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「雪化粧/街の灯」

2007.1.26 in store

DMRS-106 ¥1,000(tax in)

produced by face to ace


それぞれが1曲ずつ、作詞・作曲を手がけたという、新しい試み。
おふたりの、それぞれの「冬景色」が、音の向こうにみえます。

※ベースにYanzさん、ドラムに西川貴博さんが参加


1.雪化粧 (作詞・作曲:ACE)

優しいメロディに、切ない歌詞。大人の儚い恋を歌ったのでしょうか・・・。

メロディの音運びも、音づかいもシンプルな中に、深々と舞い降りてくる雪のような、やわらかいシンセの音、煌びやかさを抑えたエレピの音。
それとは対照的に、歪みつつ、エッジの効いたギターのアクセント。
そのコントラストの強さに、心をかきむしられるような切なさを感じました。

マイナーなイントロから、平行調で、メジャーに持ってきて、淡々と情景を歌い、サビでマイナーにもってきて、心情を歌う。。。
そんな手法も、心を揺さぶるのかもしれません・・・。
さすがっす・・・。

2.街の灯 (作詞・作曲:本田海月)

街の灯は何をみせてくれたのか・・・。くれるのか・・・。・・・なんて考えてしまいました。

変拍子的にリズムを感じながらずんずんと進んでいくような、おもしろいグルーブを出しているかっこいい曲。
重めのリズムに、歪んでるのに透明感あるギター。ギターやベースやメロディがゆったりしているところに、細かくまわすドラムフレーズが勢いあります。
全ての楽器が一体となって、音が溢れ出し、せまってくる感じが、今のface to aceを象徴してる気がしました。
メロディにファルセットを取り入れたのは初めてですかね。その後のコーラスとも相まってセクシーです。

これまたB♭mから、平行調のD♭のメジャースケールで駆け上がって、1音ずつ(四七抜きで?)上がっていくギターソロが面白いですね。
直前のエレピのリズムに触発されたような、フレーズもムフッ。

 

(2007年1月26日)