第33回 (2006/1/22)
石松ふたたび
ネコ:「ん?」
リトゴロウ:「あら?あなたはいつぞやの!」
ネコ:「またお前かよ!」
リトゴロウ:「第16回でご登場いただいた森の石松さんじゃないですか!」
ネコ:「そりゃあんたが勝手につけた名前だろうが!」
リトゴロウ:「いやいやいや!お懐かしい!あらま!お目目が両目ともパッチリと!」
ネコ:「そうだよ。あの時は右目の調子が悪かっただけなんだ」
リトゴロウ:「じゃあ近所で森の石松みたいにハバをきかせているって噂は」
ネコ:「全部あんたのデマだ」
リトゴロウ:「・・・」
ネコ:「あのね、オレは名前を呼ばれてニャーと鳴くたぐいのネコじゃないんだよ」
リトゴロウ:「でもときどきニャーとか言ってるじゃないですか」
ネコ:「それは食い物あるかって聞いてるの。今日はなんか持ってきた?」
リトゴロウ:「いや何もないです。ただフテネコを撮りにきただけで」
ネコ:「おいおいひやかしはごめんだぜ。だいたいフテネコってなんだよ」
リトゴロウ:「いやフテたネコのことで」
ネコ:「だからオレは名前だとかそういうジャンルだとか関係ない毎日を過ごしてるの!勝手に決めんな!」
リトゴロウ:「いやいやいやあなたは英語で言うところの近所で最もフテたネコの一匹ですから・・・」
ネコ:「くどい!」
リトゴロウ:「あっその表情それですよ!フテネコ加減バッチリ!石松さんフテ顔最高!
さすが大将、注文どおりですよ。やっぱやるときゃやるねえ」
ネコ:「・・・」