の為。現在パソコンと呼ばれるマシンは大別して二通りに分けられる。ひとつがDOS/V機(PC、AT互換機、IBM互換機等全て同じこと)、もうひとつがMACと呼ばれるAPPLE社のマシンである。それぞれWINDOWSとMAC OSというOS(基本ソフト)を使用しており基本的に両者に互換性は無い。つまりWINDOW用のソフトを買ってきてもMACでは動作しないしその逆も然りである。
 MAC用のゲームソフトも存在はしているが、市場が小さい為にそれほど各メーカーはPC版のゲームの移植には積極的ではなく、ゲームマシンとして使うには向いていないと言える。


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