ベーシックモデル 敷地面積35坪タイプ (最下部に図面があります)
私たちがこれまで、便利さを追求しすぎてそぎ落としてしまった、毎日のマイナーな作業が、実はこれからの暮らしに大切です。そして、人が共に暮らすことの意味についても、問い直してみたいと思います。
土間やそれに続く広間やデッキ。そして、それらの間に設けた作業や収納スペースやユーティリティは、一体に結びついて、暮らしのいろいろな場面(ゴミの分別やストック、物干し、季節物の収穫、普請や催しや近所づきあいなど)に最もふさわしいしつらえと居場所を提供します。
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これまで私たちには、そのために融通できる暮らしの場がなく、その代わりにやむを得ずお金を出して人にやってもらうか、できたものを買ってくるしかなかったのですが。。。 |
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快適さと省エネルギーを両立させながら、こういった室内の一体化と適度な分節を、技術的に可能にするのは、太陽熱や地下水利用の冷暖房や建築的工夫による自然換気、そして建物の高気密高断熱仕様です。
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もし、反対に低気密非断熱仕様の家なら、エネルギーロスとなりいくら自然エネルギーを利用しても不足して、他所からエネルギーを買ってくることになります。同時に、自然換気もうまくいきません。計画された自然換気は、暖められた空気は軽くなり上昇する原理をうまく利用した技術であるため、あちらこちらからのすきま風やヒートブリッジがあると室内気象が攪乱されそのコントロールが難しくなるからです。
それらは室内全体を均一の温熱環境に保つため、室内の細かい間仕切りや建具は不要となります。そして、限られたスペースを有効に、大きくゆとりを持って使うことができるようになります。特に土間は、熱容量(一度暖まったら冷めにくい性質)が大きく、温熱的な快適さに貢献します。 |
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一方この家の庭では、無動力で暮らしの水の汚れを敷地内で分解し、その水と有機物を利用して、家庭菜園での季節野菜などの自家栽培を可能にしています。
それは、太陽や水、土壌、植生という自然を肌で感じとる毎日です。そして、人がひとりでなく親しい人(一般には家族でしょうが)と共に暮らすことの方が、ずっと合理的であることを教えてくれる日々でしょう。
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生物としての人間は、窒素やミネラルをまき散らします。でもその窒素などは、植生のための大切な養分。上水道で得た貴重な水とともに、これらの養分を利用しない手はありません。生活排水を、菜園下の地中に埋めた浸透トレンチに通して、菜園に水と養分を補給。身近なところで、サスティナブルライフ(持続可能な生活)が実現できるのです。人の暮らしが、土壌を豊かにしマクロな環境を助けます。
私たちはいままでこれらを、下水で捨て去っていました。食糧自給率の低い日本。輸入食料の莫大な量の窒素分が、(合成界面活性剤のために、へたをすると有機物のまま)日本の河川と近海に集積しているわけです。
菜園での営みは、大地とのつながりを生活実感として体感します。そして、個々が期待され役に立っていることを、暮らし自体が教えてくれるのです。 |
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また、暮らしの機能性も確保しています。
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暮らしのための作業の動線を大切にしています。菜園作業や洗濯、調理、収納などが、機能的に結ばれます。同時に、外出、帰宅や来客の時の動線との混乱を避けながら、効果的に繋ぎます。 |
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機能的に結ばれた生活動線は、風の通り道にもなります。湿度の高い日本では、通風はとても大切。縦方向(2階や屋根裏、床下)との空気の動きや、地域気象との関係を科学的にデザインすることも必要です。 |
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共に暮らす家でも、個人のプライバシーは大切。2階をプライベートゾーンとして、共に暮らす人の構成や成長に合わせて、いろいろなしつらえが可能です。 |
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暮らしの温熱環境も、水問題も、食生活も、身の回りにある風土を生かして自ら助け合って暮らす工夫。そんな暮らしを、次代に受け継いでいきませんか。
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