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face to ace 〜Live Tour'05”Hang in there!” (初日)    2005年1月30日 渋谷 O-east


1ヵ月ぶり?、そう、O-eastは、クリスマスイベントが行なわれたduoの2階なので、約1ヵ月ぶりに向かう・・・。
開場直後ぐらいにいったところ、すでにシャッター内から人が溢れんばかりの状態で、250番ぐらいの私は、じっと番号が呼ばれるのを待つ。
呼ばれて2階にあがると、意外にも物販の前はがらがらで、会場内も余裕がありそうだったので、先に購入し、中にはいってからも、にーさんとしまっちの間くらいの4,5列目に立つ。
流れてる音楽は、ジャズだった気がする・・・。

ステージのセッティングは、あまりちゃんとみなかったのですが、以前はVoxのアンプ使ってたしまっちが、ACE さんと一緒のメーカー、Laneyになっていることに、おっと思いました。前回とか覚えてないので、いつからでしょうか。。。;


客電が落ち、下手からあらわれるACEさん以外のメンバー、定位置に。歓声と拍手。
・・・フェイドインしてくる、このマーチなこの曲は?、そして飛び出してくるACEさん。いちだんと大きな歓声があがる。
KALEIDO PARADE
生き生きとして(?)楽しく元気な1曲め。サビだったかな、ACEさんのキラキラ星のような、振りがかわいかったです。

ACEさんは、なんていうか、モーニングコート?、丈の長いジャケットに白いワイシャツ、ネクタイ、ストライプのパンツ。
髪型は、これまでにない(?)ナチュラルに流れる感じ?海月さんは、・・・ハテ?(ぉぃ;)

白いアンジェラス・エースをうけとって、
■ENOUGH!
初期の元気な曲の代表みたいな曲ですが、原曲にない、ツインでちょっとメロディアスなギターソロとかあっていい感じ、
ツマミストの海月さんも、ぐりぐりもんです。

「こんなタイミングでどうかと思いますが、明けましておめでと〜っ♪」
「まだ、ぎりぎり1月だからいいですよね(笑)。今年は大きな一歩を踏み出す年になると思います。よろしくお願いします。

■流星雨
ぐわっとロックな感じで迫ってきます。ギターソロ、海月さんと西やんのカカン・カ・ンカーンなリズムが決まっててかっこいい。それにACEさんのギターが応え、走る。
■RAIN
このシーケンサー音が会場を飛び回るような感じ、久しぶりのRAINで嬉しい。変拍子風のドラムがおもしろい。
■ESCAPER
いきなりのイントロ。しまっちとACEさんで、追っかけこするようなギターカッティングのイントロ、見た目もかっこいい。
空間に残るボーカルの余韻が気持ちいい。。。

ん?ギターはこの3曲とも、白いアンジェラスだったかな・・・?だとしたら、カポなしの白アンジェラス使用、珍しいですね。はじめてかも。。。


何か言いかけるACEさんに、会場から「兄貴〜♪」と男性の声、一瞬ことばを失い「あ、どーも、兄貴です;。」深々とお辞儀(笑)。
「暑いですねぇ。外は寒いですけどね。あ、みなさん風邪とかひかないでくださいね。ノロウィルスとか、、、、あとなんでしたっけ・・・(思い出せず)・・・そういうのも、気をつけてくださいね。・・・・ふっ、ど〜やって(笑)。」
「いよいよ、ツアーが始まりました。東京、初日っていいですね。やっぱり、ホームグランドから後押ししてもらって・・・今日は皆さんからパワーをいただいて、次にいきたいと思います。

・・・・とはいえ、やや場がまったりしているのが気になるのか、戸惑っている様子のACEさん。
「ま、むやみに、こう(力こめて)こられても、他のライブみたいに、なんでもかんでも、ついてこいよオーみたいな、なんとかなんとかオーとかいうのもね。
 face to aceらしくて、これはこれでいいですよね。そんな年ぢゃないし。」(爆)。
あ、皆さんはお若いですよ。」・・・となぜか、ステージ中央でニンマリスマイル(なんでしょ・・・あの含みのある笑顔は;)。爆笑
「僕自身がね。(クンクンと嗅ぐ)・・・大丈夫でしょうか、加齢臭とかしてないでしょうか?」おもろい;。
「ゆっくり最後まで楽しんでいってくださいね。」

「ツアーに出ると、新幹線とか飛行機とか乗りますけど、僕はあの、空港の雰囲気が好きなんです。ロマンティックな感じで。
 こうメカニカルな空気に逆に旅情をかきたてられるというか。」
「そんな気持ちを曲に・・・。」・・・なぜか、笑いがもれる;。
「笑うな(怒・笑)。笑うところぢゃないです。」。

■ON THE WING
う〜、この曲大好きなんです。。。感情こめて歌い上げる。私の好きなサビのギターフレーズを今日は、しまっちが335でたっぷりと。。。
ちょっと金属的な響きのピアノ・・・。ドラムが・・・ちょっと重い気しました;。
■オルフェウスの朝
西やんのカウントで、いきなり。新しいパターンですね。今日はたぶんまわらなかったACEさん。
もう定番中の定番曲、安心して、体が揺れます・・・。

・・・ひっそり、下手にさるACEさん。

やや無機質なアルペジエーターサウンド(って言葉あるのかな;)、宇宙チックに拡がりのある音でやわらかく空間を包む。
マレットが、シンバルを優しくなでるように走る・・・。ほのかな暗さのステージ上、一点を斜めに射す黄金色の照明が、月の光のようです。
・・・ACE さんが戻ってくる。

■Flow
後ろから、メンバーを照らしあげる照明が綺麗・・・。ピアノが優しく響き、溜めるように大切に歌うACEさん。
335のしまっち、指弾きでしっかりささえるヤンズさんのベース。

白いアンジェラスで
■a new day
緊張がほぐれて、一丸となって迫ってくる。気持ちいい。相変わらず、リズム隊のキメが楽しい。


「1月の5日ぐらいから、急に迷惑メールがくるようになりまして。”仮登録されています。”サイトにアクセスもしたことないのに・・・(笑)。」
その名も「人妻ク○ブ!(笑)」その後も、警告だの、とうとう「申し訳ございません。説明がわかりにくく・・・。」で後は同じ内容とか・・・でくると。
で、無視してたんだけど、ちょっと心配になって、「近くのボー○フォンショップに駆け込んだんですけど(笑)。」急に増えたとかで、無視してくださいといわれたそうです。
(そうなんです。うちも、まさにそのころから、その内容と順番できてるかも、にーさん代わりに確認してくださってありがとうございます;。)

「さて、そろそろライブも中盤に差し掛かって参りました(笑)。 本来の目的である、体脂肪燃焼タイムもかならずやこの後に(笑)。」受けている海月さん。
「でも、まずは徐々に体を動かしていただいて、この曲から・・。」

■SLOW DANCE
シンセの音が、右に左に飛ぶ・・・・。キメがややしんどそうにも感じる。新曲ならではの緊張感、メンバーの集中が伝わります。
ギター、ひさしぶりにACEモデルだったかもしれません。。。これまた最近には珍しいアームから始まる、浮遊感のあるソロ。。。


「気持ちいいね〜。」伸びをするようにACEさん。いやん、そういわれると、なんか嬉しくなってしまいます。
「今日は、ネクタイなんぞしてみました。別に法事帰りとかぢゃないですから(笑)。」

ヴァリアックスが運ばれる・・・・ライブでも使うんだぁ。。と思う
■FLAMING DAYS
この曲は、リズム隊が楽しかったです。サックスソロの代わりにフィーチュアされたドラムソロにベースソロ。それ以外のキメもカッコイイ、西やんの早いおかずとかにも、うふっ。
ギターソロは、赤いアンジェラスに変えて弾きあげる。。。

森永さんにギターを手渡す。
■TWO OF US
ピアノのきっかけから、ゆったりと入るボーカル。シンバルがやさしく絡む・・・。ベースが歌う・・・。このドラムもやや重め・・・??
しっとりとしたしまっちのアコースティックギターのソロ。・・・ソロ最後、オリジナルでちょこっと気になってた切れる感が、トレモロ(?マンドリンみたいな弾き方)になってて落ち着いた感じでよかったです。
今日のしまっち、影があるというか・・・大人の男です・・・。


「今のTWO OF USという曲は、レコーディング中に出来たんですが、本田がつくってきてくれて、早春に続く、尾道ソング(笑)。
YANZ君が狙ってて(笑)。
」「(秀ちゃんは)”俺の歌だ”とまでいってますからね。」と海月さんまで。「だって、岬でてくるし。」とYANZさん(笑)。
「そう、前に”早春”をイベントで歌ってもらったことがあるんですが、この歌もまたそのうち、歌ってもらいましょう(笑)。」
「いいんですか?」嬉しそうなYANZさん(笑)。
海月:「そのかわり、尾道三部作の三部作目は自分で作れ(笑)」
ACE:「作れ(笑)、詞も書け、歌も歌え(笑)。・・・そして、それをもらうと(笑)。」
ヲイヲイ。

「では、そろそろ燃焼タイムに・・・そろそろ来てますか?そろそろ来ていただかないと、こちらも汗流してやってるんですから;。」あははは、了解。がんばります(笑)。

ヴァリアックスが渡される・・・
「ツアー初日は、ペース配分とかも出来なくて、いけるところまでいけ〜って感じになっちゃうので・・・。で、ここで躓いたり、転んだりして、徐々に大人になっていって、次にいくんですねぇ。」
「初日は、まだだれも次の曲をしらないから、ワクワクするでしょ。これが明日になると。。。今はインターネットの時代ですからね。すぐに詳細なレポートが出回って、僕のほくろの数までわかってしまうという。」・・・そこまでわ(汗)。
「明日の朝には、きっと離島にお住まいの方にまで伝わってると思いますよ。」

・・・ということで、体脂肪燃焼タイムスタート。

■FIESTA
この辺りから記憶が・・・;、にぎやかに、、、そうだ、ACEさん、勢いのあるソロ明け、チョーキングビブラートかけながら、歌に入ってるぅって感動しました;すいません;こんな記憶しか;。

■Street Game
ここからは、赤アンジェラスだったかと、今日はギターよく変えますね。
勢いのある定番曲、会場から上がる腕もよく揃います。

■月夜のケモノたち
■SPUNK ME UP
■P−MACHINERY

弦楽器陣が3人ならんで、弾きまくってる姿がかっこいい。しまっちが兄さんになにか囁いてるのが気になったり(笑)。
などと、おなじみの燃焼タイムナンバーが続く中、新しいアルバムからのゆったりとした「SPUNK ME UP」は、箸休めてきな効果で、ほっとしました。
かといって、場が途切れるということではなく、太いギター、しまっちの力強さなど感じられ、ハードでよい意味の緊張感でつながる感じ。
2本のギターでのソロも、それぞれに聴かせる・・・。
そして、再び、一丸となってのカバー曲。海月さんの左手が宙をさす。お客さんの手もあがる。海月さん消える?(笑)熱く熱く盛り上がる!

「ありがとうございました〜♪」


♪アンコール♪

色違いのツアーグッズのTシャツに着替えたおふたり。ACEさんは、上にジャケットを羽織ってる。
現れたのは二人だけ、それぞれの位置につく。

ヴァリアックスを持って始まったのは・・・
■INTO THE BLUE
しっとりと、ギターを弾きながら、歌い上げるバラード。エレピも綺麗に響く。。。
■がらすのゆめ
流れてきたのは8ビートのリズム?、何の曲・・・?と一瞬。
おぉ、ふたりヴァージョンのがらすのゆめではないか。単音ギターの部分がやわらかいシンセ音になっていたり、アレンジも割りとタイトな感じで。
生ドラムの音圧はないけど、落ち着いた・・・。でもインストアとはまた違った広い空間で、メロディの美しさを改めて味わえる、ftaならではの贅沢な演奏だと思いました。
これまで、燃焼タイムの定番曲だっただけに、余計心憎い演出です・・・。

ここでいったか、もっと前だったか・・・;
「アンコール、ありがと〜。・・・アンコールだけじゃなくて、来てくれて、本当にありがと〜。」と嬉しそうなACEさん。

「あ、楽器自慢、これが色んな音がでるという新しく買ったギターでして。」拍手〜。「ありがとうございます。えらいのは、このギターで、僕は全然偉くないんですが(笑)。」
「ローディーの森永君に、”卑怯”とかいわれまして。(袖のほうを見ながら?)あ〜、卑怯だとも(笑)。」(爆)。
「このギターを持って、ことしは、全国くまなく回ったりとかしたいと思いますので。廃線になった線路の上(っていった?;)でライブとか。」
「そんなところいったら、僕帰ってこれないと思います。」と海月さん(笑)。


メンバー紹介。

・・・順番忘れた(^^;。西やん、しまっち、ヤンズさんの順だったかな??

ポプシクルの韓国ライブを終え、「韓国帰りのしまっち」と紹介されたしまっちは(ここで「上海帰りのリル」を思い出した私は年寄り;)、
「韓国どうだった?」とACEさん。「アンニョハセヨ」ぼそっとしまっち・・・あはは;。
「YANZくんは、新しいベースを買いまして、あのゼノン石川と一緒のアトリエZのベースだそうです。」とACEさん。
・・・今日はお披露目だけ?森永さんが持ってきてくれて、嬉しそうにするYANZさん(笑)。抱いて寝てるような感じでした。黒っぽい5弦だったかと。

そして、「向かい風を捕らえて、前に進むためのもう片方の翼、オンキーボーズ、本田海月
・・・右手で翼のポーズをとりながらお辞儀(笑)の海月さん。「どうもありがと。」ときっちりご挨拶。

そして、再び全員で!

■ノンフィクション
アップテンポのこの曲は盛り上がります。またまた手が上がって、左右に揺れます。
ステージも会場も楽しそう。

■so sad-so what?
海月さんに黒いアコギが運ばれてきて、水を得た魚のように、前に飛び出します(笑)。そういえば、本日初のステージ前?、
ここまで溜めてきたものを吐き出すかのようにステージ中を駆け回る海月さん、楽しそう。(私エセ鍵盤弾きとして、ちょっと気持ちわかるかも;。)
ギターから弾きかえるシンセソロも、すでに手馴れたもの?。ヴァリアックスの弦も切れたまま歌い続けるACEさん。
バックの音が消えて大合唱。微妙にハモっているのが、さすがftaファン(S2ファン信者出身多し)って感じでしょうか;。ACEさんの「もっともっと」の仕草に、いつまでも絶えない歌声。
ふたたび、演奏に戻って、エンディング、ギターを持ったまま転がりこむ海月さん(笑)。笑顔いっぱいのステージ。

「ありがとうございました〜♪」手を上げて、お辞儀をして、歓声に応えるメンバー。

あ〜、ほんとに良いライブでした。ありがとうございました。お疲れさまでしたっ!


<雑感>

いやぁ、よかったです。楽しかったです。
自分にとって「ライブはトータルで楽しめたかどうかだ」みたいなことをよくいっていますが、
その中でも、「音楽」の良さ、楽しさの比重が高いライブだったと思いました。
新しいアルバムで、アップテンポだったり、ハードだったり、ライブでかっこいい曲が増えたこともあると思いますが、
選曲もよかったし、曲順もよかっし、音も前回のO-eastと聴く場所が違ったので一概にいえませんが、まわることなくよかったです。

やっぱり、音楽で楽しめるライブってのは最高です。

(2005年2月9日)