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THE OUTSIDERS  〜 2002年7月12日 初台 DOORS


今年初めて伺う、THE OUTSIDERSのライヴ。不定期にいっている私は都度メンバーが違い、続けて同じメンバーのステージは今回が初めて、前回(2001年暮れ)がよかったため、期待をもって伺いました。

4バンド出演の4バンドめ、21:40頃のスタート。
会場の初台Doorsは、以前、山本恭司さんや石川俊介さんのイベントで、お店の前までいったことはあるのですが、あまりの人の多さと、体調の悪さであきらめて帰ってきてしまい、よって場所はすぐわかりました。今回はリベンジ(笑)。
店内は初めて。縦に長いフロアで、ステージは胸の高さぐらいでしょうか、ライヴハウスでは珍しいのでは?ゆえに天井が高く、視界的になかなか気持ちのよい空間でした。

各々セッティングから流れて、低位置につく。レスポールを持った大橋さん、赤い襟のついたシャツに黒にレザーのパンツ。
「こんばんは、THE OUTSIDERSです。最後まで楽しんでいってください。」といつものように、ぼそっと渋めの挨拶。演奏が始まる。

「Non-Stop」スラップベースが効いた元気な曲。がなんとなく、私が知ってる雰囲気とは違う空気が・・・。60、70人はいる、そのお客さんが大人しい?
もちろん「知人」(^^;のいる一角は盛り上がってるし、大橋さんはクインクインと熱いギターと歌を放たれいるのですが。空気に呑まれたかのように、他のメンバーも少し大人しいような・・・。
佐々木聡作氏
の歯切れのよいピアノソロも少々空を切る。。このちょっと高めのステージがアウトには障害になるのか・・・。
続いて、ギターがなき、ロックンロール(?な曲になるのか)な新曲。8/1に発売予定のマキシから「メンフィス」だそうです。ベースラインもカッコイイのですが、
う〜ん、実はバランスどうなんでしょ。大橋さんのギターはよく聞こえるのですが、バッキングのギターやキーボードはあまり聞こえませんでした。残念。

「今日のお客さん大人しいねぇ…。」と苦笑いの大橋さん。「大人しい雰囲気にぴったりの曲」と始まったのは、ロングトーンのギターが色っぽく、
ギターメインで歌が絡む…みたいな展開の作品でした。ギタリスト大橋の真骨頂が観られる。汗で顔にはりついた髪もセクシー。。。
ギターのフィードバックが余韻を残したまま、「CRY」へ。定番のこの曲でやっとエンジンがかかってきた?ドラムの
田中徹氏らメンバーも笑顔で歌います。
そう意外だったのは、これまでの記憶がないんですが、メンバー全員に歌マイク立てているのですね。へぇ・・・と。いやコーラスバンドではないと思うのにでした。

「台風一過、台風ファミリー(笑)、子供の頃<台風いっか>って違う風に思わなかった?お父さんは誰なんだろうとか(笑)」と笑わせてくれるのはベースのジミー前田氏。
新譜のマキシは、リメイクも含め4曲入りだそうです。「アルバムは…」と大橋さんが続ける。「秋に・・・出せるといいね(笑)」14曲とって、どれもよくてもう少しいじりたいそうです。
「今日大人しいね…」またさびしそうに笑う。。。ここでテレキャスターにかえられたんだっけか…

2,4?変拍子のリフから始まる。かっこいい。山本さんも前にでて挑発する。歪む大橋さんのギターと、ソフトでブルージーなトーンの山本さんのギターソロの色分けがぐっときます。
これだからツインギターのライヴはたまらない。随所随所にテーマのリフが光り、THE END・・・。

ギターをおき「9/22(だったかな?)また、ここでやります。」というようなことをおっしゃって、去っていかれました。30分ほどのステージ。
暗転し、アンコールの声に戻られることはありませんでした。

(2002年7月13日)