face to ace MASTE PLAN ◆2006年3月14日 CLUB24 YOKOHAMA
聖飢魔II以来の横浜。しかも関内なんて、青春時代の山下公園デート以来じゃないかと降り立ってみたところ、なんだか嫌な記憶と共に、割と最近来たような・・・。
デジャブ?(笑)、高架の線路の下を何十分も歩いた記憶が蘇り・・・、そうだ、数年前、松崎さんのライブを見に来て、迷ったとこだと;。
ここはやはり鬼門なのか、今回もまったく逆の方向にしばらく歩き;、駅の反対側だぁと気づきました。(単に方向音痴なだけ)
開場の30分前には付いてしまったけど、誰もおらず、時間つぶしに、「大通り公園」とやらにいったけど、特に何があるわけでもなく、寒いし;しかたないので、その前のホテルとかにちょっといたりして、時間潰しました。
開場時間になって、「こんなとこ並んでいいの?」っていうような、学校の前の道?に列をつくらされ(笑)、会場入り後は、一桁チケだったので、場所だけ一番前に無事確保。
待ち時間、ちょっと冷房が寒かったよ。;;でも、なんたって、久しぶりのface
to aceライブ。ワクワクそわそわ。
対バンも・・・実は奥野さんをちょっと楽しみにしてきたので、ドキドキ(笑)。
ライブハウスは地下で・・・ごく普通のサイズ(どんなだ;)だと思いました。あ、横にドリンクカウンターっていうのは珍しいかな。
そんなこんなで時間となり、トップバッターはhidetoさんというギター弾き語りスタイルのミュージシャン。
アコギのシールドをぽんとダイレクトにPAのボックスに差し込んだだけというような、
ラフなスタイルで、ギターを弾きながら歌い上げるhidetoさん、ちょっとチャゲ&飛鳥の飛鳥さんを彷彿とさせるような、
伸びのある、魅力的な歌声でした。曲はノリのいいものから、しんみり聴かせるものまで。
カリスマ・ダイエッターも目指してるそうで(笑)、ダイエットを目標にしたツアーをやられたり;、MCもなかなかおもしろかったです。
「今日の楽屋は先生方(先輩方?だっけかな)で緊張しまくりで;、ずっとここ(ステージ)の方が楽しいや。あ、やべぇ、聞いてますよね;。」
なんておっしゃたり、かわいらしい方でした。
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そして、二番手、奥野敦士さん。こちらは、オーケストラチックなキーボードをバックに、(音とてもよかったです。)
壮大なミュージカルの一幕をみているような錯覚に陥る、独特なステージ展開をされる、正直度肝を抜かされたミュージシャン。
(80年代半ばに活躍されたROGUEというバンドのボーカリストさんです。)
なんたって、一曲目が、越路吹雪さんの(?)「愛の賛歌」のカバーからでした。何が始まるんだと、お客さんもあぜん。
一番前にいる乙女たち(笑)は、じっと見つめられ、時に手を差し伸べられ、・・・どうしていいかわからん状態。
どう説明したらいいか・・・ここ的な説明でいうと、MCはシャイな感じですが、歌の「濃さ」でいったら閣下といいとこ勝負?。
歌の「強さ」という意味では閣下以上かも;(まぁにーさんをして「とんでもないものをみた。」といわしめる方ですからね)。
並外れた存在感と表現力をお持ち・・・という方でした。
「さっきのはツカミということで(笑)、ツカミはOK、この後はオリジナルをやっていきたいと思います。」
何曲かは、エレアコ(タカミネでした。)を持って歌われ、キーボーディスとのカタギリさんという方も、多彩な音源は使ってましたが、
あくまでリズムからカチっと打ち込みというのではなく、リズムが効いたようなものも、おふたりで楽しみながらフリーにやってるって感じでした。
男っぽいんだけど、かと思うと「あれ?、(カポ)こっち?こっち?」と、どこまで本気なのか、クリップ式のカポを前から挟んでみたり、後ろから挟んで見たり、
キーボードの方にも聞いたりして「ちょっとミュージシャンな会話してみました(笑)。」(違)とか妙にかわいかったり・・・。
歌となると、特に「まだメールとか便利ないものがない時代につくった歌で…長い歌ですけど聴いてください。」などとおっしゃっって始まった、
日系ブラジル人のおじいさんが50年ぶりだかに、東京にいる昔の恋人に長距離電話をするストーリーの「老人」という歌は、
自然に涙が溢れて止められませんでした。情感タップリで、二人の老人の姿が目に浮かび、息するのも忘れてその世界に引きずり込まれた感じでしたよ。
「久しぶりのライブで声が出るか心配だったんだけど・・・結構出るもんだね;」とみたいな言葉どおり、気合の入ったステージでした。
両手で投げキスをされる奥野さんに大きな拍手、右手奥のドアからバックステージへ。
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続いて、ステージ総入れ替え状態で、バウワウさんのスタッフさんも現れ、セッティング。
事前にガムテでバミってあった箇所に次々、face to aceの機材が配される。
(今回、お二人のステージならではの機材の発見が新鮮に感じられたので、ちょっと長めに機材レポ・笑)
下手側にACEさん、上手側に海月さんらしい。
セッティングも、どちらが前でも、中心でもなく、改めて、二人揃ってface to ace!という位置に機材が組まれていく。
1本足のキーボードスタンドが置かれ、そこから、、、客席からみて左側の1mぐらい離れたとこに、
2ヵ所ガムテが貼ってあって、ここには何が来るの?;と思ってたら、
両面テープをはった、サスティンペダルと、エクスプレッションペダルがそれぞれペタッと貼られてく。
海月さん、こんなとこまで足届くんだぁと妙な感心を;。
スタンドの上に、A-33というMIDIキーボード。キーボードは1台なんですね。インストアみたいにコンパクトです。
でもインストアと違うのは、インストアでは、49鍵とか61鍵のキーボード使用なんですけど、
フル鍵盤に近い76鍵、弾くことを意識したというか、ピアノ伴奏風とか両手バンバンにやられるんだろうなとか、
或いは2台分の音色確保するために、キー・スプリットなんかされるのかなとか想像させられるような、
通常のライブとも、インストアライブとも違う、独自のセッティングという感じ。
向かって右のテーブルに、ライブの頭脳「ぶっこ」。スタッフさんによって、ぶっこの電源が入れられ、
白い三日月の壁紙が登場。そして、システムが起動されてました。(カウンターの文字の大きさがでかいんだ;)
その下に何か、液晶のついたハコ物が・・・。
その時はなんだろう、とあまり気にしなかったけど、もしかしたら、音源モジュールなのかな・・・???ピアノ音源とか?
(つまりぶっこ以外に、より好きな音を求めてハード音源もつかってるのかな。わからないですけど。)
この辺りも、インストアとは違うぅと。
ACEさん側はというと、思いっきり足元をモニタースピーカー2台で囲む環境が作られてしまったので、
私の角度からは、よく見えなかったんですが、エフェクトボード2つ、向かって右側の一部が見えて、
そちらは、ギターシンセとコンパクトなミキサーでした。私としてはミキサーってのはツボ;。(機材詳細は、「鉄人への道」のPART2をご覧ください・笑)
ギターVariax700も運ばれ、以前は外付けだったシンセ用のピックアップが消えて(たぶんディナーショーのときから??)
以前無かった赤いランプなどもできて(笑)、改造したの?とか思いながらみたりしてました。
左右どちらにも高めのスツールが用意されてたかと。
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いよいよ、face to ace。完全に記憶だけなので、MCの順番とかいいまわしとか、かなりいい加減です。ポイントだけ、サクっと失礼します;。
(セットリストはPさんのご協力をいただきました。ありがと〜。)
舞台の上手奥のドアを開けて現れるface to aceおふたり。拍手が沸き起こる。歓声が飛ぶ。
まだライトもあたっていないステージ中央で、丁寧に深々とお辞儀をされる、ACEさん、そして海月さん。
それぞれの位置につく。ライブでも、インストアでも、常に一歩さがったところにいる海月さんなので、こんなに間近にみるのは初めてかも・・・。
ちょっとステージが高いので、視線の高さこそ違いますが、ドキドキでした。
各々セッティング。自分の準備が終わった海月さんは、クリップ式のチューナーで念入りにチューニングをするACEさんを見守る。
胸のボタンが多い、白いVのカットソーに黒っぽいパンツのACEさん、黒縁のメガネ。髪サラサラ。。。(萌)
白いカットソー、迷彩色のパンツ、スニーカー、黒いニットキャップの海月さん。
★ノンフィクション
頭にインパクトがある、重めにすすむアレンジ、以前インストで聴いたホテルのライブのときのバージョンの
歌アレンジって感じかな?? 初っ端からノリノリっ!
★fiesta
「こんばんは、face to aceです。皆さん、たくさんお集まりいただきまして、ありがとうございます。」
そして、どこでいわれたんだったか;
「聖飢魔IIのころから応援してくださってる方も多く、聖飢魔IIやっといてよかった;」(笑)なんてことも。
「今回のツアーは、二人でまわってますが、サポートメンバーとかも、もうライブを待ちきれない様子で、
西やんとかメール送ってきて、”ふたりだけのツアーはさぞかし楽しいことでしょう”とかなんとか(笑)。」
また、そういうバンドのほうもやっていきますのでっていうお話だったかと。
「今日は、ここに来るのに、午前中に事務所に一度集合して、車で来たんですけど、
2時にライブハウス集合なのに、道が空いてましてね(笑)。
1時についちゃったんですよ。ライブハウスはスタッフ誰も居なくて開いてないし、
仕方がないから、俺、ちょっとその辺歩いてくるわって言って。とはいっても、
山下公園まで歩くのはちょっと遠いし、そこの大通り公園いったら、これがまた何にもないんですね;。(おっしゃる通り;)
ま、でも今日昼間お天気もよかったし、ちょっと関内の駅のほうまで歩いていったら、
そこに、宝くじ売り場が。そうだ、事務所に届いてた郵便物の中に、ファンの方がくれた宝くじがあったことを思い出しまして。
ごそごそ鞄を探して、10枚窓口に、はい、これって、がぁーっと見てもらいました(笑)、
なんと、当たりました。300円!」(笑)
「今日は、300円分の幸せをいただきましたので、皆さんには、それより少なく、250円分ぐらいの幸せを
お届けしたいと思います。」 セコっ・・・と海月さんがいったような;
★風の向こうへ
★a new day
「今日はホワイトデーっということですが、僕らの幼少の頃(青春時代?)には、・・・そんなもんなかったよね。」と海月さんに振る。
「なかったですね・・・」とかなんとか、うなずく海月さん。
「あれは、女の子にキャンディを贈るんですか?、マシュマロ?、クッキー?」会場の女性たちに確かめるACEさん。
★CLOUDY DAY
FUSEバージョンを、シンセとギターシンセで、絡めあわせた流れるようなソロが、切なくてよいぃぃぃぃ。
シンセは、ピッチベンダーとかでスライドさせて、滑らかなソロでした。
この曲もそうだったか、海月さんが、何曲か、いわゆるボリューム奏法で、エクスプレッションペダルを多用されてまして、表情つけてました。
もちろんインストアの時には、エクスプレッションペダル自体つかってませんので、そんなのがライブ感溢れ、近くで見られて感動。
★早春
打ち込みなく、エレピとボーカルだけの、しっとりしたバージョン。
早春自体、私かなり久々に聴いたような。。。力強く歌われるACEさんが、いつもと印象違いました。
エレピは結構ブレイクのとことか、音数増やしたり、ソロのメロディの雰囲気も原曲と変えて、
2番で歌にあわせてキメっぽく入るピアノなどもかっこよかったです。
(海月さんの指が震えてるのが、気になったけど;。・・・手弾きファイト!・・・?)
「詩集をつくりまして、詩集というか、これまでの歌詞とか、それにまつわるエピソードみたいなものを書いたんですが、
そこにも書きましたが、たとえば早春とか、もともとは、ここの山下公園のあたりとかを初めイメージしてて。」もっと
都会的なイメージで書こうと思われたようなことを。
そして、うつむき加減に暗く、「詩集買ってください・・・。」爆笑。噂の「たくらみこういちろう」キャラ登場?(笑)
「あ、そうだ、あと、3/20に鉄人への道もでます。自分が書いたもの(文章)が出るっていうのもいいですね。
こうやって歌歌ったりとはまた違って。・・・詩集買ってください・・・」(笑)
ポツッと海月さん「・・・詩集買ってやってください。・・・あの人いい人ですから」(爆)
「あの人いい人ですから、詩集買ってやってください・・・。」繰り返す海月さんに、体をよじらせて笑うACEさん(笑)。
★KALEIDO-PARADE
★流星雨
打ち込みでも、これだけの迫力がでるんだなぁというのが、またかっこいい。勉強になりました;。
ギターソロの何かがほとばしる感じがすごくよかったです。
海月さんのエレピの音も小気味よい!
大きく手を振って、バックステージに戻られるおふたり。すかさずアンコールの声がかかるっ。
★---アンコール---★
「今回のツアーは、対バンありで各地をまわって、ほとんどが、デビューしたてのバンドとか、地元でアマチュアでがんばってる方達とか、
そういう方が多かったんですが、今日は・・・;(会場からも笑いが)皆さんもものすごいものをご覧になりましたよね。
僕もこれまで、少しずつではありますが、山の頂上目指して登ってきたつもりですが、
いきなり、ヒマラヤ山脈(っていったかな;)が立ちはだかったという感じでしたね;。
チョモランマが眼の前に現れたというか・・・。」おっしゃるとおり;。
「奥野さんとは以前から面識はあるというか、ROGUEというバンドをやられてて、そこのギターの香川くんっていう
5mぐらいあるデカイヤツがいたんですが(注:正しくは190センチです;)、そいつとは、よく六本木で飲んでて。
ただ、奥野さんとはお話するのは、初めてぐらいかなぁ。という感じだったんですが。」
「ほんとにファンの方はあったかくって、これからも僕らを支えていってくださいね。
それがないと、ふっと北風に飛ばされて(笑)。」なんてこともおっしゃてました。
★月夜のケモノたち
やっぱり前半にインパクトのあるリズムがずんずん進む感じの、テンポ半分バージョンですね。
大人っぽい感じが大好きです。でも、海月さんの激しさもかっこよい。
★TOUGH!
ひたすら元気に、盛り上がりました。パーカシブルなシンセが印象的だったのはこれかな;。
「6月には、バンドでのライブも予定してます。それも、一箇所とかではなく。」歓声!
「Club24にもまた来ますっ♪」約束の小指立てて、笑顔でおっしゃってました。
再び、手を振って、そして、今回は、いつにも増して、ゆっくり深々と頭をさげられるお二人が印象に残りました・・・。
さて、この後、西、南を回られ、いよいよ、千秋楽、さいたまぢゃ〜。
(2006年4月2日)