4年めのface to aceを振り返って
さて、いつの間にか、4年めのface to aceを終え、デビューシングル発売から、5年目に突入となりました。
昨年、満足しきりで、「来年はもう語らないかも・・・」っていってた私ですが、いやいや今年も目を離せない一年だったので、引き続き語らせていただくことにいたします。
4年目のこの1年どうだったか、まずは、4年目の希望を語った、去年のコラムから・・・
「ファンのためにいるミュージシャンがいてもいいのかな・・・、 それとは別に”ギタリスト”として、”キーボーディスト”として、ご活躍の場があって、またそこで、その活動が好きなファンに出会えれば、それが私は嬉しい気がしました。
そういった意味では、今後、他のミュージシャンとのコラボレーションも見てみたいし、クリニックや音楽理論講習会なんかもやっていただきたいですね。」
・・・いやですねぇ;、なんか恐いほど、そんな一年でした(笑)。
●●●●4年目って?
新しい所属事務所設立の準備、4月からの正式始動等々。手探りの活動・・・、そんなイメージを4年めには持ちました。
音楽的には、新しい試み(形態、場所等)も多く、音楽の持つ可能性みたいなものをたくさん見せていただきました。
そして、ファンのためのミュージシャン。。。より極められたという感じだったのでわ。特にいろいろなイベントに参加できた方々にはたまらない一年だったのではないでしょうか。
●●●コラボレーション
この1年の音楽活動の目玉でこれは外せないかと。12月のクリスマスに始まった弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)とのコラボレーション。
これはカタチを変えて、夏のツアーでもパワーアップしましたねぇ。弦の持つ力で、face to aceのメロディラインの美しさを再認識させられたように思いました。
「イメージを変えずに素晴らしいアレンジがなされた」というようなことをACEさんがおっしゃってましたが、それはアレンジャーの方の力量もあるでしょうが、
原曲の持つ「音の空間感(という言葉があるかわかりませんが;)の妙」と「メロディーの美しさ」に因るものも大きかったのでは?などとも思いました。
●●●スゴイぞ、楽器のスリム化
個人的には「スゴイこと」と思ってます。楽器もそうですが、それ以上にface
to aceが・・・。
確かに、クリスマスで登場した「卑怯なギター」(笑)、いわゆるモデリングのギターですね、ギター1本ですむし、大きなアンプいらないし、身軽ですよね。
・・・でも、普通のロックギタリストなら、なかなかそんな踏ん切りつかないんぢゃないかと。頭の古い私など、シグネチャーモデルまでお持ちのベテランギタリストが、
こ〜ゆ〜ギター使われるんだぁ(音の良し悪しではなく、あくまで感覚的に・・・。)と正直思いましたから・・・。
それを楽しみながら、いともさりげなく(?)やってしまう。
本物を知り尽くした上で、会報でおっしゃってた「届けたいのは楽器の音じゃない・・・」っていう言葉が、「やられた」って胸につきささる思いがしました。
それよりも、いろいろなところに行きたい、演奏したいという強い意思を感じました。
それに考えてみたら、フットワークを軽くするにあたっては、というか独自の環境を整えられないところでは、発想の転換というか、事前に作り込んでいけば、
その場のレンタルアンプでの音作りなどに比べて、face to aceとしての音のクウォリティも常に保てるのか?・・・とも思ってみたり。
(すみません、このあたりは勝手な想像に過ぎませんが。。。;)
そして、さらに春からは、ギターシンセでパワーアップして、、、、しかも、<生楽器>の音をギターからだしちゃうというんだから、ただもんではない(^^;。極めることも怠らない。
サウンドもさることながら、目指すカタチによって、柔軟に楽器形態もかえる、ある種、21世紀のロマン派(笑)。これらの楽器も含めてface to aceだと。
新しく、身軽で、よい音楽を提供する。ぶっこな本田さん(こちらについてはがらすの夢コラム「キーボーディストとしての本田海月さん」参照・笑)に続いて、ACEさんもスゴイです。
●●●プレイヤーの顔
その反面、いわゆるギタリストな機材に、ギタリストなセッティングで、ギタリスト相手のクリニックなどもされてましたね。
face to aceとのきとはまた違ったギタリストの顔、ギターへの情熱を感じました。
そう、おっと思ったのは、ライブとかって、多少ミスタッチがあろうが、弦が切れようが、顔にほとんどでませんが、クリニックってちょっとのミスタッチでもすごく悔しそうにされるなとも。
・・・お友達でも、「トークや握手のイベントまでは、ちょっと・・・、でもギタリストなACEさんはみたい」という方男女問わずいらっしゃいますから。よい企画だと思いました。
本田さんも、クリニックされればいいのに・・・(笑)
●●●七変化
顔といえば、ファンクラブイベントで見せる顔は、おふたりともまた全然違うような気がします。
ミュージシャンというよりも、エンターティナーとして楽しませてくれる感じ?、それは、楽しませようと意識的に考えてらっしゃる部分もあるだろうし、
うっかり、素が出てしまう部分もあるだろうし(笑)、どちらにしても、目の前のファンひとりひとりと対話し、接してくださる。アーティスト対ファン集団では味わえない嬉しさがある。
七変化というのは変な表現ですが、喜んだり、驚いたり、感動したり、がダイレクトに伝わってくるのですよね。それはやっぱり、ファンとしては嬉しいです。
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・・・こんな4年目だったと私の目には映りました。まさに自分にとっては、こうだったらいいなぁが反映された1年でした。
さて、いよいよ5年目に突入ですね。。。そう思うと早いし、いろいろなことがありましたね。でも、良い方向に向かってると信じています。
来年こそは、きっといろいろなところを回る夢が実現するのでは。実現してほしいです。(春はすでに決まってますよね)
そうなると対バン形式のライブも増えるのかな。・・・そう、対バンありのライブハウスとか、イベントとか、、、バンドやってたり運営にかかわってる人なら感じるかもしれないけど、多分、
大きなイベントは別としても、アマチュアのやっているようなライブとさほど変わらないと思うのですよね。あ、もちろん演奏力ぢゃないです;、環境。
どうしたってワンマンと違って、機材もスタッフも常によい環境におかれるということはないと思うし、多分、あの事前準備はなんだったの?ってことも;。
それでもやられるのは、それでも、多くの人に聞かせたいという強い思いなのかと思います。そのあたりはちょっと心の片隅において応援していきたいと思います。
あるいは、もっと上を考えていて、そういう状況でもクウォリティを保とうとされてるのかもしれない、デリケートなサウンドだし、大変なことだと思いますが、でも、face
to aceなら。
そうだ、いっそのこと、<きちっとしたface to ace>じゃないライブもおもしろいかも。
たまには、シーケンサーはずしたライブとか。(本田氏参加のヤンズさんライブでやってるような) 本田さんの出す音は、音自体に生命力あるし、すてきかも。
長年つれそい(?)メンバーの息のあったバンド形式のライブをみてると余計感じます。そんなのも小さい箱では観てみたい気がしますね。
(↑ン?先日の京都ではあったとかなかったとか?・・・追記)
5年目に 希望することは・・・うん、もう、このままで・・・。よい曲をつくってくださって、よいライブをしていただいて、よいふれあいイベントをしていただいて、
たまには、他のミュージシャンともお仕事していただいて、クリニックや講習会をしていただく。(欲張り・笑)
物事いずれ淘汰されるものがあれば淘汰される(ヲイ;)、今はまだいろいろなftaの可能性がみたい気がします。もちろん無理は禁物ですが。5年目、期待します。
(2005年10月24日)