『光る風』考
私はかなりの漫画マニアです。雑誌と単行本合わせて、およそ１,１００冊の漫画本を
持っています。愛妻・にゃおこと結婚して、新居へ引っ越すときも、漫画本は一冊も
捨てませんでした。そんな重症漫画マニアの私が、読んできた全ての漫画の中での
最高傑作が『光る風』です。私はこの作品を、大学生の頃に読みました。ものすごい
衝撃を受けたのを憶えています。この『光る風』が連載されたのは、１９７０年で、
掲載した雑誌は少年マガジンでした。内容は日本の軍国主義復活に反対する、反戦漫画と
なっています。
１９７０年当時は、「青年誌」というジャンルが無かった為、『光る風』の他にも
ハードな作品が少年誌に掲載されていました（『アシュラ』、『デビルマン』、
『銭ゲバ』等）。現在の青年誌よりも、１９７０年当時の少年誌のほうが、ずっと
読み応えがあったようにも思います。私の好きな漫画家としては、とり・みき が
います。同氏も『光る風』の大ファンだったそうです。
私は朝日ソノラマから出版されているサンコミックスで『光る風』を読みました。私の
この駄文を読んで下さっているあなたにも、是非ご一読をお薦めします。ただし、
残念ながら現在では、サンコミックス版『光る風』は絶版になっているようです。
しかし、他の出版社から復刻版が時々出されているので、その際にでもお読みになれば
良いかと思います。
『光る風』を読んだことのある方、又は、少しでもご興味を持たれた方が 掲示板 に
何か書いていって下さると非常に嬉しいです。