欲情


翼を広げて


強さ


無気力


人形


消えたくなる夜は


記憶


あなたに


生きる意味


愛を手のひらに沿えて

















 
翼を広げて


あの広い教室の
あの大きな窓から見える景色

もうどれだけの月日眺めてないだろう
もうどれだけの月日が経ったのだろう

鳴り出すチャィムと同時に
一斉に立ち上がって
喉が渇くまで喋り続けて
声が枯れるほどに笑い続けた

きっと僕が居なくたって
あの教室の時計が鳴り続けて
きっと僕が居なくたって
あの仲間達は幸せそうに笑ってて
きっと僕が居なくたって
  皆羽ばたく準備をしているんだ

まるで翼を捥がれた鳥のような気分だわ
この翼ゎ自分自身で捥いだのかも知れない

放課後
夕焼け染まる教室
オレンジ色に輝く机たち
悲しいほど静かでそして尊く感じたの

ねぇ僕がいなくたって時計は鳴り続けるけど
ねぇ僕がいなくたって幸せそうに笑ってるけど
ねぇ僕がいなくたって翼は大きく成長し続けてるけど

僕も羽ばたきたいんだ
このままぢゃ嫌なんだ

ねぇ僕もこの翼の傷が治ったら
一緒に飛びだってもいいかい?

あの昔は聞きなれてたチャイム音が
3回鳴ったら
勇気を出して飛ぶ練習をしてみるよ

だってほら
「貴女は一人じゃないんだ《って
口うるさくあの女も言ってるからね

大好きな仲間たちの元へ
大好きな空の彼方へ

羽ばたく勇気でも持ってみようかな



君は一人じゃないし
必要ない人間でもない
君がソコに居なくたって
確実に時は進むけど

ほら
ソコぢゃなくだってね
ココにもアソコにも君を必要と
してる人は数え切れぬ程居るさ

君がこの世に産み落とされて
あらゆる波にもまれてココまで生きて
出逢えた奇跡を誇りに想う
こんな僕だっているからさ

君が僕を大切だと涙浮かべて言ったように
同じくらい僕も君を大切だと想ってるさ


ねぇ瞳を開いて
もっともっと開いて
きっともっと新たなコトに気付けるはず

つまづいたときは
ココへおいで
力の限り抱きしめてあげよう
泣きたいときは
いつだって言って
この生命尽きるまで君の太陽となろう

そしていつか大きい翼が
君の背に舞い降りたときは
君が愛するあの壮大な空を
いつものようにくだらな話をしながら
羽ばたこうね



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欲情


愛するほどに欲が増して
疑心と共に貴方を愛してます

傍に居られるだけで幸せだったはずなのに
人間は欲深き生き物
涙流すたびにこんな自分に疲れ果てた

誰よりも想っていて欲しくて
誰よりも愛して欲しかった

貴方の瞳にゎ私じゃない子が
映っているって判ってるのに…
判ってるのに…

かなわない恋だと知ってても
諦めれるほど柔な気持ちで愛してません

貴方さえココに居たら
他に望むものなんて何もナィのに…



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強さ


弱ぃとか甘ぃとか

もぅ言われたくない

強くならなきゃ

強くならなきゃ

強さって一体なんですか?



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無気力


いつかは冷めて消えてしまう愛に

コレ以上何をすればいいの



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人形


この際トコトン強い人になろう

涙一滴も流さぬ女に

泣き言一切吐かぬ女に

ソレが貴方の言う強さなら

強い女になってやる

涙流すのは貴方との電話の最中で最後

思い出しても

胸痛んでも

平気な顔して笑ってる

人形のよな強さを身につけよう



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消えたくなる夜は


何をすれば
何処にいれば

貴方はココにいたんだろう

きっと私が私じゃなければ
私じゃない私であったら

貴方はココで笑ってたんだろうね



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記憶


ねぇゥザったぃ私ゎさ
記憶を抹消するコトなんて出来なくてさ
きっと思い出す日々がいつまでも
続くと想うけど
私は貴方みたいに強くもない
だからといって弱くも無い

いつか悲しみが微笑みに変わるように
覚えているの

この考えだけは否定しないでね





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あなたに


記憶なんて時間と共に
日毎薄れていく
明日の今頃になっても
私は泣いてるかも知れないけれど
貴方の記憶の中には
私の存在なんてコレっぽちもないんだろうな

きっと私はそれだけの存在で
きっと一晩寝たら忘れてしまうくらいのヒトだったの

私は貴方を忘れられない出来事
たくさんもらったけど
貴方に何もしてあげれてなかったもの
思い出すものが
思い出せるものが
思えるものが
ナィもんね

せめて強くなった姿を見届けて欲しかった



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生きる意味


いつか皆
心の中に愛を抱き
全てを犠牲にしてまで
愛する人を守ろうとする

そしてその全てに含まれる私は
軽く捨てられてしまうのだろう

時と共に記憶は薄れていき
私と過ごした日々も私の顔や吊も
思い出せなくなっていくのだろう

そうして私はどこへ行くのだろう
守るもの全て失った私の生命に
生きる意味なんてどこにも残ってない



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愛を手のひらに沿えて


愛という吊の物が
もしも
この手のひらの中に紊まるくらい
軽いものだとする

そして愛はいつか消えるものだから
この指の隙間から零れ落ちていくとする

そしたらこの手のひらの上には
何が残るんだろう

綺麗な結末の思い出かな
それとも綺麗な愛を憎んで出来た傷跡かな



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