気ままにコラム がらすの夢

5年めのface to aceを振り返って


いやあ、とうとう6年目に突入しました、face to ace。
なんか、あっという間でしたね。

とにかく、こんなに長く同じミュージシャンを応援したことはこれまでないので、私としては画期的です;。
何がそうさせるのか・・・
5年目というより、せっかくだから、2000年ぐらいからパパっと振り返っちゃいます。<私が感じてきた、5年間のface to ace+α>。

もともとface to aceの活動の兆しが見えたのは、2000年の春?「ひさしぶりに、エースにーさんに会った。」という本田さんのweb日記でしたよね。
(そういえば、ファンの中のにーさんという呼び名は、ここが発端なのでわ???。私はここからだなぁ。)
しかし、その後はぷっつり、2001年の6月に正式に、ユニット結成やデビューの発表があったときには、そりゃあ狂喜乱舞でしたよ私。
聖飢魔II解散後、ACEさんのことは、主にオーディション番組の声出演と、雑誌掲載の「鉄人への道」で、その動向を追ってましたが、
本田さんについては、やっぱり2000年頃から、日記を見るようになって、これが、はちゃめちゃな方で;。
ACEさん云々ということを除いても、これはおもしろいアーティストさんだと思って、定期的にチェックしてまいりました。
なので、お二人が一緒になさると聞いたときは嬉しかったです。
・・・あぁ、お二人とも好きというのは(特に音楽面)、長く応援できてるポイントかもしれない・・・と今、これを書いてて思いました(^^;。

<1年目>
ただただ、すべてに新しく、face to aceの創り込んだ世界が好きだった私は、ひたすら嬉しく、楽しかったです。
<2年目>
結構、私自身は変化に戸惑ってましたかね。
ナチュラルなアルバムがでたり、サポートメンバーがかわったり、ライブにシアトリカルさを感じたのもこの年だったかと。
向かう方向が私の中では、よくわからなくて、見守ってる感の強い1年でした。
<3年目>
インディーズになったりとか、大きな変化の年でしたよね。
でも、これまでになく、やりたいことは伝わってきた感じがして、私の中で驚きはあっても、戸惑いはなかったです。
あと、face to aceの強さを感じた年かもしれません。
<4年目>
音楽的な新しい試みが、とても感じられる1年でした、弦とかのコラボレーションとか、新しい機材とか。
face to aceのしなやかさを感じました。

さて、5年目ですが、まずは、去年のコメントから・・・

「5年目に 希望することは・・・うん、もう、このままで・・・。よい曲をつくってくださって、よいライブをしていただいて、よいふれあいイベントをしていただいて、
たまには、他のミュージシャンともお仕事していただいて、クリニックや講習会をしていただく。(欲張り・笑)
物事いずれ淘汰されるものがあれば淘汰される(ヲイ;)、今はまだいろいろなftaの可能性がみたい気がします。もちろん無理は禁物ですが。5年目、期待します。」


・・・ごめんなさい。可能性、追いきれませんでした(^^;。
いったい、淘汰されるものは、どこにあるのでしょうか?;
それはもう、2006年末には年間ライブ本数70本以上が見込まれてることが、なにより意味してるんではないでしょうか。
たぶん、私など20本ぐらいですよ。1/3もいっていない;。
face to aceを甘く見すぎてたかもしれません(笑)。

●●●5年目って?

もう何を置いても、「ライブ」。やっぱり、この一言に尽きるかと。それも、型にとらわれない色々なパターンでのライブでしたよね。
今年初めの、全国をおふたりでまわられたツアー、新しい試みもみられるパジャマライブ、野外や神社でのライブ、ミュージシャンとのセッション。
そうだ、今年は、大橋さんや、CANTAとのセッションも話題を呼びましたよね。
もちろん、温泉ツアーや、つま恋のファンクラブイベントなどの、ふれあいもたっぷりありました。

●●ライブ

●ライブ感溢れる作品

以前、日記に、最近のface to aceは、エレクトロというには、どんどんナチュラルになって、サウンドもストレートになって、私が、デビューの頃から変わらず聴きたいと思ってる創り込んだface to aceから離れてしまっていってる気がする・・・というようなことを書きましたが、
その反面、今までと大きく変わってきた楽しさがありまして、何かというと、聴く曲聴く曲、無性にコピーしたくなってくるんです(笑)。
コピーっていっても、別にちゃんと音拾って完コピしたいとか、そういうのではなくて、(むしろ、それは、「FACE TO FACE」の頃とかのほうが、なんだぁこれどおやって音つくってるんだぁとか泣きながらも闘志燃やす感じかもしれません;そして出来ないまま燃え尽きるという・・・。)
一緒に、なんていうか、なんちゃってギターがジャンジャカ弾きたくなったり、和音とか適当なんだけど、ピアノでCDにあわせてバッキングしてみたくなったり。
そういう感覚?。
私の中では、聴くface to aceから、演るface to aceにどんどんなってきてる感じなんです。別に楽器も手拍子とか、そこらの缶カラとかで拍子とる感じでもいいんですけど。じっとしてられないというか;
あぁ、それから「ヒグラシ」にあるような、インパクトのあるキーボードフレーズや、ソロが増えてきたのも、私には影響ありありかもしれません。
楽器やってる方とかって、きっとそうだと思うんですけど、メロディがよいことも大事だけど、やっぱり自分の弾くパートに魅力的なリフとかソロとかあると、そこだけでも弾いて見たいって思うではないですか(笑)。
それが、最近のface to aceには増えてきている気が、私はします。
個人の感覚ですが、インパクトのあるフレーズが加わるということは、「空間で間接的に聴かせる」音楽から、すごく直接的な「ダイレクトに伝える」音楽に変わってきてるんではないかと。
ライブがより熱くなってきた要素のひとつだと思ってます。

●ライブ感溢れるステージ

この一年は、「ライブバンド」だと感じるライブを何度か体験しました。演奏もさることながら、ステージパフォーマンスに気持ち持ってかれましたね。
そうそう二人だけのステージをいっぱいこなされて、ACEさんのギター弾く姿もまた増えたのでは?
「オルフェウスの朝」とか、「TWO OF US」とか、以前はハンドマイクで歌ってたものを、ギター入れられるようになりましたよね。
そんなのもやっぱり、ライブで引き付けられる魅力の要素のひとつになるのではないかと。

それと、ギターもキーボードも、オブリガート(副旋律)っぽいものから、コードでジャカジャカ攻撃的(?)なものになってきてる気がするんですけど、どうでしょう(^^;。
実際、「fiesta」あたりから、ピアノバッキングみたいなアレンジの曲が増えてきたんではないですかね。
最近の本田さんは両手でパーカシブルなリズムを刻んでることが多いと思いますよ。以前は、もっぱらそういう曲は、「TIME AXIS」からで、face to ace曲は、白玉弾きのキーボードのイメージが強かったんですが。
もちろん、ベンダーやツマミ使った派手ぇなソロもそうですが、バッキングひとつとっても、見た目に動きのある演奏をライブでみせつけられると、それだけで、グイグイ引っ張られる感じがします。
その中にあって、ギター2本に、キーボードという、計算されたアンサンブルフレーズもきっちり押さえてる。もちろん、リズム隊も考えられている。
そこが、やっぱりface to aceらしさだと思います。

「そうだ、いっそのこと、<きちっとしたface to ace>じゃないライブもおもしろいかも。
たまには、シーケンサーはずしたライブとか。」

・・・と去年書きましたが、ちょこちょこっと目にするようになりましたね。
パジャマライブの「MISSING WORD」とか、「TWO OF US」もそうだったか・・・、リズムとツートップ。ベースとツートップ、ギターとツートップ。
様々なパターンを聴かせていただきましたが、それぞれに、味があって、
・・・特に、リズムパートがなく、ギター2本とエレピと歌という「MISSIMG WORD」など、本来のメロディ楽器がそれぞれカバーしあい、
刻むギターやエレピで、曲を持っていく感じが、これまでのface to aceにないプリミティブな空気感で、ゆるやかな緊張感を味わいました。
バンドとは一味違う、でもライブ感溢れたステージ
ACEさんが、あまりされない「アドリブ」のソロも、聴く機会が増えてきました。face to aceだとやってみたくなるんだというような意味のこともおっしゃってましたね。

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・・・本当に、これでもかというくらい走り続けた、5年目でした。
ライブにファンサービスに、もう何もいえない気がします。

6年目、・・・何、求めましょうかね(^^;。
もう、求めるものはないかもしれません(笑)。むしろ、5年目の活動で、撒いた種に花が咲いてほしいなと思います。
やっぱり、今年はライブを通して、その場やそのシーンでしなやかに変化させることのできるface to aceの音楽に、改めて、音楽性の高さと幅広さを感じました。
全国でつけてきた足跡に、各地ひとりでもふたりでも、足跡重ねる方々がいらっしゃるとよいなぁと思います。

そう、私、face to aceに関しては、追っかけのキラキラファンですが(多少萌えポイントが人と違うとしても・笑)、
そうじゃなくて、たとえば、メンバーの名前とかよくわかってなくても、アルバムとかでれば聴く、
時々無性に聴きたくなるミュージシャンっていたりします。(私にとっては、スピッツとかそうですね。)
そういう風に、特に、「face to aceの音楽が好き」というファン。増えてほしいですね。そういう実力派ミュージシャンだと、5年間思ってたことですが、今年は特に思いました。

あ、そうだ、求めるもの。強いていえば、やっぱり創り込んだface to aceの作品世界には、他のミュージシャンにない魅力を感じているので、
作品として、それはまた聴きたいと思います。でも、急ぎません(笑)。

さて、体は大丈夫だとおっしゃるので、あまり言いませんが(笑;)、とにかくペース配分で、納得のいく活動をなさってください。
無理をしてる活動は、見ているほうも楽しめませんのでね。
6年目も追いかけさせていただきますっ。

(2006年10月24日にはかけなかったので、11月24日;)