「TOYO」 とは?
TOYO - Totally Oval
Yellow Outbreak -
元「聖飢魔II」のギタリストLUKE篁氏が、<サワサキヨシヒロ><サイケアウツ><L?K?O>といったクラブシーンを代表するアーティストとのコラボレーションにより
HardRockGuitar×ElectronicBeatsという新しい試みを実現。
LUKE氏の熱くハードなギターがテクノロジーと融合し、ときに競い合い、常に新しいものに変化(へんげ)して我々の耳に届きます。(2001.11.18)
「A Sight For Sore Eyes」
2001.11.15
DROP!!
BLISS ATGI-1
|\2,800(TAX IN)
Sound produced by TOYO
クラブ・ミュージックというものを私はほとんど聴いたことがありません。どんなものかもよくわかっていませんでした。
が、今年シンセサイザーを久し振りに購入したときに、実はいままで出会ったことのないような音(ex.レコード針のノイズ音)やリズムパターンが搭載されていて、
いったいこれらは何につかうものなのだろうと。そしてそれはダンス・ミュージック制作をターゲットにしたものだということを教わりました。
期せずしてルークさんがクラブ系のアーティストとコラボレーションを行うと、知識のないまま聴いたアルバムですが、
三者三様の取り組み方の違い(ギターとの向き合い方)にとても興味をもちました。
いつにも増して不得意なジャンルですので(^^;、どこまでお伝えできるか…。以下に紹介いたします。
1.I Love You (L?K?O & TOYO)
サンプリングの声が重なる喧騒としたオープニング、リズムが入りバッキングのギターにスクラッチ音(多分^^;)が加わると、にわかに賑やかさを増します。
ピアノとディレイのギターのやさしさに気を許したのもつかの間。
ラストでは、ギターとバックのビートとの激しいバトルが繰り広げられやがて終息に向かう。延々と続く3つのコードが緊張感を持たせる作品。
(「犬死に」ライヴののラストに演った曲だと思います。)
2.Fanatic Drunkers (YOSHIHIRO SAWASAKI & TOYO)
からっとしたツインギターからはいる、とてもわかりやすいロックという感じ。
サワサキさんのメリハリのあるアレンジは表情のあるギターと溶け合って、ルークさんのロックギターのカッコよさをひき出してると思いました。
シンセメインになりこのままフェイドアウトかと思わせる中盤、フェイドイン後のソロは、ルークファンなら皆「きた〜っ」と思うこと請け合い(笑)。
最後のブルージー&ロックンロールなギターはボーナスフレーズ?泣かせます。
3.No
Gravity (cycheouts&
TOYO)
スペーシーなオープニングにいきなりテクニカルなユニゾン、プログレ?かと思いきや続くのはとてもルークさんらしいキャッチーなフレーズ。
広がりのある空間でちゃんと技も聞かせてくれる。そして再びびたっと決まるユニゾン。ふ〜っ。
歌モノなら女の子ボーカルなんていかが?な世界などと思ってしまいました。
4.The Celebration (YOSHIHIRO SAWASAKI & TOYO)
同じテンションでのアコースティックギターが鳴リ続ける。気だるい女性ボーカルの微妙な音程がより緊張感を高める。
色を添えるのは、柔らかい音から深みのある丸い音、研ぎ澄まされた音まで、ルークさんギターの多彩な音色。
そしてなんといっても圧巻は永井敏己氏のフレットレスベース。ギターに負けない存在感です。
アルバムの中で一番表情豊かな大人の作品。プログレッシブな大作です。
5.Giant
Stamp (L?K?O
& TOYO)
1.と同様、ほとんどかわらないコードが基本となり終始続きます。ベースに次々音が乗っていく。
L?K?Oさんとの作品はどれもバトル色を感じます。お互いの主張が強いというか、同等に厚味を増して展開するというか。
追われているような。濃い作品です。
6.System of Romance (cycheouts& TOYO)
打ち込みのビートがメインで延々リフレイン。ツインギターがオクターブのユニゾン、ハモリと歌ってくれます。
個人的にはこの長さは??ライヴでは盛り上がるのかな…?
7.Twisted (YOSHIHIRO SAWASAKI & TOYO)
歪みのある太い音でテーマフレーズからはいる、これぞハードロックギターという作品。
しかし主張するシンセはちゃんとあって、シンセとギターの責めるところと引くとところの妙がいい味だされてます。
キメがポイントポイントにあり、ロックファンには安心感を与えるのでは(笑)。
8.Desperado (cycheouts& TOYO)
サイケアウツさんとの作品はとても宇宙的宗教的な広がりを感じて、ほとばしるギターにも崇高なものが見え隠れする気がする。
でもこの勢いが「命知らず」なのでしょうか?かなりノイジーな展開、テクニカルなソロも聴けます。
サビのギターフレーズは印象的で忘れられない、なぜか懐かしさに胸がキュンとなります(^^;。
9.Baby's Moan <Live Recording>(L?K?O
& TOYO)
「犬死に」ライヴからのテイク。
これは、ルークさんが登場したときのものです。紹介はライヴレポートの方であわせてお楽しみください(笑)。
(ちょっとウソな部分ありますが…^^;)