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swinging popsicle  〜 2004年4月3日 新宿 TOWER RECORDS 7階 イベントスペース


2度目のスウィンギング・ポプシクルのインストアライブにいってきました。その間、テレビなどでみた以外は、約2年ぶり。前回はその場で買って、そのまま観たのですが、
今回はアルバム発売日の翌日3/18には買って、2週間聴きまくりました。「transit」、派手さはないんですが、ナチュラルなとても良いアルバムです。

19:00からのイベントですが、前回で様子がわかったので、余裕はあまりもたず15分ぐらい前に到着。店内には「transit」が流れ、スクリーンにはPVが。
で、なぜかメンバーがステージスペースで音を出していたのですが、どうやら、渋滞で遅刻したそうで、リハーサルをやってらっしゃいました。5分前ぐらいにいったん引っ込んで、5分押しぐらいで再登場。
用意されたイスに、向って左から、ベース&コーラスの平田博信さん。年季の入ったベースを弾かれます。前回ミニなキ−ボードを弾かれてたヴォーカルの藤島美音子さんは、アコギを抱えてました。
そしてギター&コーラスの嶋田修さん、車のイラストの青いTシャツだったかな、無精ひげ、メガネといったいでたちでした(笑)。ギターはアコースティックを使用。

1曲めは、英詩のスィングな感じの曲でした。
そして、2曲めが私がアルバムの中で一番好きな「スノーイズム」・・・なんか切なさがよいのですよぉ。コーラスもすごくいい。
そういえば、前回のイベントは打ち込みのリズムがあったと思うんですが、今回はギター2本とベースが、力強くリズミカルで。特にこの曲のしまっちのギターはパーカシブルで、歯切れよくかっこよかったです。
3曲めは、アルバムラストにはいってる「ドント レット ミー ダウン」・・・それにしても、藤島さんのボーカルはいつ聴いても正確だ。ちょっと声と思えない不思議感があるときがある(^^;。「神の声」といわれてるのが、わかる気がします。

MCのタイミングは忘れましたが…「すごい渋滞に巻き込まれまして・・・、明治通り。」としまっち。「そう、もうあっちこっちカーナビ動かして(?)」と藤島さん。
「お陰でリハに遅刻して、タワレコの人に”ロックスターっぽくってかっこいいとか、いわれました(^^;。」と平田さん。
「…っぽい、のよね(笑)。」藤島さん。「平謝りではいってったんだけどな(笑)。」と苦笑いの平田さんでした。

しまっち:「藤島君は風邪をひきまして。」藤島さん:「そう、こんなときに・・・一生懸命なおそうと思ったんだけど、春風?(というアクセントになり、なんだか妙に爽やかだし、うける・笑)、違う、春風邪?・・・治りにくくって。」
平田さん:「・・・コメントしづらい。」しまっち:「・・・絡みにくいな・・。」ボソリ・・・。藤島さん:「ごめんよっ;。」・・・なんかこのグループ、さめた男っぽさノリがよいな(笑)。

しまっち:「車ん中でもマスクしてるんですよ。」花粉症もあるという藤島さん「だって、わざと窓あけるから。でも渋滞で一生懸命しまっちが運転してるあいだ、マスクの隙間からクッキーとか食べて・・・(笑)。」
桜がすごかったから、渋滞の理由はお花見かなぁというような話されてました。

アルバムは最近の2枚しか持っていないので、4.5曲めは知らない曲だったんですが、結構ハードで、勢いあってかっこよい曲でした。
このあたりだったか、ソロをアコギでスクラッチ?ピックでキ〜っと、笑ってました(笑)。きめで平田さんとみつめあいながらの息のあった演奏、よいですぅ。
1曲は歌詞から、シングルにもなった「サテツの塔」ではないかと。しかし藤島さんは風邪をひいた声とは思えない・・・;。

「そうそう、いつもこんな風にやってるわけじゃなくて、バンド形式でやったりもしてますのでっ」ということで、4/10の下北沢440でのライブのインフォメーションがありました。

最後は、PVにもなっている「I just wana kiss you」、キャッチーで憶えやすいメロディに、男性ふたりのコーラス、ふわ〜っと迫ってくる、やわらかい圧力に圧倒されました。
この声の編成も、ポプシクルの強味だと思います。
以上、6曲、30分ぐらいだったか。売り場スペースの一角なので、誰でも聴けるのですが、ステージ前は前回よりたくさんのお客さんで、密着度の高いステージでした。

タワーレコード(新宿の?)でのCD購入者には、グッズの引換券がついていたんですが、メンバーが残ってサインもいただきました。
急だったので、CDを持参してない人には、チラシにサインを(^^)。グッズはいろいろな色の缶バッチでした。テーブルの上から好きな色をひとつ。
気にいってずっと聴いてる私は、この日もCD本体はプレーヤーに入っていたので、からっぽのケース(ジャケット一体型のケースなのです)にサインしていただくのに、一応事情を説明すると(笑)、
平田さんがきっぱりと「いいアルバムでしょ?」 そのいいっぷりに、アルバムへのゆるぎない自信を感じました。

音うさぎ、「transit」推薦します(笑)。ちょっぴりやさしく、ちょっぴり切なく。それでいてクールな大人のギターポップアルバムです。

(2004年4月9日)