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クロサワ Dr Sound/Caparison Guitars presents 「ACEギタークリニック&ミニ・ライブ in Dr Sound」
 
2005.5.28(土) 13:00〜 @クロサワ Dr Sound(御茶ノ水) 店内

当日、直前にアンケートを渡され、質問を記入。
立ち見もいれて、60名ほどのクリニック。前回より20名ぐらい多い。
演奏2曲、QAとセッションで、1時間半以上?の内容。
今回も、メモなしなので、私の頭で理解した範囲のニュアンスでございます。
目に余る誤り等ございましたら、ご指摘、フォローお願いいたします。

 

●「ステージ上の機材」
(説明なしなので、私の主観のみ;)

◆ACE使用ギター:
・Angelus ACE(赤)(キャパリソン)
・Angelus ACE(白)(キャパリソン)

◆ディスプレイ用&クリニック用貸しギター?
・Angelus(Transparent Blue)
・Dellinger II (Oiled Mahogany)かな???????
※いずれも、キャパリソンの新製品だったと思います。

◆アンプ:
・パワーアンプ、(レイニー)VH100Rかな?
・キャビネット(レイニー)GS412PAかなぁ?
・コンボタイプのアンプ(レイニー)VC30-212かな?

◆ラック内:
・みえませんでした;。フットコントローラーで切り替えるエフェクター類かと??;

◆足元:
・おっきな青いフットコントローラー(前回と一緒?RocktronのALL ACCESってヤツでしょうか?)

◆その他、
・ギターのヘッドに、クリップ式のチューナー
・カポタスト
・セッション用シンセサイザー(TRITON studioだったので、買い換えてなければ、 お店のものかと。)
●オープニング

拍手に迎えられACEさん登場。「ずいぶん明るい(場所)ですね;。」などといいながら、アンジェラスの赤を持って、自ら、アンプをいじくり、高い木のスツールに腰掛け一曲。

♪SPIRAL STEPS

「どうも、こんにちわぁ。ギタリストのみなさん(笑)。 今日は、もう、ギターをガンガンに弾いてらっしゃる人とか、バンドで弾いてらっしゃる方とか、 あるいは、これからギターをやってみようかなという人も。はたまた、そこにすら達してない人まで、皆様お集まりで。 今日は、ギタリストのためのクリニックですから。」みたいなご挨拶。

音楽学校で教えてたこともあるが、ギタークリニックというのはあまり経験がない。という話。去年クリニックをやったが、お店によって方向性が違うということで、そこではわりとライブ的な内容だったけど、「今回は、クリニックという感じで進めて、どんどん弾ける人に前にでてもらって弾いてもらったり、楽しみたいと思います。いただいた質問もどんどん読んで、答えていきたいと思います。」

「バンドなどで、ギターを弾いてる人ぉ」と手をあげさせて、後ろのほうにいた人に、「じゃあ今日はあのあたりの方を中心に弾いてもらったりしましょう。」

●Angelus ACEの説明

材の説明後、「ハムバッキングが2つ、スイッチで(片方だけならせるので)、例えば(フロントもリアも)ブリッジ側だけにして、ストラトみたいなシングルコイルで音がだせたりする。じゃきっとした音。他、様々な切り替えの音を実際にきかせる。音の違い顕著。「これらが、瞬時にスイッチで切り替えられるのでよい。」と。

●これから、ギターをやりたいと思うが、何を基準に選んだらよいか。
●エレキとアコギどっちがいいか。

今は国産でも安くていいものが沢山でているので、お店にいって、可愛いとか、好きになったものを選べばよい。いい音がでるらしいけど、なんかこれぇって思ったら、続かない。というような話。初めから、高いギターを買う必要はない。「3万ぐらいでもいいですよね。」「十分です。」お店の人も太鼓判。「その際はこのクロサワ楽器さんに来ていただいて(笑)。」
お店の人と仲良くなるのもよい。と。まだ、ジャップス・ギャップスにも参加する前の学生のころ、新宿のクロサワに毎日のようにいっていたと。店員さんのようにもなってしまって、逆に若い店員がわからない、ボーボー雑音がするというお客さんの質問に「俺、わかるかも」と、ジャズべの、シールド入れるジャックのところ、なおしてあげたことがあると。ドライバーで裏あけて?、ガムテープとかもつかって;。(入りすぎて、シールドの先が底にあたってる状態だったらしいです。シールドの先、指でさわると、ボーボーいうあの状態かと想像しました。)
通販とかでは、駄目、キーボードとかと違って、触って音がでるものではない。ギターは、手にとって、抱えて、弾いて、音をだすもの、ブリッジやPUと違って、ボディやネックは取り替えられるものではないので、自分で触ってみることが大事。楽器屋さんで、ローコードでもなんでも弾いてみて、おなかに響くものがよい。
エレキとアコギはやりたい音楽にあわせればよい。
●オリジナルギターを作った後で気に入らなかった場合の対処方法??

「設計の段階でかなりやりとりするので、出来上がったものは満足です。PUとかは、その後やりとりすることもあるが。」アンジェラスACE、ACEさんの使いやすさから、アームアップができない設計になっているらしい。これは、市販のモデルもそうらしい。(アンジェラス・エース。シャーベルのクエストで課題だった部分をかなりよくしたものらしい。)
●縦のビブラートがうまくできない。H・Pで音がならない。

質問者、強制的にステージに上がらされる。「こうなるんです」と、ローポジションでびよんびよんとあげる。「できてるんぢゃない?。あ、人差し指より、中指もつかって、こんな感じ。上げ下げするというより、まわす感じ?、支点はわりと親指にかかる感じかな。」「こんな感じで、上の(ポジション)ほうでやってみたら?」手首をひねるような繰り返しのしぐさ。「横は?できるんだ?クラシックでよくつかいますよね。」席にもどる。
「あ、もう1つあった」質問に気づく。「ハンマリング・オン、プリング・オフ・・こういうやつですね・・・、」実演。口頭で説明。タイミング・・・っておっしゃったかな;、(叩いたり、はじいたりの)「力ではない」と。
●三連がうまくできない。

質問者、同様にステージにあがらされる。。「どんな感じ?あ、ペンタトニック(スケール)ね。」「早くなると、もう無理(笑)」とおっしゃる質問者。「オルタネイトはできてる?」(この方にいたんだっけかな;)「なるべく意識してます。」「こんな風に練習してみたらどう?。」4つの音のスケール・・・だったかな・・・(汗)ちょっとこの説明の理解が難しかったんですが、、、、;1拍に3連をいれる練習というより、16分音符を4つ弾いて、頭は3で感じる弾き方の練習というようにとったんですが、私の理解でし・・・ウソかも。
●習いにいったほうがよいか。

「ちなみに僕は独学です。独学ですが、教えてたこともあります。が、あまりおすすめしません;。」ようは、良い教え方をするかどうかわからないから、ということのようでした。友達に聞いてよい先生ならよいけど。。みたいな。それより、ギターの弾ける友達が近くにいたほうがよいというようなことを。
●カッティングのコツ、硬くなってしまう。

全部の音に神経集中させるから(こんな言い方してないです;)、硬くなる。「常に4つを感じながら、手首やわらかく、こう、海の中のワカメのように・・・(ゆらゆら手をくねらせる・笑) ピックはしっかり持たないと、飛んでっちゃいますからね。腕は2倍??」

●夜中に音がだせない。

「練習は生音でやるほうがよい。そうしないとピッキングが弱くなる。」生音で聴こえる強さと、聴こえない強さでピッキングし、実際アンプを通して、生で聴こえない音でも聴こえてしまうことを実演。「ピッキングは強くして、そこから弱くも弾けるようにして、音に表情をつけられるようにする。」アンプとかエフェクター通すと、音も伸びるし。。。

●楽しい運指練習

「あれば、教えてもらいたいぐらいです(笑)。」4本の指が均等に動けばいいけど「僕もその域には達していません。小指とか指カックンになったりして(笑)」同じ弦上の移動&隣の弦への移動と、「ジグザグに弾く練習用フレーズを考え出して、やっている。自分の苦手克服のために、フレーズを工夫してやってみるとよい。考えるのもまた楽しいじゃない。特に、同じ弦を高い音から低い音にいくのが苦手、逆は、前の音に指が残ってても弾けるけど、低いほうにいくときは、必ず離さないといけないから。」そんなあたりの克服フレーズなども考えて練習しているらしい。とにかく、疲れたりとかしたら、「僕はすぐやめます。他のことしてリフレッシュしてからまたやる。」疲れたような状態でやったことは、身に付かないということようなことを。。

●よくスライドを使われてるようですが。

スライド好き、移動できるから、チョーキングだと、その場になるので、あまり動けない。動きのあるフレーズが好き。

●左利きの子供に教えるには。

「ピンポイントな質問ですが;。向かい合って、やるとか?」

●●セッション。

三人の男性が挑戦。今日は早目にきて、シンセにドラムとベースを打ち込みましたから。というエースさん。コードは、Am×2、F×1、G×1の4小節をワンパックのループ。「何小節ぐらいですか?」と質問。「うんと、64小節かな」・・・っていったような?、よく聞き取れませんでした。2コーラス分ぐらいですよね。そんなに長かったかどうか;。「大丈夫でしょうか。」とみなさんに声をかける。うなずくギタリストさんたち。「僕が、バッキングを弾きますから、みなさん、存分に弾いて下さい。」ひとりずつ呼ばれて披露。1人目はアーム付きギターを選択。タッピングとかもありのハード派。2人目は、アンジェラスを選択。3人目は持参のギターで挑戦。(半音下げギター使用のようでした。)

「今はアマチュアの方も上手な方が多くて、下手したら僕のほうが(笑)。ひとりめの方など、スウィープとかやられて、まるで、ルーク篁のギターをみているようでしたね。篁や〜んって(笑)、二人目の方は俺や〜んみたいな。」なんて解説しながら、とにかく楽しそうなエースさんでした。「楽しいですよね。いつまでもやってたいですよね。」
●テクニック

「超絶ギターテクニックみたいなところでは、プロの中でも、僕は下のほうかもしれない。ただ、テクニックは表現するための道具であって、テクニックだけがどんなにあっても伝わらないと思っている。篁がスゴイところは、やっぱりテクニックだけぢゃなくて、それを表現する力があるからすごい。」というようなことを。「表現の工夫(ごめんなさい。言い方正確ぢゃないです)というところでは、一番とはいわないけど、かなり自信を持っている」というようなことを。「もちろん、だからといって、テクニックをみがくことをおろそかにしてはいけない」というようなことも。

「ゴルフのレッスンプロみたいに、クリニックだけやってくということはありませんが(笑)、こういった、ギタリストを対象にしたクリニックのようなものは、お声がかかれば、色んなところで、色んなカタチでやっていきたい。ギタリスト人口が増えてくれれば嬉しい。」というようなことを。
●クロージング

時間を気にされ、終えようとしたエースさんに、大丈夫ですよどうぞとスタッフから。もう一曲。

♪into the blue(1カポ、指弾き曲バラード)

ギターを置いて、「ありがとうございました。」と深々とお礼をして、退室。。。

 

★覚えてることはざくっとこんな感じではないかと・・・とりあえず、ご報告はこんなところでございます。また思い出したら追記いたします。


(2005年5月29日)