WHITESNAKE 2003年9月22日 国際フォーラム
ホワイトスネイク・・・、ぶっちゃけた話、ワタクシよく知りませんで(^^;。アルバムも「白蛇の紋章」ともう1枚ぐらいは聞いたことがあるというレベルです。
ちなみにバックのメンバーについても、こういうバンドにいたらしいという知識以外はなにも持たずに参りました。さてさていかに・・・。
デヴィッド・カヴァデール(vo)、ダグ・アルドリッチ(G)、レブ・ビーチ(G)、マルコ・メンドーサ(b)、トミー・アルドリッヂ(dr)、ティモシー・ドゥルーリー(key)
以上6名が、今回の来日メンバーです。
席は1階の20列ちょっと、どまんなかというとても良い席だったんです。
が、一曲目から総立ち(笑)、目の前に背の高い兄さんがいて、ちょうど、ボーカルのデビットカヴァデールさんが重なってみえないという。
そんな状態で目の前のステージは始まりました(^^;。
「BAD BOYS」、いきなりのアップテンポの曲に、歓声があがり、初っ端から盛り上がります。
真正面ということもあるのか、ツーバスが腹にくるといったすごい音圧で度肝を抜かされる。まさに顔や体に音が当たるのがわかるといった感覚。うわ、久し振り。
もっとデビカバ色の強いステージを想像していた私は、ベースのマルコ・メンドーサさんがまわったり、ギターがあおったりと、思った以上にフロントメンバー全員が主役といった感じのかっこいいステージングにぐいっと引き込まれる。
4曲めの後ぐらいだったか、メンバーがさってのダグ・アルドリッチさんのギターソロ。
速弾きを得意とされるギタリストのようですが、私の知ってる範囲の表現(笑)でいえば、ヴァンヘイレン張りの速いソロワークが広いホールに響き渡ると言う感じでしょうか。
やがて、ソロにバックが重なり、そしてここだったかな、「CRYING THE RAIN」へ。おぉ〜。
もう1曲ぐらいはさんでだったか?、ドラムソロに・・・。キメでスティックで十字をきったり、スティックを天高く投げた後は、素手でスネアやシンバルを叩く叩く。くぅっ!
一息おいて、しっとりと「IS THIS LOVE」に。全体的に緩急あるステージ進行となる選曲、構成といった印象。あきさせないというか、都度ワクワクするというか・・^^
メンバー紹介をかねてのソロコーナー、ここでもこれまた速弾きをメインにしたそれぞれのギタリストのソロの掛け合いは圧巻。
ダグさん、曲ごとにといっていいほど、かなりギターは替えてましたが、レスポールがメインなんでしょうか(テレキャスターも弾いてましたが)。
ダグさんの柔らかく、やや乾いたようにも聴こえるソロと、レブ・ビーチさんの金属的なソロと、どちらかというと私はレブさんの音のほうが好みでしたが、とにかくツインギター好きなので、うわっと思って聴き入ってしまいました。
「GIVE ME ALL YOUR LOVE」に続いてのベースソロ、メロディアスなソロは最近?の流行パターン??
ティモシー・ドゥルーリー氏の柔らかなシンセに乗せて、また歓声があがる「HERE I GO AGAIN」。そう、シンセは全体的によく聴こえなくて、それが残念でした。
「IS THIS LOVE」や他の曲でも何度かみられましたが、デビカバさんに誘われ、確かここでも湧き起こる大合唱。嬉しそうなお客さん。
常に観客を巻き込んでのステージという雰囲気、この選曲はそのため?それほど、私のような初心者でも耳馴染みの多い曲が続いた本編でした。
アンコール・・・、
ひとり現れる、デビカバさん。Happy Birthday かな?書かれたプレートが客席から手渡されると、お礼をいって、アカペラで1曲しっとりと歌う。心に染み入る曲。
続いてバンドで一曲。「STILL OF THE NIGHT」またもや大歓声があがる。(←こればっかり・・・だってそうなんだもん^^;)
星条旗と英国旗を手にしたメンバー(イギリスのバンドに敢えてこの演出は・・・)は肩を組んで、客席に大きくお辞儀をして、にこやかにさって行きました。
・・・なんといいますか、ロック小僧がオトナになったというものではなく、デビカバさんもうまく声をフォローしながら、サウンド処理もドラマティックで、
年齢に相応しい、オトナのロックを聞かせていただいた。という感じがとても強くいたしました。これもまたロックと・・・。かっこよかったです。
(2003年9月23日)※セットリストはそのうちどこかで見かけたら、上げます(笑)。