大学教授

著者:桜井邦朋
出版社:地人書館
読了日:1998/6/20

 大学の序列は高校とか予備校とかじゃなくて、大学自身が変えていくべきであると思っていましたが、この本の中にちゃんとそう書いてあったのでほっとしました。少なくとも高分子化学のフィールドに身を置いている私には、高校の先生が言うように「東大が1番だ」なんて逆立ちしても思えませんからね。

 また、大学教授という職業は、本人がいかに常識的な人間であっても、世間からは必ずしもそうは見られないということがよく理解できました。つまり教授は、平均的な人よりも常識的でないと常識人とは見なされないのですねえ…何だいそりゃ。