2001年3月8日 プロアマ交流戦 湘南−三菱重工横浜(ベイスターズ球場)

試合開始 12時28分 試合時間 2時間(手持ち時計)
天気 曇りのち霙・一時晴 風向・風速 レフトからライトに約4m
観戦位置 バックネット裏

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
三菱重工横浜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 1
湘南 5 0 1 0 0 0 0 0 x 6 9 1


本塁打 田中充 (1回ソロ=馬渡) 新沼 (3回ソロ=矢島)
残塁 菱6 湘4
併殺 湘3 【大野−八馬−七野】塩沢 (1回) 【七野】田淵 (2回) 【大野−八馬−七野】塩沢 (7回)
盗塁死 古木 (3回) 小池 (5回)
牽制死 小原 (6回)
失策 斉藤 (3回) 古木 (9回)
暴投 谷口 (3回)

打者成績
三菱重工横浜 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(中) 小原 3 0 1 0 1 1 0 0 0 三振   四球     中安   三直  
(遊) 田淵 4 0 1 0 1 0 0 0 0 三振   一直     遊ゴ     左安
(三) 斉藤 4 0 1 0 0 0 0 0 1 一ゴ     一ゴ   左飛     中安
(左) 渡部 2 0 0 0 0 1 0 0 0   中飛   四球     二ゴ    
ホウヤ 1 0 0 0 1 0 0 0 0                 三振
(指) 坂本 3 0 1 0 1 1 0 0 0   左安   遊飛     四球   三振
(一) 塩沢 4 0 0 0 0 0 0 0 0   遊併   中飛     遊併   遊飛
(二) 吉田 4 0 1 0 0 0 0 0 0     三ゴ   三ゴ 中飛   中安  
(捕) 高安 2 0 1 0 0 1 0 0 0     中安   二ゴ 四球      
鶴岡 1 0 0 0 0 0 0 0 0               遊直  
杉田 0 0 0 0 0 0 0 0 0                  
(右左) 宮崎 3 0 1 0 0 0 0 0 0     左安   遊ゴ     左飛  
 
湘南 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回
(中) 田中充 4 1 1 1 0 0 0 0 0 右本 一ゴ   遊飛     投ゴ    
(二) 八馬 3 1 0 0 0 1 0 0 0 四球   投ゴ   投ゴ     左飛  
(左) 古木 4 1 2 0 0 0 0 0 1 右安   中安   二ゴ     一ゴ  
(一) 七野 4 1 1 1 1 0 0 0 0 左安   三振   投ゴ     一ゴ  
(三) 小池 3 1 1 1 0 1 0 0 0 左安     右飛   死球     右飛
(遊) 大野 3 0 0 0 0 0 1 0 0 一犠     二ゴ   左飛     二ゴ
(捕) 新沼 4 1 2 2 0 0 0 0 0 中安     左本   二ゴ     遊ゴ
渡辺 0 0 0 0 0 0 0 0 0                  
(右) 3 0 1 1 0 0 0 0 0 遊ゴ     中安     遊ゴ    
(指) 杉山 2 0 1 0 0 0 0 0 0 遊安     三失          
打指 金川 1 0 0 0 0 0 0 0 0             三ゴ    


投手成績
  三菱重工横浜
馬渡 1 10 35 6 1 0 1 0 5 5 0 0
  矢島 7 24 74 3 1 1 0 1 1 1 0 0
 
  湘南
谷口 7 25 78 4 0 2 3 0 0 0 1 0
  前田 1 11 7 1 0 0 0 0 0 0 0 0
  五十嵐 1 3 16 2 0 2 0 0 0 0 0 0


【試合の流れ】

1回表
小原初球にセーフティバントを試みるがファール、結局変化球(カーブ?)を空振り三振。田淵外角のストレートを空振り三振。渡部一ゴロ。

1回裏
田中充ライト後方へのソロホームラン。ゴロ。田中一ピッチャー横を抜けるセンター前ヒット。古木ライト前ヒットで1死1,2塁。駒田ライト前ヒットで1死満塁。小池四球で押し出し、田中一生還。大野浅い中飛。田中充投ゴロ。湘南この回1点を先制する。

2回表
渡部中飛。坂本レフト前ヒット、塩沢遊ゴロ併殺。

2回裏
新沼左飛。横山外角のストレートを見逃し三振。福本詰まりながらもセンター前ヒット。田中一の打席のカウント0-2から福本が二盗に成功。田中一ストレートの四球。古木センター前ヒットで福本生還、サードへボールが送球される間に古木が2塁に進塁し2死2,3塁。駒田右中間にいい当たりを飛ばすも中飛。湘南この回1点を入れ再びリードする。

3回表
吉田三ゴロ。高安センター前ヒット。宮崎つまりながらもレフト前ヒットで1死1,2塁。小原の初球に谷口が低めに暴投し、1死2,3塁。小原四球で1死満塁。田淵いい当たりもファースト正面へのライナー、一塁ランナー戻れずタッチアウトでダブルプレー。

3回裏
3者凡退。田中充は低めの変化球(フォーク?)を空振り三振。

4回表
斉藤一ゴロ。渡部四球。坂本ショート後方へのフライ。塩沢中飛。

4回裏
新沼レフト前ヒット。横山初球をピッチャー前に送りバント成功で1死2塁。福本やや詰まりながらもセンター前ヒットで1死1,3塁。田中一初球を引っ掛け遊ゴロ、併殺崩れの間に新沼生還、田中一は1塁に生き2死1塁。古木の打席のカウント1-1から田中一が二盗を試みるも失敗。湘南この回1点を返す。

5回表
3者凡退。

5回裏
3者凡退。駒田は外角の変化球(シュート?)を空振り三振。

6回表
小原センター前ヒットで出塁も、次打者田淵のカウント0-2の時に飛び出し、新沼の牽制で一塁でタッチアウト。田淵遊ゴロ。斉藤左飛。

6回裏
3者凡退。新沼は変化球(カーブ)を見逃し三振。

7回表
渡部二ゴロ。坂本四球。塩沢いい当たりもショート正面のゴロで併殺。

7回裏
この回から投手河野新井ファーストベース際を破るツーベースヒット。福本外角のストレートを空振り三振。田中一カウント0-1からバントを試みるも見逃し、結局フルカウントまで粘って四球。古木カウント2-3から外角のストレートを空振り三振、この時新井が二盗を試みるも失敗しダブルプレー。

8回表
この回から投手前田吉田センター前ヒット。高安の代打鶴岡はセンター前に抜けそうな当たりもショート大野のダイビングキャッチに阻まれアウト。宮崎左飛。小原サードへヒット性のライナーを放つもサード小池の好守に阻まれアウト。

8回裏
四球。新沼遊ゴロ併殺。新井ファーストベース際を破るツーベースヒット。福本ホームラン性の当たりを飛ばすもファール、結局外角のストレートを見もサード小池の好守に阻まれアウト。

9回表
この回から投手五十嵐、捕手渡辺田淵レフトライン方向にへヒット、古木の打球処理がもたつく間に2塁へ。斉藤センター前ヒットで無死1,3塁。ホクヤカウント2-0から変化球(カーブ)を見逃し三振。坂本カウント2-3から内角低めの変化球(スライダー?)を空振り三振。塩沢遊飛で試合終了。

観戦後記(三菱重工横浜)
先発薮田は悪いながらも見方の守備にも助けられ3失点に留める。打線は長打構成で湘南投手陣を粉砕する。

観戦後記(湘南)
打線は序盤のチャンスを物に出来ず。千葉ロッテ2番手の左腕河野に中軸が完璧に抑えられる。守備でも記録に残らないミスがあった。


【気になる選手】
■横山道哉(湘)
制球が不安定で、ストレートの球威も感じられなかった。変化球のキレもイマイチで、投球全般にいいとこ無し。打たれたヒットの7割以上が長打だった。

■福本誠(湘)
2回に成功した盗塁は、スタートが遅くタイミングはアウトだったものの、キャッチャーの送球が高めに浮いた為セーフになる。守備では取れそうな当たりをヒットにする。

■田中一徳(湘)
4回には盗塁も試みるが、スタートが悪く失敗する。守備では1回に好返球を見せ、於保の進塁を阻止する。

■古木克明(湘)
左投手には相変わらず弱く、外角球の見極めが出来ていないようだった。右投手からは引っ張り傾向の打撃を見せる。守備はまずまず。

■駒田徳広(湘)
2軍レベルでは素晴らしい打撃を披露する。守備でもファインプレーを見せ、湘南シーレックスでの有終の美を飾る。

■小池正晃(湘)
打撃ではいい当たりを見せるものの、相手の好守もあり結果には現れず。相性のいい左投手からは三振を喫す。サードの守備はまだまだ動きが硬いが、外野守備は安定していた。

■田中充(湘)
打撃ではいいとこ無し。守備でもシングルヒットをツーベースにしてしまうなど散々で、途中交代の憂いを見る。

■新沼慎二(湘)
打撃では変化球の見極めがやや甘いようだった。守備では3盗塁を許すが、3回のダブルスチールは立川のスイングに邪魔されて送球出来ず。7回に走られた時は、送球が遅かった。

■五十嵐英樹(湘)
2番手として2回を投げる。制球、球威とも悪く、1点しか取られなかったのが不思議なくらいでした。以前の投球が戻るのは何時の日だろうか・・・。

■薮田安彦(ロ)
立ちあがりの悪さをみせ、序盤は苦しいピッチング。中盤から変化球主体のピッチングに切り替え、悪いながらも抑える。全般的に球威が感じられず、変化球のキレもそれなりだった。変化球はカーブ、シュート、フォーク、スライダーを投げていた様だ。

■於保浩己(ロ)
シャープなスイングでいい当たりを連発、セーフティバントも試みていた。ファールで粘って四球を選ぶなど、カットも上手い。足を生かした広い守備範囲はなかなか。

■立川隆史(ロ)
5回のホームランは横山の失投(おそらくカーブ)を見逃さずにライトスタンドに運ぶ。他の打席ではやや大振りが目立った。打撃傾向は右打ちが主体のようだ。

■天野勇剛(ロ)
打撃ではいい当たりを飛ばしていたが、相手の好守にも阻まれ結果は出ず。落ちる系の球に弱そうなところも見せる。走塁では盗塁を1つ決める。外野守備は守備機会が少なく評価は難しい。

■松本尚樹(ロ)
打撃好調。早いカウントから打っていく積極打法で4安打の猛打賞と大活躍。守備でも三塁線を抜けそうな当たりをダイビングキャッチし、1塁送球でアウトにする素晴らしいプレーを見せる。

■塀内久雄(ロ)
打撃は引っ張り傾向で、はまれば素晴らしい打球を飛ばすが、バットコントロールはあまり上手くなさそうなので引っ掛ける事が多そう。左打者だけに、センター返しや流し打ちも出来るようになればバッティングに幅が出るのでは。守備での動きはまずまず。

■河野博文(ロ)
2番手として3回を投げる。左打者の新井にツーベースヒットを2本打たれるものの、他の打者は無難に抑える。ストレート主体で、変化球は主にカーブを投げていました。