3年めのface to ace
さて、求められてもいませんが、今年も語る季節がやってまいりました(笑)。face to aceのCDデビューから、今日で4年めに突入。
連載と化したこのシリーズ(笑)、3年目のこの1年どうだったか、まずは、3年目の希望を語った、去年のコラムの締めくくりから・・・
●3年目・・・今回はちょっと予測もできません(笑)。こんな風にしてほしいという思いも今はない、作品にもライブにも満足してしまった2年めの結果なので・・・。
3年目は、きっとあるはずの何かをまっさらな気持ちで楽しみにしてみよう、と思っています。●●
「きっとあるはずの何か」・・・、ここまで予想したものの(笑)、3年目の結果は、私の予想を遥かに超えた、とても大きいものでした。今年はそんな話を・・・。
●●●●3年目って?
この1年を振り返ると、やはり、所属レコード会社や事務所を離れてのインディーズデビューと、手作り感覚の活動が目についたでしょうか。
一言でいうと、多くの方が感じたであろうライブ感溢れる、身近なface to ace・・・だったと思っています。
●●●インディーズ
・・・昨年10月のツアーで、初めて次回作の発表がなかったとき、漠然と「あぁレコード会社とは契約切れるのかなぁ。」と思ってました。
しかし、まさか、事務所を離れてフリーになるとは、想像もしませんでした。私は特にACEさんには、昭和最後のスターを感じてましたので(謎・笑)。
そんなACEさんが、ご自身でいろいろやられる姿を多く見るようになったこの数ヵ月・・・。特にミュージシャンとしてのACE さんの、親近感湧く出来事に心奪われた私です。
どれも些細なことですが、どこかのイベントでの、ギターだか、エフェクターだかの電池切れの話とか、エコーのかからないマイクの話とか。
また、先日FCイベントのライブでは、ギターを変えるとき、シールドはずして入れ忘れたというのがありました。記憶あいまいなんですが、
クリニックかなにか、他でも”やっちゃった”のを見た気が・・・。たとえばアマチュアでは当たり前の行為だし、ありがちなうっかりだと思いますが、
長いミュージシャン人生、これまでは、きっといつでも弾ける状態になって渡されて、弾かれてたんだろうな。なんて思って見ておりました。(よく知らんけど)
それでも、ちょっとオタオタされながら(すいません;)、目の前にいてくださるのが、なにより嬉しかったのです。
そして、それらの状況を臆することも無く、ライブのMCとかで、「どうやってライブやっていいのかもわからなくて・・」なんてネタにしてみたり。
「知らない、というのは恥ずかしいことではない、知ろうとしないことの方が、よっぽど恥ずかしい。」と格言書かれるACEさんを地でいってらっしゃるなと。
もちろんご苦労も多かったかと思いますが、かえって、そんな新しい状況を、生き生きと楽しんでいらっしゃる今、のようにみえるのが、ファンとして喜びでした。
楽しんでやってらっしゃると感じたのは本田さんも同じ。
(fta)デビュー当時に比べて、すごく笑顔が増えてきた気がするのは私だけでしょうか・・・。face to aceをすごく楽しんでいらっしゃる雰囲気が、年々増幅して伝わってきます。
本田さんも、通常の音源づくりのほかに、イベント用の音作りとか(笑)、相変わらずの手を変え品を変えのアレンジとか、きっと大変なことだと思いますが、
どんどん前向きな強さみたいなものが感じられるようになって、それこそ、ACE さんとはまた違ったオーラ出てると思いました。^^ かっこよい!
「ライブ感溢れる」は、近くにおふたりを感じられるようになったことも含め、様々な意味を持ちますが、
6月、実際のライブ、デビュー時「ちゃんと歌えなければライブをやる意味がないので」とギターを弾かないこともありとおっしゃってたACEさん、
ギターを持つ曲が初めて6割を超えて(たぶん;)勢いがついた。
本田さんのドライブ感溢れるリフやソロが増えた。音も挑戦的な感じがしたのです。
これまでの、ほんわか路線から少し変わってきたような。楽曲にもライブにも、イベントにも、この一年のftaには、しなやかな強さをとても感じました。
●●●ファンのためのミュージシャン
音楽を”絵”で捉えるよりは、文字通り”音”として捉えてしまう私は、face
to aceの楽曲やライブの、ftaらしい音のクオリティみたいなものが好きだし、
ここ数年、少しでも、いわゆる良さをわかってるファンの人以外に知らせたいと、関係ないお友達のサイトで宣伝してきたり、音楽系のサイトさんに出入りしてみたり。
「いい曲だね。」「すごいアレンジだね。」っていってもらえる・・・、それは、大事なことだと今でも思っていますが、
face to aceは、そんな楽しみ方だけじゃもったいない。と最近気づきました(^^;。というか、思いの深さに気づいた・・・かな(笑)。
なんというか、face to aceの音楽の魅力を多くの人に伝えたいという気持ちはいつでもあるし、ミュージシャンとして、客観的にみることも多分(笑)できる。
でも、やっぱり、音だけで語れない、唯一無二のトータルの魅力が、私にとってのface to aceにはある。きっとこの部分は、ただの音楽好きには伝えられないと(^^;。
適切な表現が見つからないんですが、
ファンのためにいるミュージシャンがいてもいいのかな・・・
ミュージシャンはなにより音楽ありき!、の自称音楽馬鹿の私をしてそんなことを思ったのです。 (何を今更と思われるかもしれないけど;。)
もちろん、ご本人たちも、ファンも、こんなこと(ファンのため〜云々)で満足しないとは思いますが;、(本田さんはラジオで世界を見据えてらっしゃるようなこともおっしゃってたし。)
それとは別に”ギタリスト”として、”キーボーディスト”として、ご活躍の場があって、またそこで、その活動が好きなファンに出会えれば、それが私は嬉しい気がしました。
そういった意味では、今後、他のミュージシャンとのコラボレーションも見てみたいし、クリニックや音楽理論講習会なんかもやっていただきたいですね。
face to aceという、ファンを幸せにしてくれる表舞台のブランドがあって、ミュージシャンとしての底辺のご活躍もあって、そんなアーティストもありかもと。
あくまで、一ファンの勝手な言い草ですが…;。もちろん、いただいた幸せは、倍以上にしてお返しする所存でございます。
やれ、チャート何位だ、売り上げ枚数何枚だ。というのが、世知辛い世の常ですが、
その中、数値とか目に見えるものじゃ表せない関係がある・・・、そんなことを強く思った3年目でした。
3年目の浮気もなく、4年目に突入(笑)。4年目は、face to aceブランドを極めてくださいませ。
・・・今、いろいろ満足です。ホントに。・・・だから、次回コラムはないかもしれません(^^)。
ようは、メロメロなんだ・・・ごめん(笑)。
(2004年10月24日)