■ LUKE 「犬死に」 ■ 新宿 LOFT 2001.7.6〜7.7 (ライヴアンケート結果はコチラ)
7月6日(金)、11:30開始のイヴェント「犬死に」。ルークさんが1年半余の沈黙を破って、イヴェントに登場するという。
聖飢魔II解散後の音楽を追うというサイトの使命をもった管理人(笑)はいって参りました。
彼の出演が朝の4:55ということがわかったため、仮眠を取ってから参戦する運びに。(こんな深い時間私にとっては闘いだぁ)
3:30過ぎに車で家をでて(ツレの運転)新宿についたのは4:00。新宿ビル群にかかる空が白み始めてくる〜。
しかし西武新宿駅前で客待ちタクシーによる渋滞に巻き込まれ(こんな始発間際で仕事になるんかい?怒)、駐車場にはいったのは結局4:30。
げーっと思いながら新宿ロフトの階段を下りていくと、「おはようございま〜す」とデカいスタッフの声。こんな時間に元気だねぇ(^^;。
チケット渡して、ドリンクチケット買って、フロアのドアを開ける。ロフトは(今回は?)3つのフロアからなっていて、ドアを開けたそこはライヴフロアでした。
人が入り口まであふれていて、突き当たり右奥にあるステージは見えないのですが、モニターでは日の丸の扇子(だったか?)をもったおじさんがなにやらパフォーマンス。
選挙がなんの都知事がなんのと。これがどーやらウワサの鳥肌実さんらしい。残念ながら終盤で、芸風を理解をする前に終わってしまいました(笑)。
彼目当てのお客さんも多かったようで、突然フロアがすく。それでも人をかき分け、PAの前、後ろの方だけどステージ正面に陣取ってみる。
続いては「突然ダンボール」(インディーズコーナーでCDを見かけことがあり)、そして「Forget
me not」というバンド。
どちらも私の趣味とは違った。。。
流れるSEはずっとダンスミュージック。サティ曲のリミックスとか…
しかし、ダンスどころか後ろのフロアはほとんどの人が死んだようにすわり込んでるので、(さすが犬死に!そりゃそーですよね。23:30からイヴェントですでに6時間たってますから)
目先の視界で行動すると人間踏みました。ゴメン(^^;。
さぁて、プログラムからいくといよいよ次かな? ワクワク…
ステージ正面のモニターに「LUKE」の文字が流れる。途切れ途切れのモノトーンの映像が古い映写機のフィルムのようにも見えます。
人の波はどんどんステージにせまってきて、いつの間にかフロアが人に埋め尽くされています。こんな時間に幸せなルークさん。。
ステージの上ではローディの森永さん(聖飢魔II時代からのルークさん担当)を始め、スタッフがあわただしくセッティングにはいる。高い位置のマイクが上手側に設置され、
ギターの調整をする森永さん、マイクを調整する別のスタッフ。もろもろ…
下手には首にモニター・ヘッドフォンをかけた男性が、DJさん?同時に卓が運ばれていると思うんですが、いかんせん人の頭で上半身しかみえない。
着席のないドラムセット以外の機材もなくなり(私の視野の範囲では ^^;)メンバーはDJとギターのふたり?
6時を少しまわった頃、ステージ脇のスタッフがペンライトで合図すると客席の照明が落ちる…。「キャー!!」どこからともなくあがる黄色い歓声。いよいよだ。
始まったのはDJプレイ。サンプリングされた太い英語の声、やがて「ハロー・ハロー」とループする。重なるようにノイジィな音が会場一杯に響き渡る。
プレイにあわせるようにフラッシュする舞台中央のライト。
「ギュワ〜ン」激しいギターの音とともに、上手からルークさん登場。 おぉぉぉぉぉぉぉ。
歓声とともにステージ手前では一斉に腕があがり、指がたつ。
えっ?そのお姿は。。。(絶句)
白(銀?)いボブのウィッグ、赤いラメ、スパンコール系のノースリーヴのドレス。遠目なので細かいところまでわかりませんが、1.5の視力で見る限り、
メイクは女性系、付けまつげパッチリ、セクシーな赤い唇に口ひげを蓄えてらっしゃいました。
それまで地味なステージが続いただけに、目に鮮やかな強烈な姿です。
ルーク嬢見参!という感じ?
う〜んこれは何系・何風なんじゃろか…見た目オナペッツを彷彿させるところもあり(ご存知です?)、
肩にかけた黒いフワフワの羽根を揺らし、体をくねらせ正面までくると、どこからか取り出したパンツ?(このあたりは前にいた方のレポみてくださいねぇ〜)
喜ぶ客席。その上を白いパンツが飛ぶ…
う〜ん。いったいどーゆーキャラを目指しているのか…(笑)
声なきジェスチャーでDJを紹介して演奏は続く。
DJのリズムに乗ってというよりは、DJとのかけあい、ギターとDJの激しいバトルのように聞こえる。(ちょっと音が大きくて輪郭がわかんないとこもあったんですけど)
ギターはよく見えなかったんですけど、キラーのボイス・オブ・バードってやつですかね。
今までみたことないんですが、エクスプローラーやファイアバードのような形で、オフホワイトの色目でした。
ギターの音は(特に他と重ならないところは)相変わらずクリアで主張があって、さすがにプロの音。私が聴いたそれまでのバンドとは、全く比べものにならない。
演奏はロングトーンから早弾きまで。ボトルネックやワウもつかって、技の宝庫です。
そうそう、口を大きくあけてみんなを挑発するあのお得意のポーズもありましたよ。(やっぱり本物のルークさんだ〜!笑)
曲がかわったのか、つながりなのか(すみません、よくわかってなくて笑)リフが繰り返されるような曲がDJのリズムにのって演奏されます。
ちょっと「NO GOOD NEWS TODAY」の間奏を思い出すようなリズムフレーズもあったです。
マイクスタンドに何かがついてる…横棒はボトルネックを収めるとこらしいけど、
マイクに並行して管?トーキングモジュレーター(かなぁ。管状になってたように見えたから。でもヴォコーダーかなぁ、また迷う)で声を出すルークさん、
機械の声、残念ながらちょっときこえづらかったかなぁ。
いよいよラストにさしかかり、かなりテンションの上がったルークさんは、ステージ中央、ギターを天井につかんばかりに高々とあげ、下にも落として弾き続ける(こすりつづける?^^;)。
突然フワッと上手側客席にウィッグを投げて、中央に戻ったと思いきや、いきなり客席めがけてダイブ。そりゃもう、結構な勢いでした。
うわぁ〜、いくら細身(そーそー、より一層華奢だった。)のルークさんだって、か弱き女性陣に向かってダイブはきついです。
ものの見事に山はくずれ(多分支えられ感ゼロだったんじゃないかなぁ^^;)、あせったスタッフ数人がかけより助け出す、なかなか姿がみえない、ルーク嬢危うし!
やっとフラフラになった短髪(茶髪)のルークさんを抱えあげるスタッフ、しかしよっぽど嬉しかったんですね。私には衝動的に見えましたよ。ルークさん(^^)
まだちょっとおぼつかない足取りで、でも満足げな横顔がステージを後にする。
そしてMCなし、音とヴィジュアルで嵐を巻き起こしたパフォーマンス・ライヴは、DJのシーケンス音が止まることにより静かに終焉を迎えました。
〜疲れきった腰を押さえながらライヴハウスをでた。6:45、地下の階段に朝日が差し込む。なんだかさわやかな気分でした。
今回は…気持ち的には解散後すぐのRXライヴを見たときと似てました。
どんな感じなんだろって、ちょっとお祭り気分で、そのパフォーマンスが楽しめればいいかなと。それは達成できました。
音楽については、正直なところ、私個人の興味とは離れたところにあったかな?が感想ですが、
いかんせんあのサイズ(30分)のイベントですから、次のルークさんがみてみたい。
フルサイズのルークさんがみてみたい。今はそう思います。
なにより意気込みと変わらない情熱を感じられたことが嬉しかったです。
お疲れさまでした。
(2001年7月7日)