2000年7月2日 イースタンリーグ 12回戦 湘南−西武(横須賀)

試合開始 13時  試合時間 2時間31分(手持ち時計)
天気 晴れ  風向・風速 無風及びライトからレフトへ約2m(風向きが頻繁に変わっていた)

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
西武 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0
湘南 0 0 1 0 0 0 0 0 x 1 7 0


○谷口 6勝2敗 (13試合)
●寺本 2勝3敗 (11試合)

二塁打 前原 (4回)
残塁 西8 湘2
盗塁死 福本 (6回)
牽制死 小池 (2回) 新井(8回)

打者成績
西武 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(中) 宮地 4 0 1 0 1 0 0 0 0 右安 三振     一直   二ゴ    
(二) 古屋 4 0 0 0 1 0 0 0 0 捕邪   三振   三ゴ     中飛  
(右) 大塚 4 0 0 0 2 0 0 0 0 一ゴ   三振     一ゴ   三振  
(捕) 和田 4 0 0 0 2 0 0 0 0 三振   三振     右飛   三邪  
(左) 高山久 3 0 0 0 1 1 0 0 0   四球   三ゴ   三振     遊ゴ
(一) 大島 4 0 0 0 1 0 0 0 0   二ゴ   三ゴ     遊ゴ   三振
(遊) 前原 3 0 2 0 0 1 0 0 0   右安   中二     遊ゴ   四球
(三) 紀田 2 0 0 0 2 1 0 0 0   三振   三振     四球    
田原 1 0 0 0 1 0 0 0 0                 三振
(投) 寺本 1 0 1 0 0 0 0 0 0   三安              
渡辺 1 0 0 0 0 0 0 0 0         左飛        
横田 0 0 0 0 0 0 0 0 0                  
河田 0 0 0 0 0 1 0 0 0             四球    
平良 0 0 0 0 0 0 0 0 0                  
木村 0 0 0 0 0 0 0 0 0                  
 
湘南 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回
(遊) 福本 3 0 2 1 0 0 0 0 0 右飛   左安     右安    
(中) 波留 3 0 1 0 0 0 0 0 0 遊ゴ     右飛     中安  
(左) 古木 3 0 0 0 1 0 0 0 0 三振     一飛     二ゴ  
(一) 駒田 3 0 0 0 0 0 0 0 0   一直   中飛     二ゴ  
(捕) 相川 3 0 2 0 1 0 0 0 0   二安     三振   左安  
(右) 小池 3 0 0 0 1 0 0 0 0   二ゴ     三振   右飛  
(三) 新井 3 0 1 0 1 0 0 0 0     遊ゴ   三振     右安
(二) 大野 3 1 1 0 0 0 0 0 0     右安         中飛
(投) 谷口 1 0 0 0 1 0 1 0 0     一犠          
小桧山 1 0 0 0 1 0 0 0 0               三振


投手成績
  西武
寺本 4 13 42 3 0 1 0 0 1 1 0 0
  横田 2 6  24 1 0 4 0 0 0 0 0 0
  平良 2/3 3 9 1 0 0 0 0 0 0 0 0
  木村 1 1/3 5 18 2 0 1 0 0 0 0 0 0
 
  湘南
谷口 7 28 119 4 0 8 3 0 0 0 0 0
  小桧山 2 7 28 0 0 3 1 0 0 0 0 0


【試合の流れ】
1回表
宮地ライト前のヒットで出塁。古屋初球をバントするがキャチャー後方に打ち上げ、相川がダイビングキャッチに成功して送りバント失敗。大塚一ゴロ、和田見逃し三振でチェンジ。

1回裏
3者凡退。古木は見逃し三振。

2回表
高山久四球。大島二ゴロで併殺かと思われたが、ショート福本が送球を反らし一塁に生きる(高山久は二塁アウト)。前原ライト前ヒット。紀田空振り三振。寺本三ゴロもサード新井がダッシュに遅れ内野安打。2死満塁のチャンスも宮地空振り三振でチェンジ。

2回裏
駒田強烈な当たりもファースト正面へのライナー。相川セカンド前にポテンヒット。小池二ゴロ併殺かと思われたが、ショート前原がランナーに牽制され送球できず一塁に生きる(相川は二塁アウト)。次打者新井の時に小池が牽制死でチェンジ。

3回表
3者連続三振。いずれも空振り。

3回裏
新井ショート前に高いバウンドを打つがギリギリアウト。大野1,2塁間を破るヒット。谷口送りバント成功で2死2塁。福本3,遊間を破るタイムリーヒットで湘南1点先制も、福本が1,2塁間に挟まれ憤死。

4回表
高山久三ゴロ。大島三ゴロ。前原左中間へのツーベースヒット。2死2塁のチャンスに紀田は低めの球を空振り三振でチェンジ。

4回裏
3者凡退。波留は初球に得意?の嘘バントを見せる。駒田はセンターへ大飛球もアウト。

5回表
3者凡退。寺本に代打渡辺を起用。宮地の1塁へのライナーを駒田が好捕。

5回裏
この回から投手横田相川は見逃し三振。小池は外角低めを空振り三振。新井は内角低目を空振り三振。

6回表
3者凡退。大塚の1塁への打球を駒田が好捕。高山久は見逃し三振。

6回裏
大野サードへのファールフライ。谷口空振り三振。福本ライト前にポテンヒット。波留の3球目に福本が2盗するも盗塁死。

7回表
大島遊ゴロ。前原遊ゴロ。横田の代打河田は四球。宮地二ゴロ。

7回裏
この回から投手平良波留がセンター前にヒット。古木二ゴロ併殺崩れで一塁に生きる(波留は二塁アウト)。駒田は中途半端にバットに当てて二ゴロ。併殺かと思われたが駒田懸命の走塁で一塁はセーフ。この時駒田が野次られてキレる。ここで投手木村に交代。相川レフト前ヒットで2死1,2塁。小池は右中間にヒット性の当たりを飛ばすが、ライト大塚の好守に阻まれチェンジ。

8回表
この回から投手小桧山古屋中飛。大塚初球にセーフィティーバントを試みるもファール、結局見逃し三振。和田三邪飛でこの回3者凡退。

8回裏
新井1,2塁間を破るヒットも、次打者大野の時に牽制死。大野中飛、小桧山見逃し三振で結局この回3人で終了。

9回表
高山久のセンターへ抜けそうな打球をショート福本が好捕、一塁送球してアウト。大島落ちる球を空振り三振。前原四球で2死1塁。ここで紀田に代打田原、湘南ファンからブーイングが起こる。結局田原は落ちる球を空振り三振で試合終了。

試合後
ヒーローインタビューは谷口福本小桧山の3選手。インタビュアーはFM横浜でDJをしている栗原さんでした。


【気になる選手】
■谷口邦幸(湘)
先発、7回を投げ失点0、被安打4、奪三振8。立ち上がりはまずまず、2回には守備の乱れなどから2死満塁のピンチを迎えるが、三振で切り抜ける。中盤から安定してきて好投していたが、7回に100球を越えた辺りから制球が乱れてきた。ストレートはまあまあ、変化球の切れは良かったと思う。徐々に調子を上げてくタイプらしく、上に行っても中継ぎでは使いづらそう。課題は立ち上がりと暑さに耐えるスタミナでしょうか。

■福本誠(湘)
1番ショートで出場、3打数2安打。打撃ではタイムリーを叩き出すなど貢献していたが、走塁面では意味不明なプレーから挟撃で憤死したり、盗塁死するなど集中力が足りなかったかも。守備でも2回の併殺のチャンスであさっての方向に球を投げていた(足を滑らせたのかな?)。

■波留敏夫(湘)
2番センターで出場、3打数1安打。波留得意?の見せかけバントも通用せず。ヒットは出たが、まだ本調子では無さそう。

■古木克明(湘)
3番レフトで出場、3打数0安打、1三振。打撃ではあまり良いところがなく、まともに当たった打球が無かった。守備では守備機会が1回しか無かったので評価できず。

■駒田徳広(湘)
4番ファーストで出場、3打数0安打。右投手からは良い当たりを飛ばしていたが、左投手からはタイミングがずれていた。観客の野次にキレるなど精神面に課題。併殺コースでも全力疾走していたのはやる気の現れか?。守備では再三好守を見せ、さすが7年連続のゴールデングラブ賞と思わせるプレーだった。

■相川亮二(湘)
5番キャッチャーで出場、3打数2安打、1三振。守備ではダイビングキャッチを見せる。谷口〜小桧山のリレーで完封劇を演出するが、リード面では強気に攻める場面が少なかった。打撃は引っ張る傾向有り?。

■小池正晃(湘)
6番センターで出場、3打数0安打、1三振。打撃では活躍出来なかったが、右中間にヒット性の当たりを飛ばすなどまずまず。走塁面では2回に牽制死するなど注意力が散漫になっていた。テーマソングのNew York City Boyは彼の好みなのだろうか・・・。

■新井潔(湘)
7番サードで出場、3打数1安打、1三振。守備面では内野安打を許し、フィールディングに課題を残す。走塁面では8回に牽制死、無死での出塁だっただけに勿体無かった。車ばかり磨いていないでファンを大切にしよう。

■大野貴洋(湘)
8番セカンドで出場、3打数1安打。3回にはヒットで出塁して唯一の得点を挙げる。守備機会はほとんど無かった。

■小桧山雅仁(湘)
8回から登板、失点0、被安打0、奪三振3、与四球1。2回をほぼ完璧に抑える。三振を奪ったスピードのある落ちる球の球種は不明。試合後の本人談では企業秘密らしい(フォークでは無いとの事)。サインにBaystarsと書く辺りに、上へのこだわりを感じさせる。

■七野智秀(湘)
試合前、ファンサービスとして先着100名にサイン会を開いていた。試合では小池のキャッチボールの相手をしていた。

■南竜介(湘)
試合前、七野と共にファンサービスとして先着100名にサイン会を開いていた。試合では出番無し。

■寺本比呂文(西)
先発、4回を投げ失点1、被安打3、奪三振1。与四球0でフルカウントになる事は無かった。3回を除けばほぼ完璧に抑えていて、打たれたヒットもポテンと内野の間を抜ける当たりだった。2回には牽制でランナーを刺す。打線の援護が無く早々と降板したが、もう2回くらいまでは見たかった。今日見た感じは軟投派の打たせて取るタイプのピッチャーかな。

■大塚光二(西)
3番ライトで出場、4打数0安打、2三振。打撃では良いところが全く無く、セーフティーバンドも決まらず。守備ではヒット性の当たりを好捕するが、ポテンヒットも許す。

■高山久(西)
5番レフトで出場、3打数0安打、1三振。打撃では4回以外フルカウントまで粘るが、四球を1つ選んだだけであまり結果は出なかった。守備ではヒットの打球しかこなくて、見せ場が無かった。

■前原博之(西)
7番ショートで出場、3打数2安打。ピッチャー以外のスタメン選手で、唯一三振が無かった。以前見たときよりシュアなバッティングをしていた。打者不利のカウントから引っ掛けるバッティングが目立った。

■紀田彰一(西)
8番サード出場、2打数0安打、2三振。元横浜の選手なので、西武の選手で唯一湘南側から声援がかかっていた。打撃では球に触れたのが1度しかなく空振りが目立った。守備でもファールフライ1つと球に触る機会がほとんどなかった。

■横田久則(西)
5回から登板、失点0、被安打1、奪三振4。まともに打たれた打球が無く、ヒットもポテンだったので完璧に抑えたといって良いでしょう。低めのストレートが良く、球も走っていた。

■平良幸一(西)
7回途中から登板、失点0、被安打1。右打者にヒットを打たれたが、左打者はタイミングが合わずにいずれもセカンドゴロ。ショートイニングなら遠山以上(笑)。