注 釈
| 1 | 残置ハーケン | 前にルートを登った人が打ち残していったハーケンのこと。 しかし、それを使用しても安全かどうかは、使用する人間の責任で判断しなければならない。 |
| 2 | トラバース | 横断すること。 |
| 3 | フットホールド | 岩場を登降する際の足場、足がかり。 手がかりの場合は、ハンドホールドまたは単にホールドと呼ぶ。 |
| 4 | 剣岳 | 北アルプスの北部にある3,000メートル級の高峰。 この山を構成する尾根や谷に数多くの岩登りのルートがある。穂高、谷川岳とともに日本の3大岩場の一つ。 |
| 八ツ峰 | 剣岳の主稜線から東面に落ちる鋸歯状の岩尾根。 1峰から8峰まである。 | |
| 6峰Dフェイス | 6峰には、ABCDEの五つの岩壁があり、なかでもDフェイスが一番距離があり技術的にも困難である。 | |
| 5 | 三ノ窓 | 剣岳山頂から北に延びる山稜上の鞍部。この周辺にはチンネや小窓王などの岩壁群がある。 |
| 6 | オーバーハング | 岩壁のなかで庇状または垂直以上の角度になった部分。 多くの場合、岩に足場は得られないので、アブミなどの人工的足場を使って登攀する。 |
| 7 | ピッチ | ポイントからポイントまで。 岩登りの場合はトップが登る距離であり、要するにザイルの長さがそれにあたる。 私達の場合は、40メートルザイルを使用していたので約30〜35メートル位が1ピッチ見当。 |
| 8 | 三ツ道具 | 岩登りに使用する、ハーケン(岩の隙間やクラックに打ち込み支点とする)、カラビナ(開閉できる金属環。ハーケンにセットしザイルを通す)、ハンマー(ハーケンを打ち込む為の金槌)のことを指す。 |
| 9 | 頭 | 尾根や沢の稜線上のピークのこと。 |
| 10 | 5・6のコル | 稜線上のくぼみ−鞍部のことをコルといい、この場合は八ッ峰の5峰と6峰の間のコルをいう。 |
| 11 | ビバーク | 不時露営。 緊急時や予定外に夜を明かすこと。野宿。 |
| 12 | ビバーク・サイト | ビバークをする場所。 |
| 13 | アタック・ザック | 行動用のサブ・ザック。 |
| 14 | ツェルト | 袋状の小型簡易天幕。 殆どのものは薄いナイロン製で軽量。 |
| 15 | 携帯用コンロ | 私達が使っていたのは灯油用で、ポンプのついた燃料タンクと、取り外し可能のバーナーから成る。 他にガソリン用や液化ガス用などがある。 |
| 16 | 北岳バットレス | 日本第2位の高峰、南アルプスの北岳東面にある岩場。 |
| 17 | ロック・グレード | 岩登りのルートやピッチの難易度。 1〜6級まであり、1級は非常に易しく6級は極限的に困難を表す。 |
| 18 | ルンゼ | 溝状になっている岩場。 |
| 19 | グリセード | 雪面や雪渓の斜面を、ピッケルでバランスを取りながら靴底で滑り降りる技術。 これを習得していれば、歩いて下るより圧倒的に早く下ることが出来る。 |