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ユニゾン(タイトル)

3Page目は私がUNiSONで感心したこと、
思ったことなどをひたすらテキストにしました〜

 っということで、ここからは私がUNiSONに関して思ったこととかを書いてみます。もし、このPageを見て、1人でもUNiSONの楽しさに触れていただければ、私としてはこんなうれしいことはありません。正直、こんなに良いGameが安く叩き売られ、大した評価もされていないことに、驚くと共に悲しくも思うのです。

 以下、私が思う、UNiSONの素敵なところを書き上げてみます。

  • 左右のアナログスティックによる操作性
    これは画期的と言っても良いでしょう。紹介の中でも書きましたが、実際のダンス動きをレバーの動きに置き換えるというのは、非常に直感的に分かりやすく、そのため、プレイしているときに、キャラクターとの一体感が得られやすいのです。アクションゲーにおいて、キャラクターとの一体感というのは、操作による快楽と直結しており、それはこのGameでも言えることと思います。単純に動かして楽しい…それはビデオゲームの原点であると私は考えます。
     
  • キャラクターが良い!
    これは反論があるかも… キャラクターの好みというのは人それぞれですし。実は私自身、プレイしてしばらくの間、このキャラクターたちには、さほど愛着や愛情を感じませんでした。この操作性、Gameシステムは高く評価するけど、キャラクターとストーリーはちょっと弱いな…という印象でした
     
    が、今はUNiSONのキャラクターたち、特にユニゾンのメンバーが可愛くて仕方ないです。うーん、どういう心境の変化なのか、自分でもよく分からないのですが、何か愛おしいんですよ〜(マジに書いてしまうと、ちょっと恥ずかしいですが、それでも書いてしまおう)
     
    冷静に見てみると、ユニゾンのメンバーは、一見、顔が大きく体が小さな、2頭身、3頭身風のチマチマキャラっぽい、マンガチックなイメージなのですが、実際には6頭身くらいはありそうですし、よく見てみると、ボディは小さく、手足を長くデザインされています。恐らくマンガチックな可愛いイメージを保ちながら、動きが大きく、見栄えのするダンスを実現するためなのキャラデザインなのでしょう。一見、ありがちそうな感じでありながら、実は良く考えられた良いデザインだなぁ〜と、ちょっと感心しました。
     
  • レバーの入力と直前のキャラの動き
    細かいことになりますが、レバー入力のタイミングの直前、キャラクターは少し動くんですよね。例えば両手を上に上げる操作の直前には、両手を少しだけ上げるようなしぐさをみせます。ここではこれを『予備動作』と呼ぶことにします。で、ちょうど良いタイミングでレバーを入れると、予備動作からスムーズに両手を上げる、入力をミスすると予備動作で一旦、引っ掛かったような動きになったり、手を上げてくれなかったりします。
     
    私がスペースチャンネル5で気になったことの1つに、キー入力とキャラクターとのタイムラグというのがあります。スペースチャンネル5では、キー入力をしてからキャラクターが動き出すので、音楽に合わせてキー入力をしていると、画面上のキャラクターの動きは、音のテンポより、必ず少し遅れるんですよね。そのため、キャラクターを見ていると、そのタイムラグに引きずられて、タイミングが遅れがちになってしまい、攻略のためには画面はあまり見ないようにした方が良いという、何だか悲しい結果になっていました(あとDreamcastの処理能力が足りないためか、処理落ちによるタイミングのズレというのもありましたが)
     
    その点をUNiSONでは、キー入力がされてからキャラクターが動き出すのではなく、予め予備動作により少しだけ、キャラクターを動かして-、ベストなタイミングで入力があれば、キャラクターのタイミングがずれることなく、そのまま滑らかに動かせるという改善方法をとっていました。
     
    厳密にはUNiSONの場合も、予備動作以降はキー入力があってから動き出すことになるので、ラグは完全には解消していません(特に早い連続入力があるような場面とか感じるような気も)。このラグを解消するには、予備動作を大きく設定してしまえばいいのですが、そうすると、今度はキャラが勝手に動くことになり、プレイヤーが操作している実感を削ぐことになります。

    この辺のバランスですが、これまた良く調整してあると思います。UNiSONの場合、キャラクターを見ながらでも、そんなにキャラの動きで惑わされることはありませんし、逆にキャラクターの動きを見ながら、タイミングを微調整するなんてことも可能になっています。また失敗した時は、途中まで動いたけれど、あれ?どうなんだっけ?〜っと、まるでキャラクターがホントにフリをど忘れして、あたふたしているかのような仕草に感じられ、これまた良い感じなのです。
     
    他の音ゲーのことを知らないので、他にもこういう仕様のGameがあるのかもしれませんが、スペースチャンネル5の時、非常に気になっていたポイントだったので、なるほど、こういう方法で解決したのか〜っと、私は非常に感心しました。
     
  • 暗記システムが良い!
    世間ではフリの丸暗記というのが評判悪いようなのですが… そんなに難しくないでしょ?これ。まあ、一日中、頭を使うようなお仕事の人が、うちでも暗記しなくちゃいけないのか〜などというシチュエーションは別として、判定もめちゃめちゃ厳しくはないし、完璧を求めない限りは、多少のミスではゲームオーバーにはなりません。また、音を記憶力を頼りにというシステムだからこそ、本番でのプレイがより楽しいものになるのだと、声を強くして言いたいです。自由なカメラアングルを楽しめるのも、丸暗記システム故にでしょう。
     
    もちろん、Game開発チーム内で、本番でのお手本表示をするべきか否かは論議されたことと思います。その結果、表示しない方が良いとなったのでしょう。実際、暗記を手助けするべく、システムも構成されていますし、ダンス先生の掛け声など、なかなか効果的だと思います。
     
    時々、格闘ゲームなどでも思うのですが、自分がそれまでプレイしてきたGameを基準として、それの価値観を認めない、否定するプレイヤーが、最近、多いような気がするのです。他の音ゲーがマーカーを表示するしたって、他のGameがそうしなくてはいけない理由なんてなんにもありません。Gameを消費することを急ぎすぎていませんか? ある程度、ちゃんとフリを覚えないと、キャラクターとの一体感が得られ難く、UNiSONを楽しむことが出来ないと思いますけど…
     
    もしお手本をを表示してしまったら、UNiSONの楽しさは確実に減ってしまっていたことでしょう。私は開発チームの判断を支持したいと思います。無論、もっと楽しく覚えられるような仕掛けなりイベントなりを作るべきだ〜という意見には、賛同するところではありますが。UNiSONでは、フリを覚えていく過程が楽しめるか?が、極めて大きなポイントになると思うので、更なる工夫があれば、なお良いことでしょう。
     
  • 歌声も素敵!
     中には原曲のボーカルが歌っていないことを不満に思う人がいるかもしれないですけど、私はとても気に入っているんですよ〜 これも私感が入りまくりなので冷静な意見とは言えないのですが… UNiSONの歌は、主にトリルの声の水野愛日さんが歌っているらしいです(もちろん、他の声優さんたちも自分のパートをこなしているものと思います)。私は声優の水野愛日さんが歌っているのではなく、ユニゾンのメンバーが歌っているのだと理解しているので、違和感や不満などは全くないんですよね〜
     
  • レバーを離すタイミング
    UNiSONでは、レバーを離すタイミングもチェックしており、溜めが必要なシーンや(手を上げっぱなしのままというような場面)、素早く離さなくてはいけないようなシーンがあります。この辺、あまりシビアに判定してしまうと、単にストレスがたまってしまう辛いGameになってしまいますが、概ね、離す側の判定は甘く、要所要所でパッと入る溜めは、逆にメリハリがあって気持ちいい仕様に仕上がっています。
     
  • 難易度設定が絶妙
    UNiSONの難易度については、暗記を良しとしない向きには激ムズとする人が多いようですが、暗記をプレイとして楽しむことを前提とすれば、非常に上手く設定されていると思います。まあ、単純に私のGameレベルに非常にマッチしただけだ〜っと言われるとそれまでなんですけど。実際に他の音ゲーと比べて、難易度ヌル過ぎ〜っという意見も見掛けますし。
     
    キャラクター紹介の中に書いたように、トリル(Normal)、セラ(Hard)、チリ(Very Hard)と順にプレイしていくと、それぞれのダンスの中に重複する部分が少なからずあるので、難易度が上がっても、全部を覚え直す必要がないんです。なので、段々と難しくなっていく内容に、プレイヤーが対応できるんですよ〜 特にチリのダンスは、初め、思わず悶絶してしまうようなものがあったりしたのですが(笑)、私でも何とかなったくらいです(何度も書きますけど、私は音ゲーほぼ未経験者に近いです。また音楽センスが良くも、リズム感があるという分けでもありません)。
     
  • 収録曲が良い!
    収録曲に関しては、概ね好意的な意見が多いように見受けられます。30代当たりをメインターゲットにしているのでは?なんて話もありそうですが、古めの曲から、ちょっと前に流行った曲など、知名度が高い曲が多いので、多くの人にとって、知っているが多いのではないでしょうか?
     
    逆に音楽センスが鋭い人、音楽に一言持ち合わせているようなマニアの方からすると、流行り歌的なものが多いため、何かイマイチと思われるかもしれません。音楽マニア向けではなく、あくまで一般人向けに選曲したものと思います。私はその姿勢を高く評価しています。無論、たくさんの曲が収録出来るのなら、マニア受けしそうな曲も入れるとより良いのでしょうけど。

 思いつくままに書いてみましたけど、何かまだまだ書き足りないような気もしますね。追加があれば、また書き足しておくことにします〜 ここも良いぞ!っという方がいらっしゃったら、オリーブしゃんボードまたはMailにて教えてください〜 場合によっては追加させていただきます(絶対、いないな、これは(^^;)

 さて、私が絶賛して止まないUNiSONですが、残念ながら売り上げはイマイチだったようです。ファミ通の初回数では6135と低調だったようですし、以前、テクモが業績予想を下方修正したことがあったのですが、その理由の1つが『UNiSONの売上が計画を下回ったこと、リピート生産が見込めないこと』だったことからも、テクモ側の予想もかなり外れてしまったことが分かります。また、テクモの代表取締役副社長の中村純司氏は、インタビューの中で『2001年3月期はダンスゲームの「UNiSON」でチャレンジしたが,結果として失敗した』と明確に答えています。

 手を抜くこともなく、丁寧に作られているし、どうして売れなかったのだろう…と、エンジニアゲーマーズ(閉鎖されました…涙)のなかゆんさまのBBSで見解を聞いてみたのですが、1.音ゲーが衰退しつつある時期に出てしまったこと、2.一見したときのインパクト不足(キャラデザインがいまいち)、3.宣伝不足、っというお答えを頂きました。言われてみると確かに…という点ばかりです。1については、音ゲーフリークではない私には無関係な項目ですが、2や特に3については、私も確かに!と思うところがあります。

 私はオールドゲーマーですから、テクモのことはテーカンという社名だった時代から知っています(確か金色が出せるボードが売りだったような記憶が)。また、DEAD OR ALIVEシリーズを遊んでいますから、他のGameメーカーよりも感心が高いです。それでも、UNiSONが発売された当時、私はUNiSONのことをほとんど認知していませんでした。

 1つには音ゲーというだけで、専門外だから情報を集めなかった…という私的事情がありますが、反面、私の元まで宣伝が届かなかったということも間違いありません。テクモという会社に少なからず感心がある私でもそうなのですから、ましてライトユーザーに至っては、全然、知らなかったとしても不思議はないでしょう。

 もちろん、宣伝したからといって必ず売れるものでもないですし、そもそも、超大手の会社のように、バンバンTV CMを打つという分けにはいかないのかもしれません。ただ、これだけのGameがひっそりとあまり知られることもなく、Game屋さんで叩き売られているのかと思うと、私は何か理不尽な気がして仕方ないんです。何とかこういうGameを埋もれさせずに、上手くGameが好きな人に知らしめる方法がないものでしょうか。

 残念ながらあまり売れなかったUNiSONですが、少なくとも私には、深く記憶に残るGameとなりました。何が残ったのかはハッキリ分かりませんが、何しろ夢の中に出てきてしまったGameというのは、多分、これが初めてのだと思います。Gameシステムが優れているだけでは、こんなことは起こり得ないと思う。何か心を掴んで離さないのでしょう。それを言葉に表すなら、大きな意味での愛なのかな?と感じています。

 最後に、これだけUNiSONのことを持ち上げておいて何なのですが、夢にUNiSONのことが出てきてしまったことからも分かるように、今回の記事は、UNiSONに関しての冷静な意見ではありません。冷静に書こうと思っても書けないし、書くつもりもないんです(苦笑) 何しろ、私はUNiSONに対して、ときめいちゃっていますから(笑)、UNiSON好き好きフィルタリング120%で、いかにUNiSONが素晴らしいかということに終始しております。まあ、そういうGame紹介というのも、いかにもうちらしいですし、Internetの片隅に、そんなサイトが1つくらいあってもいいかな〜なんて思いまして。

 もし、この文書を見て、UNiSONを買い、気に入ってくれたのなら私もとてもうれしいです。また、そそのかされて買ってしまったものの、何かイマイチ…という方、いらっしゃたとしたら、どうもごめんなさい、スミマセン。UNiSONは自信を持って人にお薦め出来るGameだとは思うのですが、なにぶん、人には好みというものがありますし、また、この丸暗記システムを良しとしない人も少なくないようですし…

 でも、やっぱり多くの人にやってもらいたいな〜と思う。特に音ゲーはこういうものだ!っという固定概念に凝り固まっていない人、新しいチャレンジを評価する人、そして音ゲーってあんまりやらないんだよな〜っというアナタ!、一度、触ってみてください。このGameには何かがあるのです。

2001/10/12 作製
2004/08/29 一部修正


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以上で、一応、紹介は終わりなのですが、
どんなコスチュームを着ているのか?
どんな曲が収録されているのか?など、
ネタバレ全開(?)で書いてみました。
ここまでの文章読んで、買う気になった方は、
次のPageを読む前に、Game屋さんに走ってください(^^;
ネタバレしちゃうとつまんないですから(買って〜)。

収録曲を全部知らないと買う気がしないよ〜という方や、
迷っているので曲を見てから決めたい〜という方は、
お暇なら次のPageを覗いてみてください〜
どうか好みの曲がありますように…(買って〜)
 
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