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ATELIER Z &aguilar PRESENTS 石川俊介new soundクリニック 2004.8.8(日) 16:00〜 @秋葉原リボレスタジオ・パート2 101 

今回のクリニックは、石川さんの使われてる、「ATELIER Z」のベースと、
最近、ラインナップに加わった(ライブではまだ一度使われただけとか?)、
「Aguilar」のアンプをつかったクリニックで、
参加者が書いたアンケートの中の質問とその場ででた質問に
石川さんが答えつつ、話を広げる形で、クリニックは進行しました。
質問、答えともニュアンスでございます。(そして順不同)ご容赦。

40名強ほどのクリニック(女性10名ぐらい?)。1時間半。
そもそもベースも弾かない私が書くこと自体、無理があるのですが(^^;、
私の理解したレベルで、書かせていただきます。
誤り等ございましたら、ご指摘、フォローお願いいたします。
(2004年8月9日)

※として、当日参加されたかいりきサマ(聖飢魔IIコピバンでベースも弾かれてます)
におしえていただいたお話より、おいしげな部分いただき(笑)、
追記させていただきました。
あわせて、自信のないところにお墨付きをいただきましたので(笑)、
はてなマークを一部取りました。かいりきさんありがとぉ!
(2004年8月13日)
◆◆として、最前列でみられてた匿名希望様より、機材の詳細教えていただき、
追記させていただきました。ありがとうございますぅ。
(2004年8月15日)

 

●「ステージ上の機材」

◆ベース:
・S-295(石川俊介newモデル 5弦 )(アトリエZ)サイン入りが4、5本
 そのほかに本人が弾かれる↑のオリジナル1本
・]-44(石川俊介モデル 4弦)(アトリエZ)

◆アンプ:
・パワーアンプ AG500(アギュラー)
・キャビネット S410(アギュラー)

◆足元:
私からまったく見えませんで、わかりません;話の内容から、オートワウと、インフィニティというところのディストーション?歪系の何か。それと、それらをオンオフするようなものが?
※↑スイッチボックスでした。「昔はもっと小さかった」という話が。 「小さいと、スイッチの間隔が狭いのでいっしょに踏んでしまう。 離してもらうとともに、弁当箱みたいなサイズになってしまって、エフェクターボー ドもでかくなってしまった」という事でした。 バッファ回路が入っているので、バイパス時の劣化が少ない。 (かいりき様フォロー)

◆◆詳細追記(最前列にいた匿名希望様より)
>ベース:S-295について プリアンプにアギュラーのOBP-1を搭載してます。 コントロール部は フロント/リアの2Vol(2段積みになっています) トーンバランス(これが「パッシヴとアクティヴの切り替え」ができる) トレブル (4kHz帯域の0dBから+18dBブースト) ベース(40Hz帯域の0dBから+18dBブースト) になっています。
>足元 : エフェクトはinfinityから出ていたファズ=Activatorとオートワウ=Bass Flogger (現在は製造してないとのことです。ざんねん。) とバッファアンプ(弁当箱ね)とBossのクロマティックチューナーTU-12。
>(ライブ時等使用の)ラック型のコンプレッサー: Mindprintの2chコンプレッサー、T-COMP。

●「ベース:S-295について」

フェンダーのジャズベース好きの石川さんが、形、材等そこにこだわってつくったオリジナルベース。「ジャズベ仕様で5弦のベースを持つという絵も自分でみてみたかったし。」と。「弦の感覚が、19ミリピッチ。太くて弾きにくくないかといわれるが、17ミリピッチより違和感がなかった。」と、4弦の弦の幅感覚で、1本分増えたみたいな感じなんだろうと理解しました(^^;。
※クリニック後のサイン会で「言えばよかったなぁ」と仰られた事で、 このS-295は、ノブ1つで「パッシヴとアクティヴの切り替え」ができるんだそうです。(かいりき様フォロー)

●「アンプ:AG500について」

「エッジが効いた、スラップ向きなアンプ」ということでした。
アンプは、「フラットな状態で、自分の好きな音かどうか」で決められるそうです。「100点満点で80点以上であれば決める。」そういうアンプだったそうです。
アンプについては、「どういう基準で選んだらいいか」という質問も後半でて、「お店の人の好みとかで言いなりになったりしますもんね(笑)。」といいながら、「やっぱり、高いものはいい音がします(^^;。」ということでした。パワーアンプ部とキャビに分かれてるもののほうが、スピーカー部分がしっかりできていると思うし、ワット数も高いほうがいい。「ベースは音が低いので、低いワット数だと歪む、ギターの場合、それがよかったりもするが、ベースはロウがクリアでないと。」というようなことを。ワット数が高いと値段も高い、、、;そのあたりで、高いものはいい音がというお話でした。

●「エフェクターについて」

「たいしたものはつかってないんですけど・・。」といいながら説明、しかし私のところから、足元が全然見えなかったので、形状含めて全くわかりませんでした(^^;。オートワウと、ディストーション?、ワウなのに音やせしないところや、芯があって歪むところが、それぞれベースとして大切なところで、お気に入りのようでした。(ライブで使ってるラック型のコンプレッサーの話もしてたけど、詳細失念;。ただ、コンプはなかったらないでもいける・・・そうです。)

●「スラップのミュートについて」

「高弦を叩くときに低弦に当たってしまう。どうしたら。」という質問に、「それは練習して当たらないようにするしか(笑)。」と冗談めかしておっしゃりつつ、スラップについては、割と左の人差し指を常に指板に残してミュートしているとか?。4弦は中指でしてるとか、そんなことおっしゃってました。

●「湯澤さんとレコーディングやライブ時に事前に打ち合わせしたりするのか」

「ライブでは、特にそういうことはしないですね。雷電が叩いてるのを聞いて、あぁ今日はこんな感じだなとか感じながら、やっていく。」というようなことを。「ドラムの何を聞いて弾いてるのかということも、時々聞かれるけど、特にバスドラだけ、とかスネアを・・・というわけでなく、ハットもスネアも、トータルで雷電のドラムなので、全て聞いて弾いてます。」
また、セッションで、いろいろなドラマーとやることについては、特に是方さんのバンドなど、ひとつのバンドで、長谷川さんや佐野さんや則竹さんら、ライブによって替わるので、前のイメージは残さず、そのドラマーの音を聞いて、その場その場でつくっていくというようなこともおっしゃってました。
●「リズム隊として、ドラマーに求めることはあるか」

上の質問の逆のような形で質問がありました。「ドラマーにこうしてほしいということは、あまりないんだけれど、機械と違って、人間のノリみたいなものがあるので、それが(曲に対して自分のイメージと?)違った場合、いうぐらいですかね。それも、ドラマーの名前を具体的にだしたりすると、伝わりやすいですね。ファンクだったら○○風(すみません、失念)にとか、ロックだったボンゾ風にとか・・・。」なるほどぉぉぉ。
●「小さな動きで、大きな音が出るのはなぜ?」

「自分ではわからないんですけど、自分では思いっきり大きく弾いてるつもりだし(笑)。ただ、大きな動きで音を出すということではなく、移動量より、移動スピード?これが大事なんじゃないかということに最近気づきました(笑)。」なるほど・・・。自分は丸い音になるという話もされ、「指の形状とかにもよるだろうし、同じ人間の指でも、中指で弾くのと、人差し指で弾くのでは音が違うし。」と実演。「全部”中指くん”みたいな音がでればいいんですけど、でないんですねぇ(笑)、2本の指で弾いても、いかに均一に聴こえるようにするかとか、大事ですね。」

●「音づくり」

なんの流れからか忘れてしまいましが;ステージ上の音づくりだったかな;、アンプをフラットな状態から、「ロウが足りないと思ったら、ロウをあげるんではなくて、トレブルを絞る。そうすると、もこもこして(?)ロウが出てくる感じになる。ロウをあげすぎると、こんな感じになって(かなり音圧がきつい、ぼやける感じも。)、他の楽器を食ってしまう(という言い方ではなかったですが、そんな意味)ので。」とアンプをつかって実演。アマチュアのライブとかで、「アンプ持ち回り、そのアンプの特性がどんなのかよくわからない場合ならなおさら、できるだけ、つまみとかいじくらず、フラットな状態でつかってみる方がよい。」必要に応じて、トレブルやミドルをいじる・・・っていったかな(^^;。(ウソかも)、手元のベースの音作りは最後に行なうそうです。・・・とにかく、「つまみ類は、いじればいいというものではなく、必要なものを必要なだけ、いじらなくて気に入った音がでるなら、それに越したことない。」というようなことも。
※確か「バンドの中で良い音を出すにはどうしたらよいか」の質問からの流れで、音域、ミドルはあまり影響を受けないのに対し、お客さんの入りや回りの状況で 最も影響をうけてしまうのが「ハイ(トレブル)」と「ロー」だという前置きをされてました。(かいりき様フォロー)

●「普段の練習について」

「・・・あんまり、改めてということもないんですが、クリックにあわせて、延々四分音符刻むとか・・・、スケール弾くとか。」スケールを半音ずつあげて弾かれていき、「こ〜ゆ〜のは、いろいろな調でのアドリブにも役立つ。」と。(そのお話をキーボードに置き換えて、苦手な私は身が引き締まる思いでした;。)

●「ライブで緊張しないためには?」

「今でも緊張はしますよ。適度な緊張は必要ですし・・・。ただやっぱり、しょっちゅうライブもやってると、直前でも全然緊張感のないことがあり、本番はいって、ドラムのカウントはいっても、緊張せず、雷電のスネアとかで、ようやくはっと緊張するという。そんなことはあります。」みたいなことを。「そうなるためには、どのくらい?」という質問には「う〜ん、10万年以上やってますからねぇ。」と。(笑)(「そうですよねぇ。」という司会の方のつっこみもいかがなもんだろ・笑)

●デモ演奏

最初と最後に一曲ずつ、ベースのみで(リズムの打ち込み等なく)行なわれました。エフェクターも使いながら、最初はわりとメロディアスなものだったかな・・・(ウソかも)。最後は、ローディのウチダさんのベースと(]-44だったかな;)ツインで、バッキングやソロを互いに交えながらのデモでした。
リズムがないソロについては、「何かドラムのパターンを頭に浮かべながら弾くと、小節感もでて、お客さんにも伝わりやすいと思う。」とおっしゃってました。勉強になります。
※最後の曲は、RXの「Film Noir」でした。(かいりき様フォロー)
・・・全然気づかなかった私(汗)。

 

★覚えてることはざくっとこんな感じではないかと・・・とりあえず、ご報告はこんなところでございます。また思い出したら追記いたします。

全体的な感想としては、ベースはまったく奏法からしてわからないんですけど、音作りのところ、普段シンセ系ですがベースについて、かなり音づくりに悩んでいるので、参考になりました。貴重なお話ばかりでとっても楽しかったです。


(2004年8月9日)(2004年8月13日追記)(2004年8月15日追記)