お気に入りの音たち ライヴな音  Home

イケベ楽器池袋店&Caparisonプレゼンツ ACEギタークリニック 2004.7.31(土) 15:30〜 @池辺楽器池袋店 4F OMスタジオ

今回のクリニックは、いわゆる(株)共和商会が扱っている
「キャパリソンギター」「レイニーアンプ」「タカミネギター」
についてのクリニックということで、
主に事前に参加者が書いたアンケートの中の、それっぽい質問に
ACEさんが答えつつ、話を広げる形で、クリニックは進行しました。
質問、答えともニュアンスでございます。(そして順不同)ご容赦。

40名ほどのクリニック。1時間強?。メモが取れませんで、
全神経をかたむけて、理解に努めようと努力はいたしました。
クリニック終了後、1時間半ほどロッテリアで内容を思い出しつつ、
暗記できるはずない機材名等は、その形等から、家で検索したり。
それをもとに、あてにならないポイントだけのご報告です・・・。
そもそもギタリストでない私が書くこと自体、無理があるのですが、
私の理解したレベルで、書かせていただきます。
誤り等ございましたら、ご指摘、フォローお願いいたします。

 

●「ステージ上の機材」
(改めて説明があったのは、ギターとアンプだけなので私の主観もはいってます;)

◆ギター:
・アンジェラスエース(赤)(キャパリソン)
・エレアコ(タカミネ)(←モデル名は、ACEさんも失念したらしい;)
・アンジェラスエース(白)(キャパリソン)
・アンジェラスエース(赤)←メインはこれを使用

◆アンプ:
・パワーアンプ、VH100R(レイニー)
・キャビネット(レイニー)※型番わかりません;GS412PAかなぁ?
・コンボタイプのアンプ(レイニー)※型番わかりません;VC30-212だと思う

◆ラック内:
・プリアンプ、MP1クラシック※アンプの音づくりは主にこれ
・・・後は全然わかりません(^^;、1U、2Uタイプのものが、3,4個はいってたように思います。
「ch16」?とか光ってた気がするので、フットコントローラーで切り替えるマルチエフェクターとかもあるのでしょう(^^;

◆足元:
・ボリュームペダル
・チューナー(たぶん)
・おっきな青いフットコントローラー(RocktronのALL ACCESってヤツでしょうか???)
 ※ちょっと見る機会があったのですが、各ボタンには「crunch」等プログラミングした音の名前が
   手書きシールで貼ってありました。
・黒いマルチエフェクター?(BOSSだったと思います。ペダル2つ?)※型番わかりません;

●「SPIRAL STEPSのリフがうまく弾けない」

実際に打ち込みのカラオケに合わせて1曲演奏の後、ポイントとしては、「頭の(ジャ〜ンジャジャカジャン)のあと、一回(気持ちとピックを?)持ち直してから、改めて1弦の開放から、つぶ立ちよく弾き上げて1本1本ちゃんと弾く。」と実演。外にでるギターの音はアンプのみだったのか、場所のせいか、カラオケとかと混ざっていなくて、ダイレクトに伝わってきて、あぁギタークリニックって感じでした(^^;。

●「ANGELUS ACEの特徴、好きなところ」

(材の説明もありましたが、私も覚えていないので、キャパリソンサイトさんとか、教則DVDで確認お願いします。すみません)
アーチドトップのよさの秘密については、聖飢魔II時代のジャクソンのころからお世話になっているという、キャパリソンのデザイナーのカンノさんにも助けを求めつつ、「真中が膨らんで、端がすぼまってるので、振動が端っこに伝わって、端にくると音がつまって、倍音がでたりとか、それぞれが複雑な動きをする(カンノさん談)。」そうです。「まるで大家族に育ったこどもが逞しく育つみたいな?・・・」と笑いをとる(?)ACEさん。サイドの黒いラインは工場泣かせらしい(カンノさん談)。

●「軽めのボディに、ビンテージなPUがお好きなのかと・・・」

付き合いの長いカンノ氏は、最初↑のように思ったが、逆だったという。ACE氏は、「そうですね、重めのボディにハイパワーのものが好きですね。ワルでしたから(?笑)。」そして「ビンテージのものは枯れたよい音がするけれど、逆にそれ以外の音を出すのがむずかしい。ハイパワーのものは、ライブということであれば、音のつくり方でビンテージっぽい音もでるし、パワーもある。色々表現ができる。」というようなことを。

●「ANGELUS ACEのスイッチ類」

アンジェラス・エースには、フロントとリア、F+Rを切り替えるスイッチだけではなくて、フロントとリアそれぞれを、ブリッジ側、ネック側のそれぞれのシングルコイルとハムバッキングの3段階に切り替えられるようなスイッチが2つついてる。「たとえば・・・」と片方のスイッチをネック側からブリッジ側に切り替えて、「硬い音になりますよね。」という風に実演。確かに。。。両方とも同じ方向(たとえば両方ネック側とか)にすると「位相が・・・一緒・・・になるんですよね?」とカンノさんに確認。「それよりも、逆にした音の方が僕は好き。」で、多分・・・、特にフロントをブリッジ側、リアをネック側にしたクリーンな音が好き、よく使う・・・とおっしゃってた気がする・・・ウソかも・・・。スパイラルステップスのクランチサウンドは・・・、フロントがハムバッキングで、リアがブリッジ側のシングルっていってたかな(やや怪)。

●MISING WORD〜カポの導入、開放弦

白アンジェラス、3カポ?。この曲、フルで演奏したんだっけかな、すみません失念。。この曲については、もともとキュっという弦を移動させる音ばかりでて、アルペジオがあまり得意ではなくて・・・という話からだったかな。カポを上手く使うことで、開放弦を発生させて、前の音の余韻を残すアルペジオのおもしろい効果を出しつつ、開放弦を使うことによって、演奏の負荷軽減も、みたいな話だったと思います。「イントロのアルペジオのフレーズを歌部分では、ゆるいストロークみたいに」とかおっしゃってたかな。

●「弾きながら歌うことで、以前との違いは?」

「歌う時には定位置にいなければならないので、以前ほど動けない。ギターソロで音を伸ばしているときに、歌にはいらなければならない曲もあるし。」

●「一番お気に入りのギターソロは?」

「一番お気に入りのソロ?・・・ソロ・・・なんだろう・・・」とかなり悩んでた様子。「FLAMING DAYSかな、後は、6月4日に出た、流星雨のソロも結構よく考えられたソロで、あ、自分としてはですよ(笑)、気にいってます。これは、本田の”スカンカ・ンカーン”のエレピと上手くからんだ(という表現ではなかったかも)フレーズになってる。」言われてみれば・・・ピアノのリズムを追っかけるフレーズになってる、気づかんかった;。

●「流星雨」のソロ

上からの流れで、ソロ部だけ弾かれる。「最後タッピングもあるし・・・タッピングったって僕はタッピング得意なほうではないので、たいしたことは弾いてないんですよ。ルーク篁みたく、か〜っとか弾けるわけぢゃないし(ってここでいわれたんだっけかな;)。」「こんな感じで、開放の3弦、4弦の3フレット、4フレット・・・(だったかな;そんな弾き方あります?;)。」とゆっくり弾いて下さる。6連?となん連っていったかな・・・。失念。

●タッピング

「普通、ピックを持ったまま中指で、タッピングする人が多いと思うんだけど、僕は人差し指でやってます。始めた頃に、(弦を)あげるようにあててたんだけど、やりにくく、下げて(弦を下にはじくように)タッピングするようになって、それが人差し指がやりやすかったので。」と「ただ、そうすると中指の下にピックを挟んで、やるので、ピックを元に持ちかえるまで時間がかかって、タッピングの最後は、次までの音が長かったりします(笑)。」「SPEED OF LIFEでも、同じようなことやったかな・・・えっとあれは・・・(しばらくぶつぶつ思い出そうとされる。)・・・またの機会にします。」(笑)

●アンプ

「アンプの音は、聖飢魔II時代から、MP1クラシックというプリアンプでつくっていて、レイニーのアンプについては、今はパワーアンプ部(音の増幅)としてつかってるだけなんです。すみません(とカンノさんに;)。でも、それだけでも前に使っていた、ピーヴィーと比べて、アンプのカラーが出てますよね。」ヨーロピアンな腰のある音っていってたかな。今日は直接音を出してみようということになり、ラックからシールドをはずし、レイニー(VH100R)へ・・・と「in putってどこだっけ?;」ACEさん??;。無事繋ぎかえて、自らつまみ類をいじりまわす。「EQを全部5にして・・・」ジャ〜ン「あぁ、結構歪みますねぇ(笑)。普通こんなことしないから、ぢゃ全部フル天で・・・」ジャ〜ン「おぉ、結構ハイがきついですね。」うん。「ちょっとハイをさげて、ロウも・・・。ゲイン抑えて・・・」等々、弾きながら調整。「”ドライブ”っていうスイッチがあるんですね、ちょっと入れてみましょうか。」とても嬉しそうにいろいろいじられ、ジャ〜ン「いいですよ。この歪み(笑)。」それで、スパイラルステップスなども弾かれ「いいぢゃないですかぁ。」別系統でクリーントーンとかもセッティング、セレクトできるような感じでした。エイジング(?)もっと使い込んで、「またご報告します。」とのこと。

●アンプ(コンボ)

「クリーントーンに張りがあります。ヨーロピアンの湿り気もあるし。イギリス製ですから(笑)。こっちは、レコーディングとかでかなり使いましたよ。オルフェウスの朝のカッティングとか。クリーントーンなんだけど、ちょっと頭つぶして、歪ませてみたいな使い方。(色っぽい音っていってたかな)CDとかでいいマイクでひろった音を聞いてもらったほうがよさがわかるアンプ。」というようなことを。「まだ(アンプに)、マーキング残ってますね。なんの曲かわかんないけど(笑)。」スピーカーが二つはいってるんだとか。

●CLOUDY DAYのソロについて〜カポの使用、開放弦

エレアコ、3カポで1曲演奏。「アコースティクギターで、チョーキングというのが、僕はあんまり好きではなく、クウィ〜ってやると、(自分も)クウィ〜ンってなっちゃう気がして;、で、どんなソロにと思ったときに、やっぱりアルペジオの、アルペジオも切るんぢゃなくて、前の音の余韻を残したソロ、左手あまり動いてないですよね。」というような。なるほど。。。ここでも、「カポを使って開放が使えれば、弾くのも楽にもなる。」と。練習して苦手を克服することは大事だが、得手不得手はあるので、自分にあった弾き方を考えるのも大事というようなことをおっしゃってました。

●「a new dayのカッティングどうやってるのですか」

♪レールが奏でるリズムは〜のとこの、ギターカッティングについて、実演。「カポついたままですけど、、、」といいつつ、やりにくかったらしく「やっぱり、はずそう;。」・・・そして急にそこからは思い出せないようで、長々とつぶやきながら唄われ、そのままそこのフレーズに。・・・・。「こうやって弾いてます。わかりましたか?」・・・???。ちょ、ちょっとそりは・・・;;;。とりあえず、3拍子の頭と次の3拍子の2,3拍め(6拍子の1、5、6って数えるのかなぁ;)は強調して弾かれてたんぢゃないかと・・・;。(そんな理解かよ;)

●エレアコに真空管アンプ

「TAKAMINEのエレアコなんですが、どっかのライブでも話しましたが、自分でイロイロ音がつくれて、それをメモリーすることができたり、リバーブがついてたり、弦張らなくてもいいんぢゃないかっていうぐらいいろんなことができたんですが、最近、真空管アンプ(プリアンプ)がつけられるってことで、先日つけてもらったんですが、実は、”電池で動く真空管・・・?;”ってちょっと思ってたんですが、これが、なかなかいい!(笑)、これが(真空管いれないと)いわゆるエレアコの音になれてる方なら、それらしき音だと思うんですが、そこにだんだん加えていくと、真空管だから、音も大きくなってくんですが。ほら。」・・・確かに太い音がします(^^;。「エレアコにあんまり音凝ってつくりこんだりしないので(^^;、しばらくこの真空管アンプをつけたままいきたいと思います。」とかなりお気に入りのご様子でした。

●「ビブラートについて教えてください」

「小さいチョーキングを繰り返す縦ビブラートより、クラシックや、バイオリンなんかで使う、横のビブラートが好きです。要のソロとかには結構使ってる。」とおっしゃってたかと。

●「あなたのギター弾かせて!」

会場を見廻したACEさん「もう少しギター持ってくる人がいるのかなと思ったんですけど、(たぶん、4、5名?)そしたら、ちょっとつないで弾かせてもらおうかなと思って・・・、ちょっといいですか?何のギターですか?」と目の前の男性に。ケースからアンジェラスエースがでてくると「あぁ、なんだぁ(笑)、あ、なんだってことないですよね。ありがとうございます。いや、変わったギターとか弾いてみたいと思って・・・。」後ろの方にも、「なんですか?」「キラーです。」おぉぉぉぉぉぉ。「おぉ、ルーク篁のですか?(笑)キラーもいいギターですよ。ちょっとこっちきて。」キラーのギターを持って現れた男性に「弾かせて、弾かせて(笑)。(こどもです・・・;)」グレーのファシストってやつですかね。あんまり詳しくないので(^^;。「ねっ、ねっ、このスイッチ何?(笑)」嬉しそうなACEさん。「あ、ダイレクトスイッチ(っていったかな;)です。」「あぁ、KISSのポールとか、やるよね。えっと・・・(やり方模索ちう)。」「ボリュームOFFでも(?)。」「あ、はいはい、こんな感じで・・・」とスイッチ奏法(スイッチング・トレモロ奏法?)っていうんですかね。スイッチ切り替えながら、ポールと化してました(^^;。ホントに嬉しそうでした。「キラーはね、ホントにいいギターですよ。僕はちょっと弾きにくいというか、僕にはちょっとかなわないなという感じなんですけど。これはどうして?」購入理由を聞くACEさん。「あ、ファンだからです。」「あぁなるほど。」

●「舞台にあげて」

「ほんとは、弾く人とかステージにあげて、一緒にやったりしてもよいかなと思ったりもしたんですけど、ギタークリニックってほとんどやったことなくて、昔大橋と、名古屋かどっかで一回・・・。なので何やったらいいか全然わかんなくて、そんなこと過去にやったことあるのかとお店の人に聞いたら、やっても結構緊張して・・・って話でした。でも、またぜひやりたいですね。」というようなことを。

●「ギターを弾くのに大事なことは?」

「最後に、この質問ですが、”何を表現したいか”だと思います。たかがといってしまったらなんですが、たかが音楽なんですから、楽しまないと。自分が楽しむことが大事で、それを相手に伝えることはなかなか難しい。でも、自分だけが楽しくてもしょうがない。ちゃんと相手につたわって、相手も楽しくないと。テクニックも理論も、手段であって、表現するための目的ではない。」これは他の楽器でも一緒。というようなことをおっしゃってました。

 

★覚えてることはざくっとこんな感じではないかと・・・とりあえず、ご報告はこんなところでございます。また思い出したら追記いたします。

全体的な感想としては、集中して疲れたけど、とても貴重なお話がきけて幸せです。
共和商会さんプレゼンツという今回は性質上、しかたなかったのかもしれませんが、エフェクター周りの話ももう少し伺いたかったです。


(2004年8月2日)(2004年8月6日機材追記)(2005年8月29日修正)