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swinging popsicle  〜 2002年7月4日 新宿 TOWER RECORDS 7階 イベントスペース


スウィンギング・ポプシクル・・・。3月のface to aceのツアーのサポートを務められた、ギタリスト嶋田修さんの所属するバンド。
ツアー中も、限定シングルやアルバムについてのインフォメーションがACEさんからあったのですが、シングルは聴かず仕舞い。
そういえばアルバムは6月だったよなぁと思い出してサイト検索。7月にイン・ストア・ライヴがあることを知る。帰宅途中の場所なので、時間があえば伺おうと思っていました。

19:00からのイベント、18:15ごろお店につく。妙に生っぽい音楽が流れてるなぁ、と思いながら、ミニアルバム「swinging of eden」を手にする。サイン会券がついている。
レジに並んでいると、「では、この後7時からのライヴもよろしくお願いします。」・・・?へっ?とその声の方に目をやると、どうもプレライヴが行われていたようで、生っぽい音はそれだったらしい(^^;。
しまっちの顔が一瞬見える。。おぉ・・・。

30分ほどルミネのkihachiで時間をつぶして、戻ってくる。
場所は、7階の販売スペースの角に設置されているイベントスペース。といっても3つのイスが並んだ3畳ぐらいのステージに、スクリーンが用意されていて、お客さんはその周りに集まる感じ。とてもアットホームなスペースです。
集まったお客さんは、意外とバラエティに富んでました。女性ヴォーカルのためか、アイドルライヴに集まりそうな雰囲気の男性たち、年齢的にも20代〜30代?。カップルや若い女性もちらほら。20人ぐらい。

19:00司会の方に呼び込まれて、メンバーが上手から登場、アコースティックライヴが始まる。打ち込みのリズムにあわせて演奏するという形態でした。
左から好青年風のベース。平田博信さん。半袖のシャツにベストだったかな。。なかなか存在感のあるベースを弾かれます。
ヴォーカルの藤島美音子さんは、帽子にシャツワンピースみたいな(最近流行りですよね。名前あるんです?^^;)ウエストしぼって、黒いパンツ。
帽子から靴までストライプ。シャイな感じのヴォーカルです。はにかんだ感じがかわいい。やわらかい声質ですね。あ、途中ミニ鍵のキーボードも膝の上で弾いてました。
そしてアルバムの曲部分を、作曲からプログラミングまでほとんど担っているギタリスト&コーラスの嶋田修さん、3人の中では大人っぽく、でも笑顔がかわいい。さすがにご自分のグループ。自然で堂々とされてました。ギターはアコースティックとエレキ(ストラト)を使用。

アコースティックライヴということもあるのかもしれませんが、あくまでヴォーカルやコーラス中心にゆったりすすんでいくシンプルな音楽。
やさしい藤島さんの声は、「声」というより、暖かい「音」のように聴こえるときがありました。多分感情に走りすぎないとても正確な音程によるとこが大きいのかもしれませんが、特に高音がステキでした。
嶋田さんのファルセットなコーラスもきれいで、甘い声だわぁと思いながら聴いてました。

藤島さん:「今日は暑いですよね。」 嶋田さん:「あんまり蒸し暑いから、朝、除湿機買ってきちゃった。」 ???(^^;。
藤島さん:「今日の朝ぁ?」 平田さん:「出来すぎた話だ」 嶋田さん:「いや、ほんとほんと、俺今引越ししてるじゃない」 なるほどとうなずく二人。。
「…って、タワーレコードでこんな立ち入ったこと話しても・・・(笑)」と、ぼそっと嶋田さん。ナイスです(笑)。

サイン会の話へ・・・
平田さん:「そう藤島はさっき楽屋でサイン変えたので、ブランニュウなサインがもらえます。」 嶋田さん:「2002年美音子風?」 
藤島さん:「美音子風って、風なの?あたしじゃないの?」 嶋田さん:「そっか・・・」。。。やっぱり、しまっちナイスです(^^;。

その後、カバー曲などもされて計6曲、30分のステージが終わりました。

サイン会、みなさん馴染みのある方のような雰囲気がしていたので、新参者がいかがなもんかとは思ったのですが…、せっかくだからしていただこうと・・・並びましたぁ(^^;。

美音子さんに、「ステキな声ですね。」というと「ありがとうございます。もう緊張しちゃって・・・」。てへ、かわゆい…惚れ・・(←ヲイ^^;)
しまっちには「ありがとうございました」としっかり見つめられた。笑顔の向こうにちょっと「こいつは何者なんだ」風な視線も感じだのですが(笑)、face to aceつながりとはいえなかった、小心者の私でした…(^^;


■ swinging of eden ■

face to aceのサポートギタリストとして選ばれた嶋田さん。ギタリスト出身のACEさんのライブでギターを弾かれるなんてツワモノ?(笑)。。。いったいどんな音楽をされているんだろ、なぜ彼が?。それが作品を聴いてみようと思った直接的な理由かもしれません。
所属事務所もレコード会社も一緒だからの営業的要素だけだったら許さんぞ〜と思ってた私なのですが(別に私に許してもらわなくても一向に構わないと思いますが^^;)、
いやぁ、なんとゆーか。。。よい意味で主張しすぎないというか、個々のイマジネーションを膨らませることができる。まどろみながら気持ちよくなれる作品を創られる方という気がしました。
face to aceのコンセプトに遠からず…。なるほど。。。でした。あくまで1枚のミニアルバムの感想ではありますが・・・。

このアルバムは「楽園主義」というテーマによって、各国のミュージシャンから集められた6枚のコンセプトアルバムのうちの一枚。
その東京スタイルが、スウィンギング・ポプシクルの「swinging of eden」だそうです。
気持ちよく暮らしたいときにそこにある音楽。。。疲れた都会人にはお薦めかもしれません。。。私、結構聴かせていただいています(^^)。

(2002年7月7日)