東上線沿線の会IV MASAKIデビュー10周年記念興行 2004.11.15 初台DOOR’S お気に入りの音たち ライヴな音 Home
突然チケットがあまった〜というお話をいただき、もともと迷っていたライブ、ほぼ即答で赴きました。表記イベントライブの2日目。
本日の位置は、真中、前から4、5番目付近。
以下、今回、さすがにリズム隊のベーシストのお祝いの会(^^)、次々絡むドラマーさんが楽しくてそんな感想になってます。MCレポほとんどなし。
●アニメタル
トップを飾るは坂本英三氏率いるアニメタル、独特のコスチュームを身にまとい、メイクをほどこし、すごっ、
エイゾウさんの超音波のハイトーンが会場を包む、拳あがる、「ヘドバンっ」といわれヘドバンする。
ドラムは重く、ギターもベースも速く、初っ端から強烈でした。
最後はマジンガーZ、ガッチャマンと続き、いきなり会場のテンションをあげさっていきました。
アニメタルのライブは年内最後で、でも来年100曲ライブがあるとかで、「そのことは考えないことにしてる」んだそうです。会場から「働け〜」の声も。
私的には、エイゾー氏MCの「今(歌ってるときに)、ローランドのジャズコーラスが運ばれてきて(アンプ。次のバンド用?)、あぁ、我々は一生使わないだろうな・・・と(笑)」
とかゆ〜のがツボでした。確かにヘビメタにジャズコはどんなもんでしょ??;
●MASAKIプロジェクト ギター編
手数王ドラマーの菅沼孝三さん、ハウンドドッグのギター西山さんとなかなか渋いメンバー、なんでも、レコーディングオリジナルメンバーだとか、
スゴイ方々とやられてますね。MASAKIさん。そのすごさを再現するという今日のライブ、そしてお手伝いでLUKEさんが。
ツインギターのカッティングに、ベースのタッピングという荒業?から始まる、一曲目、左右からのギターのステレオ感が良い感じです。
飛ばす2曲め、もう曲の記憶が前後してますが、ちょっとプログレなトリッキーな変拍子のものとか、ツインギターのユニゾンのキメに、今度はベースも一緒のユニゾンとか、やたらキメがあって、テクニカルだわん。
3曲めだったか、西山さんのディレイのかかったクリーンなリフから、そのまま太いソロが展開されたり、それを支えるLUKEさんのギターもよいのですが、ちょっと音が小さいのが残念。
でもお得意の?ワウなソロとか、かっこよかったです。「ドラムのセンセに、いきなり早い曲をやってわいけない、いきなり大きな音をだしてはいけない。と習ってきたんですが、破ってしまった(笑)。」と菅沼さん。しかしどしてそんな笑顔であんな早い技だせるんですか?^^;シンバルの裏とかもたたかれるんですね。2年ぶりに聞くことできましたが、変わらずであぜん。このバンド時々口がポカンとあいてしまった自分がいました(笑)。
●長谷川プロジェクト
お目当てのひとり、アルフィーのサポートドラマーの長谷川浩二さん、前に是方さんで伺ったときも思ったんですけど、シュワスコーン?と抜けるような、スネアと、タムもだったか、
華があって、あきらかに菅沼さんの音とはカラーが違う。パワフルなんだけど、これまた爽やかな笑顔で叩いてくださいます。
ギターは引き続き西山さん、いずれもインストですが、バンドのカラーにあったインパクトのある音を使われますねぇ。
インストでも一体感をという西山さんの提言(?)により、お客さんとキメでのHeyHeyHeyの練習(笑)。本番では、ドラムのキメ、ベースのキメに続いて、_ヘイヘイヘイ! おぉ決まったあ(^^)。
「西山さんに弾いていただくのは忍びないので・・・」となぜか、ギターがアニメタルのSyuさんにかわって、登場したのは、絵にかいたような可愛い女の子5人(^^;。「本人たちがくるわけないんで」とモー娘。の曲をやるためのお嬢さんがた。
かといって、5人のユニットでもないようで、(おひとりはMASAKIさんがプロデュースした方らしくあとはその子のお友達???)
なんかですね、踊りのキメがあうわけでなく、なんだか不思議な夢のように華やいだ別世界がステージで展開されてました(笑)。
なのに、長谷川さんはツーバス激しく踏んだり、袖で受けてるローディのY澤さんが印象的でした(笑)。
●MAG-NET
MASAKIさんにぶったおれられては・・・と唯一、MASAKIさんが参加しないゲストバンド。
もうひとりのお目当て、元GRASS VALLEYのドラマー上領亘さんのいらっしゃるユニットです。上領さんは結構ソロアルバムの世界が好きでちょっと聴いていたころがあったので、生を楽しみに。
そして、ギターにフィッツビート仲間??、レベッカ・・・にいらしたんだったか、サポートだったんだか、失念してしまいましたが、是永巧一さんも楽しみにしておりました。
ベースでユニット主催者(かな?)はLUKEさんが以前イベントにでたこともある、元?カリガリの村井研次郎さん、MASAKIさんのお弟子さん。思っていたより大人しい方でびっくりしました。
これまた上領さんのセットはタムがいっぱいならんでて、打ち込みということもあるんでしょうが、これまでとまた印象が違うドラム(といっても、上領さんの生ドラムというのは、GVデビューのころしかしらないワタクシには新鮮でした。)で、特に前半はほとんど他を支えて刻んで・・・。という感じでした。
本来はもっとギターがでて・・・のバランスなのでしょうが、そのギターが前半聞こえなかったのが残念。
薄いパッドの音や、ちょっとスペーシーなシーケンス音が、主張しないんだけど、ゆったり流れる感じで、気持ち良さがただようようなサウンドでした。
後半は是永さんのギターも前にでてきて、アップテンポで結構ロックな、上領さんのドラムもハードに炸裂。ベースもさすがにMASAKIさんのお弟子さん、師匠のような派手さはないのですが、堅実な感じのベースよかったです。
●MASAKIプロジェクト キーボード編
ベースとドラムとキーボードという編成。
こちらのドラマーは、元ジュディマリの五十嵐公太さん。うってかわって、シンプルなドラムセットで、音も正当派・・・?という気がしました。
キーボードのセイヤマさんは、長谷川ユニットでも登場していましたが、ほとんどオルガンとピアノが少々といった音づかいで、後、ミニモーグかなぁ。アナログシンセを色づけにつかわれてました。
ロックなオルガンがかっこよかったです。
圧巻だったのは、後半2曲で行われた、カシオペアのベーシスト櫻井哲生さんとのベースバトル。櫻井さんといえば、彼のベースでスラップベースの存在をしったようなワタクシ。2年ぶりに拝見する勇姿。
もともとタイプが違う二人のベーシスト、櫻井さんがスラップを響かせれば、MASAKIさんもスラップ、MASAKIさんがタッピングすれば、櫻井さんも。
なんですが、見事に響きも音も違う、いわゆるMASAKIトーンで、ゆるやかな柔らかい響きのMASAKIさんと、キップのいい響きの櫻井さんというかんじでしょうか。レアなバトル、最高に楽しめました。
しっかし、ベースの6弦ものはネックがぶっとい。その櫻井さん、「8本の指で弾くベーシストがいると聴いて録音に臨んだんだけど、直接の演奏を聴くのは今日が初めてで、まさに日本にもこんなビリーシーンのようなベーシストがいたのか、すばらしい。」とMASAKIさんに賛辞を送ってました。
●CANTA
トリのCANTA。
呼び込む前に湯澤さんに登場されてしまったと、MASAKIさんが引っ込ませる一こまも(笑)、引っ込んだと思ったらLUKEさんがでようとするという。おいいしいです(^^;。
何やら袖で話してもどってくるMASAKIさん、「いや、石川さんが来てるんで、湯澤さ〜んと呼び込んで、石川さんがでてきたらおもしろいなと思ったんだけど、間に合いませんでした。・笑」と、おぉ見にこられてるんですね。
準備ができて、いよいよ始まると湯澤さんがカウントとろうとした瞬間?(笑)、「あ、ちょっと待って」と止めるLUKEさん。コケル湯澤さん。 「いいよ。」とすぐLUKEさんがOK出したにもかかわらず、
出鼻をくじかれてお怒りモードの湯澤さんは(笑)、始めず、おもむろにTシャツを脱ぐ、おぉ、初っ端から上半身裸ですぅぅぅぅっ。
ようやく、スタート、ジャ〜ン。とLUKEさんギター炸裂かぁぁと思いきや演奏が止まる。苦笑いでギターを肩からはずすLUKEさん。すぐ跳んでくるローディのM永さん。
「ど〜もありがと〜っ」と唐突に帰ろうとするLUKEさん。笑。どうやら、ギターの弦がきれたらしい。
「いやぁ、まいった。あぁ、さっき弦張り替えなければよかった。最近自分で貼ってるんだよね。それで?」「弦も人を選ぶらしい・・。」MASAKIさん。
「オレメッタに弦切らないから、予備のギターももってきてないんだよね。予備の弦もない・・・。とりあえず、上(楽屋?)でなんかあるかもって・・・。」
どうするかということになり、会場からの声で、急遽、MASAKIベースソロ。ヴァン・ヘイレン風?、”暗闇の爆撃”ってゆ〜んでしたっけ、あんな感じ。はやッ弾きソロ。暗闇にMASAKIさんの姿が浮かぶ。
続いて、湯澤さんのタイトなソロに、おぉ、RX以来のソロ貴重だ〜っ。
そして・・・・・・・・・・・・。2人の目はLUKEさんに・・・(笑)。手ぶらのLUKEさん、みんなの注目を浴びる(笑)。しかたなくまわりをキョロキョロ見渡し、みつけたのはメロタム?
ちっちゃなタムをつづみのように左肩にのせ、指先でリズムを刻む。湯澤さんのドラムも小さく後押し(笑)。
「いやぁ、ミュージシャン冥利につきるねぇ。」・・・ようやくギターが届けられる。「やば、へんな緊張してきちゃったよ。でもがんばります。」
なんの曲でしょ、2曲めは「ロマンティック・ウォリアー」だったかと、ロマンティック・ウォリアー♪の歌詞にのせ、みんなの拳が上がる。
「CANTAは、ずっとこの3人だけでやっていこうと思っていたんですが、今日はゲストを・・・。」ということで、キーボードのセイヤマさん三度。
でも。私としては、あの「ニケ」のピアノが生で入るのは嬉しい。打ち込みなし、モニターなし。湯澤さんも心なしか、鎖の解き放たれたケモノ?(笑)勢いあります。
「ニケ」に続いて、「108」も、もう飛び上がったり、まわったり、元気なフロント2人です。
MASAKIさんピックも大量にばら撒かれ、終了〜♪
●アンコール●
CANTAメンバーに西山さん、セイヤマさん、坂本英三さんが加わり、「SPEED KING」これまた、英三さんにぴったりのハイトーンが響き、
向かいあったツインギターソロもかっこよい。あ、キーボードソロなかったのが残念だったなぁ。
明るくなったステージで、大きく手をふる、メンバー。
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<雑感>
1日だけの参加でしたが、MASAKIさんの人柄のよさに尽きる。。。と思ったイベントでした。
いらっしゃる方も大御所ばかりで、数曲のためにセッティングも大変だろうな〜と思いながら、可愛がられてるMASAKIさんならではだなぁ。と。
その中で、どんなメンバーでも臆することもなく、MASAKIさんらしいサウンドで、さすがだと思いました。
私としても、私の青春のそうそうたるメンバーばかりで、大感動でした。
そしてセッティング・・・といえは、とにかく4,5曲ぐらいで、もう次のバンドなので、スタッフもソロライブの非でないほどの人数で、10人近くいたんではないかと。
準備の間のMCをされた、MASAKIさんのお弟子さんたちも、みなさまお疲れさまでした!!
(2003.11.15)