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CLASSIC ROCK JAM X 2001   2001年10月28日 赤坂BLITZ


TBSのある赤坂の駅をでて、ウルトラマンを横目に赤坂BLITZへと向かう。開場の17:00を過ぎており、会場を取り囲む人・ひと・ヒト。
しかしリハの音がもれ聞こえ、一向に扉の開く兆しは無し。そのうち横殴りの激しい雨が降り出し、傘も役立たずびしょぬれ状態。
結局中に入れたのは、45分押しの17:45でした。

中央、少々前寄りバーのところに陣取る。ラッキー!スタンディングは老体に堪えるからね〜(^^;。
正面ステージの上部には、照明にはさまれた黒地に白抜き「CLASSIC ROCK JAM」の文字。
横に広いステージは、奥まった高いところにドラムが3セット。左からヘビメタ仕様?シンバルがすっごく高いとこにあってツーバス?バスドラにはANTHEMって書いてある?。
中央、私には普通のドラムセットに見えるんですけど(ドラムのことはよくわからないので)、どなたのセットだろう…。参加ドラマーは2人のはずなんだけど。
そして右、ラディックのバスドラが見える。これは湯澤さんのに違いない。
さらにその右にキーボードスタンド、正面上からDX7(往年のシンセ)CX3(オルガン)、その下はKORGでしたけど何かは??エレピかな?
始まってから気づいたんですが、横にもシンセは数台あるようでした。前面にはアンプがずら〜っと並び、今日のゲストの多さを物語ります。

25分押しで照明が落ちるといきなりZEPの「移民の歌」が流れる。リズムにあわせてライティングが「CLASSIC ROCK JAM」の文字を赤青緑に彩る。

下手から人影、えっ?現れたのは元JUDY&MARYの五十嵐公太さん????
おぉぉぉ、今日のゲストリストにはなかったはず。真ん中のドラムにスタンバイする。五十嵐さんのだったのかぁ。
ギターにレッド・ウォリアーズの木暮武彦(シャケ)さん、ベースに元プリンセス・プリンセスの渡辺敦子さん、
「すごい雨だったんだって?遅くなってごめんね。でもアタシのせいじゃないからね(笑)」と無邪気に笑うのはヴォーカルの寺田恵子さん。
「JUNPIN’ JACK FALASH」が始まる。セクシーサファリチック(?笑)なコスチュームに身を包んだ寺田さん、かっこいいです。
シャケさんのワウったギターもよい。続いて「C'MON EVERYBODY」へ。

「お兄さまたちに〜」とバトンを渡されたのは、ヴォーカルに森重樹一さん(SNAKE HIP SHAKES)ZIGGYにいらした方ですよね…
ベースに元THE STREET SLIDERSの市川洋二さん
そして、下手側前方の大歓声に迎えられて登場したのは、ヘビっぽい赤い革パンツにTシャツの大橋隆志さん(THE OUTSIDERS)
レスポールを抱えての登場。彼は楽しそうにギター弾かれますよね。見てる方も楽しくなる。
パワフルなロックヴォーカルで「TOYS IN THE ATTIC」「SUBSTITUTE」が続きます。

シンセの打ち込みをバックに現れたのは、インディアンを思わせるレッド・ウォリアーズのDIAMOND◇YUKAIさん。
ストーンズの「SYMPATHY FOR THE DEVIL」そしてジャニスの「ME AND BOBBY Mc GEE」
ハードなヴォーカルが続いたので、ちょっと目先も変わってよい感じでした。大橋さんとの掛け合いも息があう。

ここでメンバー総入れ替え〜。

ひょこっと舞台中央に現れたのはRXのドラマー雷電湯澤さん。Tシャツにスパッツとファンにはお馴染みの姿。ライトに手をかざして
「いや〜めちゃめちゃ盛り上がっちゃってるね〜。」(爆笑)
湯澤さんの紹介でメンバーが登場。ベースに元JUDY&MARYの恩田快人さん、頭爆発でスレンダーで変わらないって感じ。
「会うたびにでかくなる」といわれたのは、ギターの杉田一浩さん。確かにとっても大きい(^^;。私は存じあげないのですが、なんかドレッドヘアで、ロックギタリストっぽくない(笑)スタイリッシュな方でした。
曲は「I GOT THE FIRE」ヴォーカリストは名前だけ存じてあげていた生沢佑一さん(TWINZER)。小柄な方ですが声でますね〜。私としては一番でした!
そしてシャ乱QのギタリストHATAKEさんをフィーチュアして「DREAM ON」「FOOL FOR YOUR LOVING」HATAKEさんは見た目プロレスラーのようで(^^;ちょっと怖かったです。リーゼント?サングラス。高校のとき駅とかにしゃがんでた人たちに似てました。はい(笑)。
激しく動きまわる恩田さんがアンプにぶつかって、スタッフが飛んでくる一幕も。
湯澤さんのドラムは後半になればなるほど絶好調!スネアの音がまたいい(く〜っ)。ギターやオルガンとの掛け合いのヴォーカルもお洒落な感じでよかったです。

あっキーボードのご紹介を忘れてた、最初からずっと弾かれてます(^^;。石黒彰さん。今回キーボーディストは一人でした。
聖飢魔II関係者には「レクター伯爵」と言ったほうがわかりやすいかも。
フレーズがとっても洗練されていて、使用機材の多い方(笑)の印象をもってたんですが、今回も5、6台のキーボードを駆使してらしたご様子?

ここで、チケット番号による抽選会。司会進行は熟女シスターズ?、新宿系の寺田さんと銀座系の渡辺さん?(笑)。ほとんど漫才状態でした。
プレゼントは協賛各社からの品がつまった福袋。

後半戦突入〜。(すみません、このあたりから集中が切れて「人」が怪しいかも。苦笑)

ドラマーにANTHEMの本間大嗣さん、ベースは再び恩田さん、ギターに外道の加納秀人さんと再び杉田さんだったかなぁ?^^;。
そしてこのきれいな顔のヴォーカリストは誰だろうと思ったら、D.T.Rにいらした竹内光雄さんでした。華があって魅せるステージングをされる方ですね。
「BORN TO BE WILD」続いて「DR.FEELGOOD」。加納さんのギターの音お好みでした。

真行寺恵理さんの登場。ラジオのパーソナリティやJAM FOR JOYに出られたりでお名前は時々見かけるのですが。
すみません、どのような経歴の方か存じ上げません。きれいな声のかわいらしい方ですね。
ベースはANTHEMの柴田直人さんにかわったんだったよな・・・、たぶん(^^;
(今回さすがに覚える自信がなかったので所々メモったんですが、やっぱり人が多くて混乱してます/笑)
「SWEET CHILD O’MINE」「HARD LUCK WOMEN」を聞かせていただきました。

「ラジオにも出ていただいたんだけど、よくしゃべる。声が高い。(笑)」と真行寺さんに紹介されたのは、ANTHEMの坂本英三さん。
アニメタルのヴォーカルでも有名な方です。
「ルックス厳しい(エイゾーさん談)ロニー・ジェイムス・ディオ」の代わりに魂こめて歌うは「STARGAZER」8分?の大曲です。懐かしい…。
魂超えてフェイクがメチャメチャ耳に来ました。スゴイですね。
次の「STILL LOVING YOU」では杉田さんがダブルネックのギターを弾かれてました。まわるミラーボール(笑)、やたら照明がきれいな会場です。

メンバー入れ替え〜

リズム隊にRXのベース石川俊介さん。キャップにサングラスにTシャツ姿。ドラムに再び雷電さん。そしてギターにBOW WOWの山本恭司さん。3人のステージ。
インストかな?と思ってると。ギターのフィードバックから入ったのは「PURPLE HAZE」そして「LITTLE WING」へ。歌うは恭司さん。
まろやかな音で大人のロックでした。

いよいよラスト!真っ赤な衣装のデーモン小暮閣下登場〜(ん?肥えられました?)。ギターの加納さんも再登場。
曲は「ONLY TIME WILL TELL」
「やっほー」とお馴染みのごあいさつ。
「聖飢魔IIも解散したことだし、これをやっても」?と始まったのは、なんとKISSの「DETROIT ROCK CITY」。おぉぉぉ!
閣下のヴォーカルに恭司さんと加納さんのツインは濃いし、RXのリズム隊は妙にさわやかだし、(あっ見た目です)
なんかカッコいいんだけど、ちょっと笑ってしまいました(^^;。
ヴォーカルは…今レコーディング中?ちょとお疲れの様子が声にでてたかなぁ…。
「では、また会おぉ」と去っていかれる。

<アンコール>

仕事で到着が遅れたレポーターの東海林のり子さんにより、メンバーが再び舞台に集められます。東海林さんはCRJの常連さんなんですね。

ずらっと並んだ楽器隊。広い舞台も狭そうです。ん?ヴォーカルは寺田さんだけ?
「おぉい、誰が呼び込むんだっけ?待ってるんだけど」の閣下の声について、ぞろぞろとヴォーカル陣も登場。誰かの段取り忘れ?さすが閣下仕切ります(笑)。

ステージ上には…1、2、3…総勢24〜5名?ただただ圧巻(^^;。

始まったのは「ROCK AND ROLL」これは毎年お約束の曲なのですね?
ヴォーカルが歌い継ぎ、ギターがソロまわし、あまりに人が多くてどこでソロやってるのかわからないぐらい(^^;

ベースソロ、やっぱり石川さんのスラッピーなソロはロックの中で目を引きますね。存在感抜群です。
ギターはツインがあるけど、ベースはなかなか何人も同時に聞く機会はないし、前面に出るパートでもないので、各人興味深かったです。
それを暖かく見守ってる同パートのみなさんをみるのもイベントならではでいい感じ。
本編には登場されなかった、ハウンドドッグの鮫島秀樹さんも飛び入り参加〜(でしたよね?^^;)。

演奏を横目に閣下は缶ビールを配り歩く、ステージ上は宴会状態?
ソロを弾く石黒さんの前にたち、ビールを口に含む閣下。反射的によける石黒さん(笑)。かけませんって(爆)、ソロの後にやさしく手渡してました。

そして3人のドラマーのソロがステージを締めくくります。

「来年もまた会いましょ〜」という東海林さんの声で3時間のイベントに幕が降りました。


その存在は結構前から知っていたにもかかわらず、初めて伺ったイベントです。確かにロック好きにはたまらないですな。

私は洋楽に強くないのと、以前よりマニアな選曲になってきている?ため、半分は知らない曲でしたが、とにかく80年代に聞いてきた日本人ロッカーが目の前に集合しているというだけで、もう嬉しくて、しかもよりパワーアップしてるのに驚きました。

いやいや日本人の中年ロッカー(^^;もやりますなぁ。

日本もそーゆー国になってきたんだな。なんてことをしみじみ思った3時間でした。

(2001年10月31日)