悪魔が来たりて......
この世の楽園で時間を忘れているサイトウ先生の全身を、この時すでに悪魔は
撫でまわしていた。
腕に背中に直射日光の空爆を受けた先生は、この夜から痛みにうなされ、旅行
どころではなくなったのだった。
「おっぱいの代償は大きかった」 とは入江隊長の弁。
後で聞いたら、帰国後すぐ関空の医療所に運び込まれたとのこと。
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