■RX■

2001年2月24日(土)。久々のライブ、久々のRXです。

場所は、SHIBUYA-AX

ここ数日、春めいてた東京ですが、今日はあいにく小雨がふったりやんだりの薄ら寒い天気で、入場待ちがこたえました。

人が少なめかなと思った会場内も、開演前にはいっぱいに。RXだと男性が割と目立つかな?

暗転のステージではスタッフが、開始前の調整でバタバタと。
スタッフのなかには、ウラビデオでもおなじみの、ローディの森永さんや、ドラムの音をつくられてた方(あ、名前忘れてしまいました)の姿もみえ
ああ関係はつづいてるんだなぁと。

 

18:00過ぎ、広告の明かりが消え、ステージ中心の「RX」の文字だけが暗闇に光ります。

歓声を受け、下手からでてきたメンバーがポジションにつきます。

石川さんは、黒のシャツ、遠目だったんですが、タートルのようにもみえ、ちょっと暑そう?、なんと、帽子をかぶっていませんでした。
ちょっと長めのもみ上げがオシャレでした。(笑)

湯澤さんは、相変わらずのTシャツに(黒で胸に模様がRXのかな?)短パン

松崎さん黒っぽいスーツサングラス。かっこいいです(^^)。

一曲目は「get it! get it!」続けて!HAEY」

ゲストプレイヤーSAX奏者、DIMENSION勝田かず樹さんのプレイが冴えます。ブルーのサングラスにびったりとしたTシャツ。
オシャレな方ですね。ウワサにはきいてたけど、華があって素敵なプレイヤーでした。

ギターには、ナニワエキスプレス等でもご活躍された、岩見和彦さん。なんか、楽しそうにギターを弾くおっちゃん(すみません)って感じでした。

音がとてもよい会場でした。楽器それぞれの粒がはっきりわかるような。ちょっとビックリ。

 

2曲続いたところで、MCは相変わらず、石川さん、

「今日はファン感謝デーということで(ライブ終了後、握手会も待ってる)、みなさんに感謝しないといけない日でして(笑)。」

湯澤さん、松崎さんも立ちあがり、一斉におじぎ(笑)。

「さて、感謝もすんだことですし(笑)」、ウソですよ〜とフォロー。

「今まで帽子とか(とかってアナタ・・・・笑)かぶってたから、今日は汗が目に入って・・・」とやたら目をこする石川さんでした。

続いて「CHICKEN OR BEEF?」そして新曲。「シャイニング・クレイジーマン」だったかな?

4/21発売のアルバム「Elements」からです。イントロが印象的でかっこいい曲でした。

松崎さんはいきなり爪がわれたということで、「よい演奏ができなくて、あっ今のは忘れてください。」でも、がんばって弾かれてました。

 

石川さんのMCは続く。

「レコーディングは割と早くから始めてまして・・いつからだっけ?」と湯澤さんに。

湯澤さん、ひとことぶっきらぼうに、「年末!」爆笑。

「わかりやすいですね〜(笑)」と石川さん。

「そう、年末。で、大体年明けには、リズム隊は取り終わってたんですよね?」こりもせず、湯澤さんにふる石川さん、

「終わってた。」またもや、ひとこと。(笑)

「そう(笑)、それで、もう終わっててもよさそうなもんなんだけど。後ちょっとのところで、やってないんですね。」(笑)、

今回のアルバムのゲストの話になり、

「海外からスゴイ人よんだんですよ、なんと、キングクリムゾンUKにいた、John Wetton。」会場、うぉ〜っとわく。

「彼はベーシストですが、歌も歌ってまして、なんと湯澤さんの「Alcadia」と、あともう1曲レコーディングしましたぁ〜。」会場再び、うぉー。

ホントにきちゃったよ〜って感じだったみたいです。そりゃそうですよね。(^^;

「John Wettonといえば、僕が中学のときに、「このベースはスゴイ」って思って、なにしてる人なんだろ。って。当時は調べるものもなく、
知ってるやつに聞くしかないんだけど、そういうやつに限って、もったいぶってなかなかおしえてくれないんですね(笑)」

レコーディング中は、何を聞いても「OKばっかりでほんとに大丈夫なんだろうか」って思ってしまったそうです。

ジョンの話は続きます。

「彼は日本酒が好きで、それとカレーも。カレーっていったら、本場インドカレーとか英国カレーかと思ったら、
そば屋さんにあるようなカレーが好きなんですよ(笑)。スタジオの側のそば屋で一緒にカレー南蛮食って、
目の前でJohn Wettonがうどん食ってるワケだから、手ふるえちゃって上手くつかめなかったりして・・・」

ジョンさんは、翌日もカレー南蛮を食べにいかれたそうです。

MCは湯澤さんへと移ります。

「RXはボケボケだ。ねっ俊ちゃん。」という話になり、

「きのうも今日のリハを都内某所でやったんだけど、石川くんが大遅刻してきましてね(笑)、どうしたのかと思ったら、
彼は急行にのって、あっこれはとまらないんだって、前の駅で降りちゃったらしいの、止まるのよ。ホントは(笑)。

で乗り換えたのが、特急(笑)。急行と特急くらべたら電車の格ってゆーか、どっちが速いかわかりそうなものなのに。
<特・別・急・行だから特急>。でもきっと石川くんは<特に早くなくてもいい急行>とか思ったんでしょうねぇ。」

「うまい」と石川さん。(笑)

「そういう俺も、帰りに電車のって座れたのよ。座れたら人間寝ちゃうじゃん、 リハでクタクタだったし。
そしたら起きたのが、自分の駅より、14駅先で、終点(笑)。○○でおりるハズが、××までいっちゃった。」

注)○○、××は単なる県名です。

「ということで、RXはボケボケだから、たよりになるのは松つぁんだけ(笑)」

「影のバンマスですから」と2人。

「いえ、まだハゲてませんけど。」とトボケ顔の松崎さん。

「違うって<カゲのバンマス>。<ハゲのバンマス>じゃないの。」と2人大笑い。

と、石川さん、隅っこの岩見さんに気づいたようで、

「メンバー紹介しよう。ギタリストは、岩見和彦さん。先日スウィートベジルのライブよかったです。」ウォ〜。拍手〜。

「ぼくが、大学のときにナニワエキスプレスきいて、かっこいいなぁって」

「ジョンウェットンと一緒にしないでくれる?トシちがうんだから」と関西なまりの岩見さん。

「John Wettonは中学で、ナニワは大学ですから」

「あ、そうかよかった。」とほっとしたご様子。

そうこうしてるうちに、ヴォーカルの紹介。

今回も黒人女性ヴォーカリスト。名前は忘れてしまいました(スミマセン)。
相変わらず、キュートで、歌上手くて、パワフルな方でした。

曲は「Close To Me」に続いて、またしても「LOVE FLIGHT」

盛り上がりますね〜。この曲は。

 

再び舞台は4人になり

「一番さびしい構成かも、ではギターの岩見さんをフィーチャーした曲を。MISTERY・・・あれ、なんだっけ(笑)」と進行表に目をやる石川さん。

「あFROMが入るのか、どうも新曲とごっちゃになる。 Mystery from greenmanです。」

結構RXの中ではハードで好きな曲です。

そして「悲しいお知らせをしなければならない時がきました。」えっ何??ドキドキ。

「もうお気づきかもしれませんが、最後の曲になってしまいました。」そういうことね。ちょっとホっ。でも残念。

会場からは、「エ〜〜〜!!!」。

その声に笑顔でこたえる石川さんは、「曲は勝田くんをフィーチャーして賑やかに参りましょう。
その後は、アンコールでもしてくださればでてきますから。先にいってどーする。今日はファン感謝デー(笑)」

FANKAHOLIC BROTHERS」

 

下手に引っ込んだメンバーにアンコールの声。

ステージの上ではセッティングが・・・。用意された「マイク(の位置)が高いぞ」とツレのひとこと。まさか・・・

メンバーは再びポジションにつきました。あれ、湯澤さんがヘッドフォン、まさかアルカディア?

注)私の中では、湯澤さんがヘッドフォンをつけるのは、同期モノの「サクラちって〜」かAlcadia」って決まってるんです(余談 笑)。

石川さん。「今日はスゴイゲストが・・・」 ―えっウソ。まさか。

「John Wetton〜!!!!!」

え〜マジ〜。会場は動揺と割れんばかりの拍手の嵐。そりゃそうでしょう。

下手から巨体をのっしのっしと揺らして、あらわれました。本物です。

「コンバンワ〜」とお約束の日本語挨拶。ありがとうございます。。。(^^;

そして、すぐに「Alcadia」に、多少メロディーのアレンジがありましたが、確かにアルカディア。
閣下とはまた違った、太い「Alcadia」でした。

すっごいわ。

そして、

「せっかくきていただいたんから、もう一曲ぐらい。」と石川さん。

いつの間にか勝田さんも、ヴォーカルの方もステージ上に現れてます。

ジョン・ウェットンさんの手には黒いアコースティックギターが、

ポロンとならしたギターに続いて、岩見さんの太いギターが、えっつまさか???

そうです「Heat Of The Moment」です。まさか、RXにきてAsia聴けるなんて。

もう感激のアンコールでした。

最後はみんなで、肩組んでお辞儀して(ファン感謝デーですから 笑)、

湯澤さんは一人おいた隣のジョンさんの、肩を無理やり抱こうとしてたような。

わかりますよ〜。そのお気持ち。

そしてスティックを高々と投げ、バックステージへと帰っていきました。

 

以上、この先の握手会は非会員のため、参加できませんでした。

他のサイトでお楽しみください。(いいかげん入れや〜)

(2001年2月24日)

 

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